10話 アーシャームエル犯人を突き止める
アーシャームエルは、一度、麻薬については、置いておいて、ウーブジューブグの叔父さん殺しを捜査する事に成った。
ところが、別段、捜査協力で情報提供をされた訳ではないので、いきなり、情報がないと云う問題にぶつかった。
しかし、これは、ツァドクの連絡によって、一転する。
「もしもし、ツァドク、青少年を見ていたら、男がいて何かしようとした?その男、青少年関係だろうな」
「もしかしたら、青少年は麻薬関係なんだろう?だったら、その男は叔父さんを襲った犯人かも知れない」
「いや、確かに、ウーブジューブグがいるが、誰だって?いや、友人の事だ。ああ、秘密にしておくよ、じゃあ、又」
「よし、やる事が決まったな」
「麻薬についてやはり、調べよう」
「“何か?心当たりは?”」
「何だ。馬鹿にしているのか?」
「いや、刑事の真似だ。気にするな」
恐らく、例の青少年は、捕まっている頃だろう。協力はしたが、協力者に情報提供しない警察署にいこうと車に乗る。無論、ウーブジューブグもだ。
警察署である。
警察署では、男が捕まって運び込まれたらしく、何の対応もされなかった。忙しいのだろう。
しかし、署長に繋いでくれと警察官に話し掛け、どうにか署長に会う事が出来た。
「こちら、ウーブジューブグ。私の協力者だ。」
「何人かな?」
「イギリス人だ。本名をニュートラルと言う。」
「なら、用件は何かな?」
「捜査協力をしたいのだが、情報がないと何とも言えない。」
「何が知りたい?」
「男についてだ。ツァドクが捕まえたと云う。」
「男?ああ、さっき運び込まれた」
この署長は、何を考えているのか?忙しさの渦中にあるのに、何も反応が見られない。
「男の名前は、アハバ、愛と云う名前だよ。しかし、こんな事を知って、どう捜査協力すると言うのだろうね?」
「愛、叔父さんを殺した犯人が?」
「実は、麻薬関係の疑いがその男にある。つまり、麻薬捜査を引き続き、行う事に成る。」
「そうか?まあ、程々にな」
何か違和感がある。なぜなら、変な反応だからだ。消極的過ぎる。捜査協力をしているなら、情報があれば、それだけ、捜査も捗るのに、なぜか、捜査協力させる気がない。
「まあ、良い」
例えば、神が何かしているのかもしれない。この反応は、何か、神でしか出来ない事をやっている様に思える。つまり、2面性ではないだろうと思っての事だ。前に訪れた時には、少なくとも、麻薬捜査の進展を喜ぶだけの感情があった。しかし、今は、特に、反応がないのである。つまり、感情に起伏が見られない。なぜ、この渦中にあって、こんな冷めた反応なのか?それは、恐らく、神に何かをする様に言われたか?されたか?である。
それぐらいしか、思いつかないのである。何か?事件があったにせよ。何かは、反応はあるはず。しかし、この反応のなさは神が何かしたとしか考えようがないのである。




