11話 アーシャームエル犯人を突き止める2
「まあ、良い」
「どうしたんだ」
「いや、考え事をしていた」
タクシーで、彼の自宅に帰る所だった。彼の車は、レッカーに引かれていったのである。
つまり、エンストしたのだ。何かがおかしい。しかし、神が関わる何かだ。
しかし、捜査の手を止める訳にはいかない。
それは善行であるが故である。
「ちょっとおかしくないか?」
「何が?」
「いや、叔父さんを殺した犯人がわざわざ、青少年に何かしようとするか?」
「確かに」
「青少年はまさか真相を知っている?」
「いや、それはないだろう。それなら、相談にきた時に何かしらはあるだろう」
「そうだな」
「アハバは、犯人なんだろうか?」
「いや、犯人には違いないだろう」
ヘディーが辞めてから、何かおかしい事がそこかしらにある。恐らく、神による何かである。不吉を知らせる何かである。
「帰ったらもう寝よう」
「そうしよう」
ウーブジューブグは、アハバは犯人であると確信していた。恐らく、住所を調べれば、何かしら出てくるだろう。
それはともかくとして、タクシーでアーシャームエルの自宅に帰って、寝る事にしよう。
そう思いながら、タクシーで熟睡するのだった。
朝、ウーブジューブグは目覚めた。
「まあ、昨夜は、ありがとう」
ウーブジューブグは、お礼を言うのが、あまり得意ではない。しかし、友人であるアーシャームエルにはちゃんと言うのだった。
彼とアーシャームエルは、さっそく、役所にいって、アハバについて調べてもらう為に、タクシーに乗るのだった。
「アハバについて、調べて欲しいのですが、」
「個人情報は、一切公開しかねます」
「警察の協力者です。カミエルとこの認定証があれば、調べられるでしょう」
「少々お待ち下さい」
「お待たせしました」
別の上司だろう公務員が出てきた。
「どうぞ、調べてもらって構いません」
「おお」
想像以上だった。
「これ」
1時間で、アハバと云う名前のイスラエル人を調べ上げた。
「住所は・・・・・これだ・・・・・。」
「よし、さっそくいこう」




