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認識阻害ヒーロー

ラモン商会前


「あ、悪魔…」


エリザベートが震えながら言う


「まじかぁ〜


しかも下級じゃねぇなぁ〜


兵士がその辺に石の数より多く転がってやがるなぁ〜」


震えながら男は周囲を見回す


「逃げようにも…奴らと目が合っちまってやがるなぁ〜」


「あ、て、手をこちらに…向けて…」


「今から逃げても無駄だなぁ〜せめて、苦しまずに死にたいねぇ〜」


「シーーーールド、バーーーーーッシュ!!!」


ガァンッ!


すごい勢いで悪魔に向かっていった何かは思いっきり悪魔に殴りかかる…寸前に盾を召喚して盾で殴りつけていた


靴の裏には消えかかる盾があった



「シールドで地面弾いたら勢いよく出れるとは思ったけど…かなりの威力だったな」


幸明が言う



「グォォォオンッ!」


悪魔が叫ぶ


「悪いが悪魔語はわからねぇんだよ!」


幸明が腕を振ると同時にソードスライムの一撃!


ガキィンッ!


「ぴきゅっ⁉︎」


「な⁉︎


ソードの一撃が腕で受け止められた⁉︎」


「グォォンッ!」


悪魔が爪を振る


ギィンッ!!


「くっ…」


幸明は盾で受け止めるが力負けして後ろによろけた


「スライムたちが凄くても使う俺がしょぼいんじゃなぁ…」


幸明は苦しい顔をする


「お客様!」


「ちょっと、嬢ちゃん、声出したら狙われるぜ〜?」


「エリザベート…あ、いや、俺は通りすがりのもので…」


「顔が認識できずともうちで販売したローブくらい見ればわかりますわ


それを売ったお客様は1人ですもの



それよりも、悪魔に効果のある鉄のつぶてがありますわ


収納リュックと同じく昔から伝わるモノですが…もし使えるならお使いください!」


エリザベートが包みを投げる


「グォォンッ!」


同時に悪魔が襲いかかる


「くっ、シールド、ソード!」


ガキィンッ、キンッ、ギィンッ、キィンッ!



互いに素早い攻撃で牽制しあう



「ぴっきゅーっ!」


突如、リュックスライムがポケットから飛び出すとリュックの蓋を開けて包みのほうに向けた



シュォォォォォォッ!


リュックが包みをダイ◯ンの掃除機よりもはるかにすごい吸引力で引き寄せ、リュックに収納した


「ぴきゅ!」


そして、リュックに入った包みを吐き出す


「取り出す時はリュック使わないんだな…


これは…リュックスライム、スナイプに届けてくれ!」


幸明が見た鉄の礫はライフルの弾丸だった


「ぴきゅっ!」


リュックスライムがピョンピョンと跳ねてどこかは消えていく



「時間稼ぎ…か」


「ぴきゅ…」


ソードが小さく鳴く


「ああ…わかるよ…悔しいよな…


だが、未来の英霊の名言にこういうのがある



ー倒してしまっても構わんのだろう?ー」


幸明はソードを強く握る


「ぴきゅっ!!!」


ソードは体を右手に巻きつけるように強く絡みつく



「行くぞ!」


「「「ぴきゅっ!!!」」」


幸明たちは再度、悪魔に飛びかかる





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