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⭕ フィッツ村 3


レミィンダティナ

「 デモナさんが教えてくれたけど、パンダさんの刺繍とかマスコットとか寄附されてて、展示されてるんだよね?

  で見れるのかな? 」  


セフィ

「 エイミ、あの奥みたいですよ。

  うえに “ 展示室 ” のプレートが付いています 」


エイミ

ほんだぁ!

  早速、見に行こう♪ 」


セフィ

「 はい♥️ 」


 セフィ(白狼神フェンリル)の手をって[ 展示室 ]にはいる。


──*──*──*── 展示室


 なかでは、手巾ハンカチの刺繍,づくりのマスコットだけじゃなくて、クッション,エプロン,きんちゃく,トートバッグ,ヌイグルミも展示されている。


レミィンダティナ

「 わぁ~~。

  300年もまえからいろいろと作ってたんだね。

  トートバッグなんてなんしゅるいも有るよ!

  手巾ハンカチきんちゃくにはパンダさんの刺繍がされてるね。

  動物とか花の刺繍も有るね~~ 」 


セフィ

いろへんしょくしているのが残念ですね 」


レミィンダティナ

「 300年もってたら仕方無いよね……。

  余生を過ごすとしになる迄、“ 聖女様 ” として頑張ってたのかな…… 」


セフィ

「 エイミ、聖女が使用していた裁縫道具も展示されていますよ。

  ぶつも展示されていますね 」


レミィンダティナ

ほんだね。

  聖女が着用していた衣装も有るね 」


 さすしたるいの展示してないみたい。


 一寸ちょっとだけホッとした。


 展示されている聖女のぶつを見ていたら、とんでもないブツを発見した!


 アタシが1番欲しいと思っていたスマホ(スマートフォン)だ!


 やっぱり、聖女は日本人だ!


レミィンダティナ

せいぅ~~??

  スマホ(スマートフォン)せいって…どゆこと?? 」


セフィ

「 すまほ…とはなんですか、エイミ 」


レミィンダティナ

「 あ~~とね、便利な通信道具かな?

  離れた場所にる人と話せたり、手紙を送れたりする……みたいな? 」


セフィ

「 それは凄いですね。

  魔法具,魔道具,魔術具にも、それほど便利な道具は無いですよ 」


レミィンダティナ

「 相手も同じスマホ(スマートフォン)を持ってないと意味無いけどね。

  300年もってるから充電、切れちゃってるだろうな……。

  バッテリーも劣化してるかも知れないし…… 」


セフィ

「 じゅうでん?? 」


レミィンダティナ

「 えっとね、溜め込んだ電気で動くんだよ。

  バッテリーがきてれば使えると思うんだけど…… 」


セフィ

「 ばってりぃ…ですか?? 」


レミィンダティナ

「 構造に関しては、アタシも詳しく知らないの。

  まさか≪ フィッツ村 ≫でスマホ(スマートフォン)を見る事になるなんて思わなかったよ 」


セフィ

「 欲しいですか? 」


レミィンダティナ

「 そりゃ欲しいけど……でも、ひとさまスマホ(スマートフォン)だらかね……。

  ロックも掛かってるだろうし?

  別に無くても……ねぇ? 」


 スマホ(スマートフォン)を持っててもロックの解除が出来ないと写メも取れないだろうし……。


 バッテリーの問題も有るし、充電が出来ないと使えないし……。


 喉から手がほど、欲しいけどね!!


レミィンダティナ

「 《 孤児院 》に行こっか。

  聖女様がいた絵が飾られてるんだよね? 」


セフィ

「 行きましょう 」


 ごりしいけど、スマホ(スマートフォン)とサヨナラして、後ろ髪を引かれる思いで《 教会 》をあとにした。


──*──*──*── 孤児院


レミィンダティナ

「 …………一寸ちょっと廃れてるね。

  300年も経ってるし、しょうがないのかな? 」


セフィ

「 自由にはいれるみたいですね 」


レミィンダティナ

「 誰も暮らしてないのかな? 」


 《 孤児院 》のなかはいるとぐに壁に掛けられたが視界にはいる。


 パンダさんの絵だ。


レミィンダティナ

「 ……………………なんでパンダさんがグローブを付けてるの?? 」


 ほかのパンダさんの絵を見てみると、ゴルフクラブを持っていたり、野球のバットを持っていたり、サッカーボールを蹴っていたり、バスケットボールをしていたり、テニスやバドミントンのラケットを持っていたり、サーフボードのうえに立ってたり、「 えぇっ!? 」って思うような絵ばかり。


