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⭕ 橋を渡ろう


──*──*──*── 11月下旬


 アタシ達の馬車は≪ フィッツ村 ≫につうじるちかみちの橋に到着した。


 橋の後ろには小屋が在る。


 遥か昔に橋を作った職人達が作った小屋で、寝泊まりをする為に使われていたらしい。


 現在でも現役で使われているみたいで、花壇が作られている。


 見た事の無い珍しい花が綺麗に咲いていて、なごやか気持ちにさせてくれる。


 この橋をわたった2には、300年まえに聖女様が余生を過ごされた≪ フィッツ村 ≫に到着する予定だけど、普通の馬車馬を走らせたら1週間は掛かるみたい。


 怪物モンスターの速さは尋常じゃないね!


レミィンダティナ

「 馬車が余裕でわたれるはばが有るね。

  ワイバーンに攻撃しないで、どうやってわたるの?? 」


アイベルファイラ

「 そうなんですよね~~。

  『 ドラゴン系の怪物モンスターりだけは絶対にするな 』と固く禁じられているんですよねぇ 」


マルチェントティスナ

さすのオレもドラゴン系には手をしてないな 」


レミィンダティナ

「 そうなんだ? 」


レンディムダンテル

「 ドラゴン系はLVレベルが高いからな。

  人間でも『 いどむのは自殺行為 』と言われているな 」


ディリアディアズ

「 それもあって、ドラゴン系のタマゴや子供は高値で売買されるんだ。

  “ 自殺行為 ” だと言われていてもたいきんを稼ぎたい冒険者はりずに生息地へ足を運んでいる 」


レミィンダティナ

「 倒しはしないからセーフなんだ?

  じゃあ、仮に群れで現れたドラゴンに≪ 王都ケンレイクバ ≫が襲われでもしたら──、どうなっちゃうの?? 」


マルチェントティスナ

レミィ(レミィンダティナ)、恐ろしい事を言うんだな 」


アイベルファイラ

「 人族ならば迎え撃ち、戦うでしょうね 」


レミィンダティナ

じゅうしんの加護を受けてるドラゴンが相手でも戦うの? 」


アイベルファイラ

「 人族にとっては “ 神聖な怪物モンスター ” ではなく、“ 凶悪な怪物モンスター ” として認知されているんですよ。

  ドラゴン系は高値で売れるたからかたまりですからねぇ 」


レミィンダティナ

「 そ…そうなんだ…… 」


小型犬:セフィ

「 ドラゴン退治は、冒険者,騎士団,魔法師をも上回る救世主達にさせるでしょう。

  貴重な戦力ですからね。

  LVレベル999までげれる救世主ならば、ドラゴン退治もようです 」


レミィンダティナ

「 そうなんだ…… 」


ディリアディアズ

「 ドラゴンが人間にきばを向く原因の大半は人間だと聞いているな。

  かっなわりにはいられ、わるさの限りを尽くされたとなれば、ドラゴンもいかるに決まっている 」


レンディムダンテル

「 そうだな。

  へんは人間も怪物モンスターも変わらないんだろう。

  がっな人間の被害に遭ったドラゴン(被害者)が加害者となり、人間を襲ったとしてもだ、いっぽうてきにドラゴンを責める事は出来ないな 」


レミィンダティナ

「 そだね。

  加害者の人間が被害者づらして、ドラゴンだけをわるものにして、自分達を正当化するなんて間違ってるよね 」


ハイベルツィウンツ

「 セフィ様……遠回りの森をとおるの? 」


小型犬:セフィ

「 このまま橋をわたりますよ 」


ハイベルツィウンツ

「 でも……襲われちゃうんだよね?? 」


小型犬:セフィ

「 精霊魔法で橋に結界を張ります。

  そうすれば、ワイバーンも馬車を襲えません 」


ディリアディアズ

「 もしかしたらの谷に暮らすワイバーンは、よくぶかい人間の被害に遭った事が有るのかも知れないな。

  ワイバーンが人間に対して敏感に反応し、敵視をする原因を人間が作っているの知れない 」


レンディムダンテル

「 タマゴや子供を奪いにた人間だと勘違いしているのかもな。

  家族や仲間を守る為、人間が橋をわたるのを妨害し、えさにしてるのも有り得ないはなしではないな 」


レミィンダティナ

「 言葉がつうじたらいのにね 」


小型犬:セフィ

「 精霊達に結界を張らせます。

  馬車に乗りましょう 」


 そんな訳で、アタシ達は馬車に乗り込んだ。


 ちなみに馬車のぎょしゃをしてくれているのは、セフィ(白狼神フェンリル)に精霊召喚をされた雷精霊王ヴォルンジヲで、石ころに憑依コンファンされて実体化してるよ★


 ベンカルマザダイカーとグレックガホースは足が早いから、人類も亜人類も馬車の速度には耐えれないんだって。


 だから、雷精霊王ヴォルンジヲが馬車の馭者を引き受けてくれているの。


 雷精霊王ヴォルンジヲに馭者をさせるなんて、贅沢だよね!


