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✒ 迷子探し 2


──*──*──*── イベント会場・出口


太っちょピエロ

「 はぁ~~い☆

  ご参加、がとう御座いましたぁ☆

  スタンプ帳にスタンプを押させてくださいねぇ☆ 」


 太ったピエロが陽気なこえでスタンプ帳にスタンプを押してくれる。


 参加者の子供には動物の形をしたクッキーも手渡している。


 アタシも動物クッキーを貰えた。


レミィンダティナ

「 ──これって、パンダさんクッキー!?

  なんで異世界にパンダさん!? 」


太っちょピエロ

「 おやおや?

  お嬢ちゃんはパンダさんを知っているのかい? 」


レミィンダティナ

「 え?

  あ…う…うん……故郷で…… 」


太っちょピエロ

「 そうなんだねぇ。

  可愛いよねぇ、パンダさん!

  子供達にだいにんでね、嬉しい悲鳴みたいだよ。

  この《 パン屋 》に行くと、パンダさんのパンが買えるよ☆

  このクッキーも作ってくれてるんだ 」


レミィンダティナ

「 パン屋さんの手作りクッキーなんだね 」


太っちょピエロ

「 そうだよ 」


 太ったピエロはアタシに《 パン屋 》のチラシをくれた。


レミィンダティナ

「 おね──お母さん(マルチェントティスナ)

  このパン屋さんに行ってみたい!

  パンダさんのパン、食べてみたいの 」


 アタシはうわづかいでお姉ちゃん(マルチェントティスナ)を見詰めて甘えるようなこえしてみた。


マルチェントティスナ

「 ──くぅっ!(////)

  い…いだろう……行ってみよう。

  欲しいだけパンダさんパンを買ってやる! 」


レミィンダティナ

がとう!

  おね──お母さん(マルチェントティスナ)

  大好きだよ♥️ 」


マルチェントティスナ

「 ふぐぅ(////)

  けしからん天使めぇ~~!!

 ( こんもよりはげめそうだぞ、レミィ(レミィンダティナ)♥️ )」


レミィンダティナ

ほんものの天使さんに失礼だと思うの…… 」


セフィ

かったですね、エイミ 〕


レミィンダティナ

「 うん♪

  どんなパンダさんパンなんだろう? 」


 セフィ(白狼神フェンリル)お姉ちゃん(マルチェントティスナ)と一緒に《 飲食がい 》へ向かった。






──*──*──*── 飲食街


──*──*──*── パン屋


セフィ

〔 この《 パン屋 》みたいです 〕


レミィンダティナ

「 早くはいろう! 」


マルチェントティスナ

かすレミィ(レミィンダティナ)が可愛い♥️ 」


 アタシの気の所為かな……お姉ちゃん(マルチェントティスナ)のテンションが気がするよ!!


セフィ

にぎわっているようです 〕


レミィンダティナ

「 パンダさんパン、売り切れてないかな…… 」


 《 パン屋 》ににゅうてんすると親子れが多い。


 どうやら太ったピエロから貰ったチラシを見てらいてんしたみたい。


 子供達の目当てはパンダさんパンかも知れない。


 折角たのにぃ~~!


 こんなにたら買えないかも知れない。


 目当てのパンを買い終わった客がて行ったあと、アタシはようやく棚に並んでいるパンをぶっしょくする事が出来た。


レミィンダティナ

「 パンダさんパンは── 」


マルチェントティスナ

そうなパンが多いな。

  土産みやげいくつか買って帰るか── 」


レミィンダティナ

「 あの……パンダさんパンは有りますか? 」


店員

「 パンダさんパンですか?

  御免なさい。

  パンダさんパンはさきほど、売り切れてしまったんですよ。

  今、新しいパンダさんパンダさんを焼いています。

  それでければ御待ちいただけますか? 」


レミィンダティナ

「 待ちます!

  焼き立てのパンダさんパン、買いたいです! 」


マルチェントティスナ

「 ──このくらいでいか。

  済まないがさきに会計してくれ 」


店員

がとう御座います。

  パンダさんパンはいくつ買われますか? 」


レミィンダティナ

「 6個!

  家族みんなで食べたいの 」


店員

「 6個ですね。

  焼きがったら御包みしますね。

  パンダさんパン込みで会計させて頂きます 」


レミィンダティナ

がとう~~。

  パンダさんパンってにんが有るんだね 」


店員

「 お蔭様でね。

  こんなににんるとは思わなかったので、嬉しい悲鳴です。

  まいにち、てんてこ舞いですよ 」


レミィンダティナ

「 パンダさん、可愛いもんね♪

  アタシの故郷でもパンダさんは性別も世代も関係無くにんだったよ 」


店員

「 へぇ?

  お嬢ちゃんは昔からパンダさんを知っていたのかい? 」


レミィンダティナ

「 うん。

  《 イベント会場 》のぐちでパンダさんクッキーを貰えたときね、パンダさんを知ってる人が≪ グロワナル ≫にるんだーーって吃驚しちゃったんだよ 」


店員

「 そうなんだね。

  焼きがる迄、母と話してみるかい。

  パンダさんクッキーとパンダさんパンを “ 作ろう ” って言いしたのは、僕の母さんなんだ 」


レミィンダティナ

「 うん!

