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sideテスラ

「くっ…やはり一般の兵士に悪魔の相手は厳しいですか…」


本来悪魔と戦うには修行の果てに神気を纏えるようになって初めてまともに戦えるのだ


神気を纏う者が近くにいるだけで悪魔は弱る


しかし、神気を纏える兵士つまり聖騎士たちは先ほどの中級悪魔の襲撃に対処するべく出動した


そして、100名居た聖騎士のうち


80名は死亡


5名は意識不明の重体


3名は身体欠損


そして12名は重傷もさることながら悪魔と戦うべき精神が弱り神気を纏えなくなってしまった


つまり聖騎士に復帰できるものは実質的に1人もいないのだ



「結界だけは何としても維持してください


少しでも被害を抑えるのです!」


指揮をするとともにテスラも結界をより強め、範囲も広げる



「守りに入っていては打開はできませんね…」


テスラが思考を巡らすが答えは出ない


「うぉぉぉぉぉっ!!!」


気合いを入れてウルスが悪魔に切り掛かる


「先ほどまで姿が消えたと思ってましたが…まだまだ元気ですわね…」


テスラが安堵したその直後だった


「グォォォンッ!!!」


悪魔が結界に突っ込んでくる


「ひぃっ⁉︎」


結界の中にいた市民が怖がる…が結界に触れた瞬間に悪魔が塵になる


その後も何匹も悪魔が飛んできては塵になる



「いったい…何が?」


テスラが飛んできた先を見つめて驚く



「ぴっきゅーっ!」


カッキーーーン!


カッキーーーン!



「ふぇ…?」


テスラは間抜けな声を漏らす


それもそのはず


大きめの剣を持ったスライムが刃ではなく剣の腹で悪魔を殴っているのだ



見事な腰の切り方、重心の動かし方でライナー打球を連発するそのスライムは次々と悪魔を吹き飛ばし、結界に当てて消滅させていく


これがライナーではなくアッパースイングによる上方向の打撃に変えれば間違いなく文句なしの場外ホームランだったはずだ





「ぴきゅーーーーっ!(千本ノック行くぞーっ!)」


スライムはまるで結界を貼る聖女たちに気合いを入れるかのように叫ぶ



「テスラ様、あちらにもスライムが…」


市民が指さす先にはエリザベートがいた



「本当に行きますわよ?」


「ぴきゅっ!」


エリザベートは地面に2本の杭を打ち込みそこにゴムヒモをつける


そしてその中心には盾を台座にしたガードスライムがいた


「兵士の方、お願いいたします!」


「ああ、いくぞぉぉぉぉ!」


「ウルス…いつのまにあそこに…


というか、何やっているのですか…?」


テスラがゴムにセットされたガードスライムを思いっきり後ろに引っ張る



「もう少しで射線上に…来ましたわ!!


兵士さん、発射ですわ!!!」


「承知!!!」


ウルスはダメ押しでさらに思い切り引っ張り、手を離す



バヒュンッ!!


超高速でガードスライムは発射された




「ぴぴぴぴっきゅーーーーっ!!!」


風圧に耐えながら気合いを入れて悪魔へとタックル


ヴンッ!


の直前に盾を召喚する


バチィンッ!


悪魔がシールドバッシュにより吹き飛ぶ


「ぴきゅっ!」


踏ん張る足場のないガードスライムは弾かれ、別の悪魔に向かっていく


ヴンッ!バチィンッ!

ヴンッ!バチィンッ!

ヴンッ、バチィンッ!

ヴンッバチィンッ!

ヴヴヴヴヴンッ!!!!!

バチチチチチィンッ!!!!!


盾を出しては悪魔と同時に吹き飛び、また盾を出しては悪魔に体当たりして互いに吹き飛ぶ



吹き飛んだ悪魔は結界に当たり消滅する


もちろん、結界に当たらなかった悪魔もいるが…



「せいやぁっ!」


ウルスが吹き飛ぶ悪魔を剣で叩いて結界に当てる


「全員、ウルスに続け!


あのスライムの援護をするんだ!!」


兵士たちも士気を取り戻し、悪魔に向かっていく





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