 コック帽をかぶってるパンダさん,エプロンを着けてるパンダさん,わらぼうきまたがってるパンダさん……いろんなパンダさんの絵も飾られている。


 可愛いんだけど……、なんか胸がキューーーって締め付けられるような気持ちになる。


 日本には返れない……家族にも会えない……分かってしまったとき、どんな気持ちだったんだろう……。


 アタシは未練が無いから別にね、日本に帰れなくてもいし、両親に会えなくても構わないんだけど……。


 日本に帰りたかったのかな…………家族に会いたかったかな……。


セフィ

「 エイミ、大丈夫ですか?

  涙を拭きましょう 」


レミィンダティナ

「 セフィ──。

  がとう(////)」


 セフィ(白狼神フェンリル)が持っている手巾ハンカチで、アタシの涙を優しくぬぐってくれる。


セフィ

「 パンダさんの絵に心を揺さぶられましたか? 」


レミィンダティナ

「 ……………………分かんない。

  この絵をいた聖女様は日本に帰りたかったのかな──とか、家族や友達に会いたかったのかな──とか考えてたら…………。

  300年もまえきていた聖女様と育った環境の違うアタシなんかに、聖女様の気持ちが分かる訳ないのにね── 」


セフィ

()()に想いをせながらいたのかも知れませんね 」


レミィンダティナ

「 どの絵も丁寧にかれてるよね。

  ほんとうにパンダさんが好きだったんだね。

  《 石屋 》の職人さんに頼んで作ってもらうくらいだもんね!

  ──そうだ!

  セフィ、パンダさんの石像だけどね、《 石屋 》の職人さんに作ってもらったらどうかな?