  パンダさんのはなし、聞きたい 」


店員

「 パンダさんを知ってる子と話せるなんて、母さんも喜ぶよ。

  呼んでるから、の椅子にすわって待っててくれるかい 」


レミィンダティナ

「 うん! 」


 店員さんにうながされて、お姉ちゃん(マルチェントティスナ)と一緒に椅子にすわらせてもらう。


マルチェントティスナ

「 折角だし、買ったパンを食べながら待つとするか 」


レミィンダティナ

れも固そうなパンだね 」


セフィ

〔 ≪ ノクタルルド公国 ≫では噛みごたえの有るパンがしゅりゅうです。

  薄切り(スライス)したり角りにして食べています 〕


レミィンダティナ

「( スープに浸した状態でされる料理が多いよね。

   薄切り(スライス)したパンのうえに具を乗せて、挟んで食べる人は見掛けないね )」


セフィ

〔 エイミが好きな食べかたですね 〕


レミィンダティナ

「( サンドウィッチって言うんだよ。

   アタシの故郷ではにんだったの )」


店員

「 お待たせしました。

  母です 」


レミィンダティナ

「 あ…えと──初めまして、こんにちは。

  アタシはレミィンダティナ・ベラチヲです。

  “ レミィ ” って呼んでください 」


店員の母

「 初めまして。

  アタシはデモナって言うよ。

  レミィちゃんはパンダさんを知っているんだってね 」


レミィンダティナ

「 はい!

  《 イベント会場 》のぐちでパンダさんクッキーを貰って吃驚しちゃいました。

  デモナさんもパンダさんを見た事が有るんですか? 」


デモナ

「 あっははは!

  さすにパンダさんを見た事は無いねぇ 」


レミィンダティナ

「 無いんですか?

  でもパンダさんを知ってるんですよね? 」


デモナ

「 パンダさんを見た事は無いけど、アタシの故郷の≪ 村落 ≫ではね、パンダさんは有名なんだよ 」


レミィンダティナ

「 ???

  見た事が無いのに有名なの?

  どうして? 」


デモナ

「 アタシの故郷はね、役目を終えた聖女様が静かにせいを過ごす為に引っ越してられた≪ 村落 ≫なんだ。

  300年まえの事さ。

  ≪ フィッツ村 ≫って言うんだけどね、聖女様がパンダさんを広めたのさ 」


レミィンダティナ

「 300年まえの聖女様が── 」


デモナ

「 『 子供きな聖女様だった 』と聞いているよ。

  聖女様は子供達の為にみずからパンダさんクッキーを焼いたり、パンダさんパンを焼いたりして振る舞っていたそうだよ。

  動物が好きな聖女様でね、得にパンダさんが大好きだったみたいでね、広場には聖女様の依頼で《 石屋 》が作ったパンダさんの石像が在るんだ 」


レミィンダティナ

「 パンダさんの石像──。

  見てみたいかもぉ~~ 」


デモナ

「 聖女様が大好きだったパンダさんは、そんみんぐに好きになったそうだよ。

  ≪ フィッツ村 ≫の《 孤児院 》には聖女様がかれたじきひつのパンダさんの絵が飾られているんだよ 」


レミィンダティナ

「 パンダさんの絵が見れるの!?

  300年まえの聖女様のじきひつ──。

  そのパンダさんは──白黒でモフモフのパンダさんですか!? 」


デモナ

「 そうだよ!

  白黒でモフモフのパンダさんだよ!

  とてもあいらしいパンダさんの絵ばかりでねぇ、≪ フィッツ村 ≫の宝物なんだよ 」


レミィンダティナ

「 はわわわわぁ~~(////)

  パンダさんの絵、見たい~~! 」


デモナ

「 聖女様は多才なかただったそうでね、子供達の為にパンダさんの刺繍をした手巾ハンカチやマスコットを作っていたんだ。

  そのしな(じな)は《 教会 》に寄付されていてね、展示されているから自由に見る事が出来るよ。

  子供の頃はねぇ、300年まえの子供達をうらやましく思ったもんだよ。

  見るだけだからさわれないからねぇ 」


レミィンダティナ

「 そうなんだぁ…… 」


デモナ

「 アタシの故郷(フィッツ村)ではね、冠婚葬祭には必ずパンダさんクッキー,パンダさんケーキ,パンダさんパンを作って、祝ったり、とむらったりする風習が続いているんだ。

  それだけパンダさんはそんみんから親しまれているよ。

  聖女様のじんとくたまものだと思うねぇ 」


レミィンダティナ

「 行ってみたいな。

  デモナさん、聖女様の名前は分かりますか? 」


デモナ

「 勿論だよ。

  聖女様の名前を知らないそんみんやしない。

  チエナ・ハイデラだよ 」


レミィンダティナ

「 え…………ちえな?

  ちえな……はいでら……。

 ( はいでら…ちえな…………日本人だ!

   アタシと同じ日本人だ! )

  デモナさん、それはたしかなの? 」


デモナ

「 あぁ、たしかだよ。

  間違いないよ。

  石像に『 聖女チエナ・ハイデラ パンダの石像を≪ フィッツ村 ≫へ捧ぐ 』ってしっかりと彫られているからねぇ。

  そうそう、《 教会 》にもパンダさんの石像が置かれているよ。

  背中からつばさやしているけどね 」


レミィンダティナ

つばさやしたパンダさんの石像── 」


 それからもアタシはデモナさんからパンダさんと聖女様のはなしを聞いた。


 はいでらちえな──はいでらじゃないよね??


 アタシの知ってるお姉ちゃんじゃないよね??


 デモナさんからパンダさんと聖女様のはなしを聞き終わったアタシは、デモナさんに御礼を言って、セフィ(白狼神フェンリル)お姉ちゃん(マルチェントティスナ)と一緒に《 パン屋 》をあとにした。

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