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リュックスライム

翌日


ラモン商会


「こんにちはー」


「あら、いらっしゃいませ


お待ちしておりましたわ」


エリザベートが出迎える



「これ、商品の代金」


幸明が1万ゴールド硬貨を13枚カウンターに置く


「はい、確かに受け取りましたわ


こちらが武器の手入れ品一式、それと魔法の教本が入ってますわ」


エリザベートが紙袋を差し出す



「ローブは着て行かれますか?」


「ああ、そっちの方が荷物少なくていいかな」


「では」


エリザベートは幸明の後ろに周りローブを構える


「袖をお通しください」


「おお…なんか人に着るの手伝ってもらうと貴族になった気分だ」


「大袈裟ですわね


それとこちらの元収納リュックはどうしますか?」


「ぴっきゅ!」


スラ太郎がカウンターの上で跳ねる


「これは今、食べるそうだ」


「食べる…ですの?」


「とりあえず、スラ太郎の前に置いてくれ」


エリザベートは不思議そうな顔をしながらカウンターにリュックを置く


「ぴきゅー!


ぴきゅ〜」


リュックに飛びつき、ご機嫌な様子でリュックを消化し始める


数分でリュックは消化し尽くされた


「ぴっきゅーっ!」


その瞬間、スラ太郎は光り輝く



そして…


「ぴきゅっ!」


小さなリュックを背負ったスライムがそこにはいた


「スラ太郎、再召喚!」


幸明は手のひらにスラ太郎を召喚する


「ふむ…


状況から察するに、このスライムは荷物を収納してくれるスライムだな」


幸明がいう


「ぴきゅっ!


ぴきゅぴきゅ!」


リュックを背負ったスライムは肯定するように跳ねてからリュックを見せつける



「試しに、この紙袋をしまえるか?」


「ぴきゅっ!」


その瞬間にスライムが一瞬大きくなり紙袋全体を飲み込む


そして、紙袋は消えた


「リュックは使わないんかい⁉︎」


幸明がツッコミを入れる


「あら…飲み込んでしまいましたわ…」


エリザベートはさっきから呆然としている



「今の、もう一度出せるか?」


「ぴきゅっ」


ポーン、とスライムの体から紙袋が飛び出した


「おお…これで荷物も持ち放題だ!」


「ぴきゅ!」


「よし、お前の名前はリュックスライムだ!」


「ぴっきゅーっ!」



「よし、エリザベートさん、ありがとな


よーし、他の店も周って仲間をたくさん探すぞ!」


「「「ぴきゅーっ」」」


スライムたちと幸明は呆然とするエリザベートに別れを告げて街の探索へと出かけた




「いったい…何ですの?」










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