  石像に≪ フィッツ村 ≫の名前をれるの。

  そしたらさ、≪ フィッツ村 ≫が “〈 大陸しんノクターム 〉のつかいパンダ ” が誕生した “ 発祥の地 ” って事を知らせる事が出来るよね? 」


セフィ

「 出来ると思いますけど、それだと時間が掛かりますよ 」


レミィンダティナ

「 そうかも知れないけど……。

  アタシと同じ日本人が余生を過ごした≪ フィッツ村 ≫を無くしたくないんだよね。

  《 教会 》の墓地には聖女様が眠ってるも在るんじゃないないかな? 」


セフィ

まずずは村長さんに相談してみましょうか。

  われたちものです。

  土地を借りて滞在させて頂く立場ですし、かっものごとを進める事はひかえるとしましょう。

  村長さんをとおせば《 石屋 》の職人さんにも話くらいは聞いてもらえるでしょう 」


レミィンダティナ

「 そうだね。

  出来るだけ波風を立てずに穏便に済ませたいもんね 」


 そんな訳で、村長さんに会いに行くまえに《 教会 》の裏手に在る《 墓地 》に向かう事にした。


 折角だからね、聖女様としてきた同胞(日本人)に冥福を祈りたい。


──*──*──*── 墓地


レミィンダティナ

「 ……………………聖女様のが無いね。

  あれだけパンダさんが好きなら、パンダさんの形をしたでも依頼して作ってると思ったんだけど── 」


セフィ

「 聖女の名前が彫られているも見当たりませんね 」


 アタシとセフィ(白狼神フェンリル)は《 墓地 》をて、村長さんの家へ向かった。


 村長さんなら知ってるかも知れないよね。


──*──*──*── 村長宅


 村長さんを訪ねると、こころよく受けれてもらえた。


 セフィ(白狼神フェンリル)と一緒にれ立ての(おちゃ)を御馳走になる。


 ずは聖女様の冥福を祈りたくて《 墓地 》へ行った事を話した。


 聖女様のが見当たらなかった事を伝えると、村長さんは悲しそうな顔をして詳しい事情を話してくれた。


 300年まえ、聖女様は≪ フィッツ村 ≫で余生を過ごす気で過ごしていた。


 そんな聖女様のもとさい(さい)王都ケンレイクバ ≫から騎士団が訪ねてていたらしい。


 どうしても聖女様には≪ 王都ケンレイクバ ≫で余生を過ごしてほしかったみたい。


 だけど、聖女様は≪ 王都ケンレイクバ ≫へ戻る事をかたくなにこばんで≪ フィッツ村 ≫で暮らしていた。


 ある日、聖女様はてん寿じゅまっとうされたのか、≪ フィッツ村 ≫で息を引き取った。


 ≪ フィッツ村 ≫で葬儀をする事にしたんだけど、葬儀をするまえに騎士団が強引に聖女様の遺体を≪ 王都ケンレイクバ ≫へ護送してしまった。


 そんな訳で、聖女様の遺体は≪ 王都ケンレイクバ ≫で盛大にとむなわれた事もあって≪ フィッツ村 ≫にはが無いんだとか。


 聖女様の冥福を祈るなら、≪ 王都ケンレイクバ ≫の《 だい神殿 》へ行かないと駄目らしい。


レミィンダティナ

「 そうだったんですね。

  教えてくれてがとう御座います、村長さん。

  アタシは≪ フィッツ村 ≫の《 教会 》で聖女様の冥福を祈ります 」


村長

「 いやいやいや、聖女様の御遺体は≪ 王都ケンレイクバ ≫の《 だい神殿 》に眠っているんだよ。

  《 だい神殿 》で祈らないと聖女様へは届かないよ 」


レミィンダティナ

「 そんな事は有りません!

  聖女様は〈 大陸しんノクターム 〉へ “ 忠実なるつかいパンダ ” を捧げました。

  〈 大陸しんノクターム 〉に対する聖女様の熱い信仰心にかんめいを受け、聖女様の想いを石像という形で〈 大陸しんノクターム 〉へ奉納したのは≪ フィッツ村 ≫の御先祖様達です。

  その子孫であるみなさんのごころが込められたとうとい祈りが〈 大陸しんノクターム 〉に伝わらない訳が有りません!!

  聖女様の為に捧げるみなさんの祈りは〈 大陸しんノクターム 〉が必ず、天へされた聖女様へ届けてくださいます!! 」


セフィ

「{ ものは言いようですね、エイミ }」


レミィンダティナ

「 だって──『 《 だい神殿 》で捧げた祈りじゃないと届かない 』なんて、〈 大陸しんノクターム 〉を過小評価してるよ!

  〈 大陸しんノクターム 〉は姿も形もないし無味無臭だけど──、だからこそりんみんの祈りを天にされた御先祖様達へ届ける事が出来るんです。

  わざ(わざ)王都ケンレイクバ ≫に在る《 だい神殿 》へ足を運ばなくても、≪ フィッツ村 ≫の《 教会 》で冥福の祈りを捧げたらいんです。

  その為に各地に《 神殿 》や《 教会 》が建てられている筈です 」


セフィ

怪物モンスター魔物マタムトは “ 神聖な気 ” をけます。

  《 教会 》でこころともなう祈りを捧げる事で、“ 神聖な気 ” を溜める事が出来ます。

  “ 神聖な気 ” が強まれば、妖精や精霊が集まってます。

  妖精,精霊が集まる≪ フィッツ村 ≫を怪物モンスター魔物マタムトは自然とけるようになります。

  《 教会 》で祈る行為は、≪ フィッツ村 ≫をまもちからにもなるのです 」


レミィンダティナ

「 そんな仕組みになってるの? 」


セフィ

「 妖精も精霊も姿は見えませんけど、遥か昔から “ 神聖な気 ” をこのみます。

  こっして祈りは無駄にはなりません 」


 村長さんはめんらったような顔をしている。


 まるで宗教の勧誘をする為に語ってるような内容だもんね?


 不安そうな顔をされるのは仕方無いと思うの。


レミィンダティナ

「 だよね!