 可愛い小型犬ワンコ姿でげんが感じられないセフィ(白狼神フェンリル)だけど、精霊さん達には姿が変わってもセフィ(白狼神フェンリル)は偉い立場なんだね。


 馬車が動きす。


 窓からそとのぞいて見ると、橋をわたっているのが分かる。


レミィンダティナ

「 セフィ、この結界はまで持つの? 」


小型犬:セフィ

「 解除する迄、ずっと続きます 」


レミィンダティナ

「 そうなんだね。

  でもこれで、≪ フィッツ村 ≫への行きが出来るようになったから、喜ばれるかも知れないね 」


アイベルファイラ

「 ≪ フィッツ村 ≫以外にも≪ 村落 ≫≪ ちょう ≫≪ まち ≫も在りますからね。

  間違いなく喜ばれますよ 」


レミィンダティナ

「 ≪ まち ≫が在るんだ?

  300年まえなら、お父さん(アイベルファイラ)は聖女様を見た事あるの? 」


アイベルファイラ

「 聖女は無いですね。

  噂は聞いていましたけど 」


マルチェントティスナ

レミィ(レミィンダティナ)、お姉ちゃんには聞いてくれないのか? 」


レミィンダティナ

お姉ちゃん(マルチェントティスナ)は見た事が有るの? 」


マルチェントティスナ

「 フフン!

  くぞ聞いてくれた!

  まったく無い! 」


レミィンダティナ

「 無いんだ…… 」


ディリアディアズ

「 エルフ族は召喚された異世界人には興味が無いだろ 」


アイベルファイラ

ディアス(ディリアディアズ)だって興味無いでしょう 」


小型犬:セフィ

「 橋を渡りえましたよ。

  これから2には≪ フィッツ村 ≫に到着します 」


レミィンダティナ

「 いよいよだね!

  パンダさんが見れるんだ♥️

  アタシもパンダさんを完成させなくちゃ! 」


 アタシがクロス・ステッチでったてんとうむしの完成ひんは、お姉ちゃん(マルチェントティスナ)に没収されてしまった。


 ニィニ(レンディムダンテル)も欲しそうな顔してたけど、さすニィニ(レンディムダンテル)LVレベルの高いお姉ちゃん(マルチェントティスナ)にはかなわないもんね。


 パンダさんが完成したら、ニィニ(レンディムダンテル)にプレゼントしようと思ってる。


 ニィニ(レンディムダンテル)お父さん(アイベルファイラ)の為に刺繍を頑張ってるもんね。


 勿論、お姉ちゃん(マルチェントティスナ)ぶんも作るよ!


 ちなみに、ぎっちぃのヌイグルミは無事に完成して、お父さん(アイベルファイラ)わたす事が出来た。


 とは言え、じかわたす所をお姉ちゃん(マルチェントティスナ)に目撃されたりでもしたら、ヌイグルミを没収されちゃうかも知れないからね、メッセージカードと一緒にお父さん(アイベルファイラ)の個室に置いてもらえないかセフィ(白狼神フェンリル)に頼んでみたんだ。


 だから、お姉ちゃん(マルチェントティスナ)にはバレてはない筈!


 念の為に、ヌイグルミは嫉妬した “ ぎっちぃ ” に取られちゃって、ボロボロにさちゃった事にしてるから、大丈夫だと思う。


 ニィニ(レンディムダンテル)お兄ちゃん(ディリアディアズ)にもくちめしてもらう為にわいわたしておいたし、ぶんきっと大丈夫だと思いたいよ!


 お姉ちゃん(マルチェントティスナ)わいだって感ずかれないようにハインツ(ハイベルツィウンツ)にも一緒にわたしたんだもん、バレないよね??


