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魔剣使いの転生者 作者:うみにゃー
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第2話「両親の死、そして魔女」

書き方を少し変えてみました。
誤字を発見したので修正
森が騒いでいる。
まるで、漆黒を纏う熊から逃げ惑うように。
「早く立て!逃げるんだ!」
「あぁ…あなたを置いては行けない!」
母は泣き叫ぶ。
熊はゆっくり近づいて来る。
「我は求める、弱者が強者に勝る一手を!」
父は剣に叫ぶ。
剣はその声に応えるかのように光が増殖していく。
「契約に従い、力を貸してくれ!」
剣に纏う光は父の全身へと移る。
「逃げろ!」
父は母に叫ぶ。
母は何も言わず、腕の中にいる俺を強く抱きしめ、足を引きずりながらも逃げる。
父を包む光が強くなり、辺りを照らす。
「命を賭け、闇を照らせ。」
『ラストシャイニング』
全身を纏う光が一気に膨れ上がり剣に移る。
剣に移った光は圧縮し紅く光る。
弱者が持つ、最強の一手。強者へ抗う一撃。
「行かせない!例え、この命が失われようと、この先へは通さない!!」
剣を熊へ下ろす。
光は漆黒を破り熊の身を焼き切る。
距離を置いたこの場所まで届く熱に熊は焼かれる。
しかし、熊は勝ち誇るように立ち上がり父へ漆黒の爪を振り下ろす。
即死だった。
父を包む光の鎧は天へと上り、既に失われていた。
あまりの衝撃に母転び、大量の土煙が舞う。
「あ、あ、嘘よ…うぅ。」
母は現実から目を背ける。
「トーチ…」
縋るように強く抱きしめる。
母は近くの木の根元に俺を下ろし、熊へ振り返る。
俺から熊を引き離すように距離を取り、腰に付けてあった短剣を熊へ向ける。
熊が近寄る。母は構える。
父から受けた傷から血が滴る。
漆黒が傷を覆う。
熊は母へと走り出し、太すぎる腕を上げ母へと振り下ろす。
母は短剣を熊へ突き刺そうとするが、熊が爪で母を断ち切る方が早かった。
母も死んだ。
弱肉強食。弱き者は食われ、強き者が弱き者を食べる。
熊は、母を食べ始めた。
頭を割り。胴体を食べ。骨を噛み砕く。
全滅だった。
御者は、シャドウウルフに食べられている。
熊は、母を食べ終わると、俺の方へ向かってきた。
これから殺される恐怖。熊から発せられる殺意に俺は泣く。
(死にたくない!!)
心が叫ぶ。
熊は俺を食べようとする。
あまりの怖さに、目を瞑る。
しかし、熊が俺を食べる時は一向に来なかった。
恐る恐る、目を開けると。
熊の頭に剣が刺さっていた。
熊が倒れると、剣を突き刺した者が現れる。
二人組だった。一人は熊の纏う漆黒のように黒いドレスを着ていた。漆黒を否定しているかのような、真っ白な髪。夜のようだった。
もう一人は両手に大剣を持ち、シャドウウルフの素早さを上回る速度で大剣を振り回し全滅させていた。
メイド服を着ていた。白いエプロンを赤く染め、髪は血の様に赤い色をしていた。
辺りを蹂躙し、赤髪のメイドは白髪の女性の元へ駆けつける。
「も〜!手応えのない奴ばっかりです〜!」
「まぁ、まて。熊の方がつまらんかったぞ。なんだか弱っていたみたいだしな。」
「も〜…むむっ?この子は?」
そう言うと、赤髪のメイドは俺を抱き上げる。
「どうやら生き残りみたいだな。」
「この子家で育てましょう!きっと何かの縁です!」
あぁ…何だか眠くなってきた。
「はぁ、まぁしょうがない。連れて帰るぞー」
「よかったね〜。もう大丈夫ですよ〜」
そう言われると、俺はあっさり意識を投げ捨ててしまった。



その後、白髪の女性の家で育てられた。
白髪の女性は、「リザ」と言う名前で、世間からは魔女と呼ばれているらしい。
赤髪のメイドは「マーリン」と、言って、リザと契約した、精霊らしい。
俺の名前は、俺を包んでいた布の間に名前の書いた紙があり、トーチと呼ばれるようになった。
1歳の頃には言葉を喋れるようになり、あれは何?これは何?と色々聞いて育った。
3歳の頃には魔法を教えられ始めた。
魔法の使い方は簡単で、頭のイメージで使え、詠唱はいらないらしい。
しかし、人にはマインドと言われるものがあり、マインド使い切ったりすると、マインドダウンという症状が出てぶっ倒れる。
そして、魔力を込める時に許容量を超える魔力をつぎ込むと、魔力が暴走し、内側から魔力の爆発が起きる、と教えられた。
マインドを増やすには魔法を使い続けるしかないらしい。
「じぁ、魔法を使ってみろ。お腹の辺りから全身へ巡る物を感じ、それを練り上げ手から出し火を作り出すんだ。」
そう言われましても…とりあえず念願の魔法だ。
えっと、お腹の辺りから巡る物。
それを練り上げ、手から出し…火を作る。
ボッ!
「ほう…初めてにしては上手くできたじゃないか。」
アチチチ、日本に居た時に、魔法を使うイメージトレーニングをした成果が出ているぞ!
「ほかに、つかえるまほ〜ないの〜?」
「いいかい?魔法には、火、水、風、雷、土の五属性があるんだ。」
「みずはど〜だすの?」
「火と同じようにやってみなさい。」
水…想像するのは、マーライオン…
チョロチョロチョロ。
…なるほど、まだマインド不足なのか。
ていうかフラフラする…
「マインドダウンだね。まぁ初めてだしそんな物だろう。明日から魔法を使い続けマインドを増やしなさい。」
あー…ダメだ。何だか気持ち悪くなってきた。
「うん、わかった。」
「ほら今日は休みなさい。」
そう言われたので俺は部屋のベッドへ行き寝転ぶ。
初めての魔法に興奮し、上手く休めなかった。
明日から主人公が成長して行きます。
精霊についてですが、父が契約していたのが微精霊。マーリンが精霊と呼ばれます。
まだ魔剣は出ません。タイトルに付けちゃっているのに、魔剣はどういう感じにするのか迷っています。なので「魔剣じゃなくね?」って思うかもしれませんが、まぁ異世界だし。と考えていただけたら幸いです。
誤字は無いといいな。
※こんな三歳児居ないだろ。と思われると思いますが異世界での一年は十四ヶ月の設定なので…
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