  それでね、村長さんに相談したい事が有るんです 」


村長

「 相談ですか?

  どのような内容でしょうか? 」


レミィンダティナ

「 聖女様が〈 大陸しんノクターム 〉へ捧げた〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉の件です 」


村長

「 …………………………あ…はい?? 」


レミィンダティナ

じつは〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉の石像をほかの《 教会 》にも広めたいと思っているんです。

  《 教会 》が無ければ、新しく建てますし、〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉を一緒に設置したいんです。

  《 噴水広場 》の〈 大陸しんノクターム 〉と〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉がセットになっている石像も広めたいんです 」


村長

「 そ…そうですか? 」


レミィンダティナ

「 石像には〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉の “ 発祥の地 ” として≪ フィッツ村 ≫の名前もれたいと思っています 」


村長

「 は…はぁ…… 」


レミィンダティナ

「 それで、石像を≪ フィッツ村 ≫の《 石屋 》の職人さん達に作ってもらいたいんです。

  アタシはものですから、《 石屋 》の職人さんには村長さんからはなしをしてもらえないかな──って…… 」


村長

「 私から話すのは構いませんけど……。

  仕事がはいるなら職人達は喜ぶと思いますよ。

  ただ、職人達が受けるかは分かりませんけど…… 」


レミィンダティナ

「 駄目なら駄目でもいんです。

  石像は別の職人さんにお願いしますから── 」


村長

「 分かりました。

  しかし、職人達へは誰が石像代を支払われるのですか? 」


セフィ

われが支払います 」


村長

貴方あなたが…………ですか? 」


セフィ

「 《 教会 》と《 噴水広場 》の建設もわれにないますからね 」


村長

「 そうなんですね……。

  今日きょうは日が暮れてしまいますから、《 石屋 》にははなしをさせて頂きます。

  宜しいでしょうか? 」


レミィンダティナ

「 はい!

  大丈夫です。

  村長さん、宜しく御願いします 」


 村長さんに御礼を言ったアタシは、セフィ(白狼神フェンリル)と一緒に《 村長宅 》をあとにした。


レミィンダティナ

「 村長さんに引き受けてもらえてかったね。

  でも、石像代をしてくれるなんて、いの? 」


セフィ

「 構いませんよ。

  エイミの希望を叶える為の出費ならばしむ必要は有りません。

  石像3体に対して金貨1枚をせば十分です 」


レミィンダティナ

「 金貨1枚がアタシの故郷でいくらするのか分からないけど、がとね 」


セフィ

「 引き受けてもらえるといですね 」


レミィンダティナ

「 そうだね。

  断られた場合は、石像になんるの? 」


セフィ

「 『 クレイス・セイクラント・エルシムグレオより贈呈 』とりましょう 」


レミィンダティナ

「 えぇ~~~~。

  ニィニ(レンディムダンテル)の本名をっちゃうの?

  ニィニ(レンディムダンテル)の死体も見付かってるんでしょ?

  死んでる事になってるのに大丈夫かなぁ…… 」


セフィ

「 貴族は慈善活動が義務付けられています。

  《 噴水広場 》を作り、〈 大陸しんノクターム 〉と〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉をセットにした石像を設置し、《 教会 》には〈 大陸しんノクタームの忠実なるみついパンダ 〉の石像を設置する事はわるい事では有りません。

  〈 大陸しんノクターム 〉への信仰心が誰よりも熱心な信者だと思われるだけです。

  騒ぎになった場合は、精霊達が対処してくれます。

  エイミは心配しなくて大丈夫です 」


レミィンダティナ

「 うん。

  セフィに任せるね 」


セフィ

「 任されました♥️

  雲行きが怪しいですね。

  雨が降るまえに帰りましょう 」


レミィンダティナ

「 うん 」


 セフィ(白狼神フェンリル)の言うとおり、たしかに雲行きが気がする。


 急いで帰ろうと思う。

◎ 訂正しました。

  パンダさんの形をしたせき ─→ パンダさんの形をした

  とうとい祈りを ─→ とうとい祈りが

  石像になんほるるの? 」─→ 石像になんるの? 」


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