マルチェントティスナ

レミィ(レミィンダティナ)、オレにもヌイグルミを作ってくれないか? 」


レミィンダティナ

「 裁縫はお姉ちゃん(マルチェントティスナ)ほうが得意だよね。

  男装に手を加えたり、装飾小物を作るのじょうでしょ? 」


マルチェントティスナ

レミィ(レミィンダティナ)が作ったヌイグルミが欲しいんだ。

  簡単なヌイグルミでいんだ 」


レミィンダティナ

「 考えとくよ 」


マルチェントティスナ

「 約束だぞ、レミィ(レミィンダティナ)! 」


ディリアディアズ

姉さん(マルチェントティスナ)ティナ(レミィンダティナ)おどすな 」


マルチェントティスナ

おどしてないだろ!

  ハインツ(ハイベルツィウンツ)ディアス(ディリアディアズ)どくぜつするんじゃないぞ! 」


ディリアディアズ

「 誰がどくぜつだ。

  オレはだ、可愛いほうだからな 」


マルチェントティスナ

「 自分で “ 可愛い ” なんてく言えるな! 」


 お姉ちゃん(マルチェントティスナ)が豪快に笑うとお兄ちゃん(ディリアディアズ)はムスッとしたような顔をすると視線を広げている本にうつした。


アイベルファイラ

マルチナ(マルチェントティスナ)ディアス(ディリアディアズ)いじめないでくださいよ。

  私の養子むすこなんですよ。

  おいいじめを見る事になるなんて── 」


マルチェントティスナ

「 誰が “ おいいじめ ” だ!

  馬車から降りたら覚えとけよ! 」


レンディムダンテル

姉さん(マルチェントティスナ)、そのへんいんじゃないか?

  いくら退屈だからって── 」


マルチェントティスナ

「 分かった分かった。

  お前(レンディムダンテル)の説教は長いからな。

  勘弁してくれ…… 」


 どうやらお姉ちゃん(マルチェントティスナ)ニィニ(レンディムダンテル)の御説教が苦手みたい。


 ニィニ(レンディムダンテル)って御説教するんだ……。


 お姉ちゃん(マルチェントティスナ)くちじると膝のうえくつろいでる “ ぎっちぃ ” にしてる。


 ぎっちぃはお姉ちゃん(マルチェントティスナ)かまってもらえて嬉しそう。


 ぎっちぃファンのお父さん(アイベルファイラ)は、うらやましそうに “ ぎっちぃ ” へ熱烈な視線を送っている。


 片想いってつらいよね、お父さん(アイベルファイラ)


 アタシもお兄ちゃん(ディリアディアズ)に片想いしてるからね、せつない気持ち分かるよ!!


ハイベルツィウンツ

お父さん(アイベルファイラ)なんで “ ぎっちぃ ” が好きなの?

  セフィ様のほうが断然、可愛いのにぃ~~♥️ 」


 ハインツ(ハイベルツィウンツ)小型犬ワンコセフィ(白狼神フェンリル)にメロメロなんだよね。


 なごむし、いやされるぅ~~♥️


 セフィの刺繍(クロス・ステッチ)にも挑戦してみようかな!






──*──*──*── 夕方


 馬車が停まる。


 今日きょう迄みたい。


 もの決まった順番に馬車を降りたら、みんなで楽しい夕食ディナーの時間が始まる。


 こん、食後の運動でLVレベルげに出掛けるのは、お父さん(アイベルファイラ)ニィニ(レンディムダンテル)お兄ちゃん(ディリアディアズ)ハインツ(ハイベルツィウンツ)みたい。


 お姉ちゃん(マルチェントティスナ)は残ってなにをするんだろうね?


 ぎっちぃは嬉しそうだけど、大きくなったセフィ(白狼神フェンリル)くわえられたまま結界のそとちゃった。


 セフィ(白狼神フェンリル)と “ ぎっちぃ ” も一緒に付いて行くみたい。


 アタシは《 キャンプ地 》のなかから、お姉ちゃん(マルチェントティスナ)と一緒にみんなを見送った。


 ぎっちぃってば、めちゃくちゃ()ねて抵抗してたなぁ~~。


 大きくなったセフィ(白狼神フェンリル)には逆らえないみたいだった。


 アタシは刺繍(クロス・ステッチ)の続きでもしようかな?

◎ 訂正しました。

  使われていたみたらしい。─→ 使われていたらしい。

  逆らえないみたいだったけどね。─→ 逆らえないみたいだった。

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