表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/40

守りし者

「リーナ!!!」


幸明が声を上げる



「くっ⁉︎」


リーナの眼前に迫る火球、そして…



ドゴォンッ!


爆発音が響いた




「リーナ⁉︎」


「生きてる…?」


リーナが言う


「ここは国境!


そして我らは国境警備隊!


ならば守るのが我らの役目なり!」


昨日まで幸明たちをこの場に留めていた国境の警備兵士は大きな盾を構えていた


「あ、ありがとう」


「国境付近を守るのは我々の役目だ、それに…次は守れぬかもな」


バキィンッ…


兵士がそう言った直後、持っていた盾が割れた



「魔法耐性があるわけでもないし、ましてや使い古しの盾ではな…」


そう言うと盾をその場に降ろし、魔導銃を構える


「くそっ、もう少し降りてくれりゃ射程に入るんだが…」


兵士が言う





「ぴきゅ、ぴきゅっ!」


スラ太郎が幸明の方で騒ぐ


「どした?」


「ぴきゅっ!」


リーナ達の方を示す



「何か…」


「ぴーっ…きゅーっ!」


体を少し小さくしてからぷくーっと膨らむ


「…大きくなる?」


「ぴきゅきゅきゅ…」


「当たらずとも遠からず、か?


リーナと兵士に何かあるのか?」


「ぴきゅきゅ」


「違うのか


あとは…落ちているのは壊れた…盾?


まさか…」


「ぴきゅーっ!」


「よし、スラ太郎の力にはいつも助けられてばかりだからな!


頼むぞ、スラ太郎!」


幸明はそう言うと人差し指と中指をピースサインからさらに大きく広げる


そしてその間にスラ太郎を挟む



「よし、これで俺たちが逆転するぞ!


いっけぇ、スラ・フォーク!」


型通りのピッチングフォームからまっすぐリーナに向かってスラ太郎が投げられる







「な⁉︎


スラ太郎が飛んでくるし!


え、何?


受け止めたほうが良いの⁉︎


どーしたら良いの⁉︎」


リーナは一応受け止めようと手を前に出す



そして、スラ太郎が接近するまであとわずか、というところだった


「え?」


リーナが呆気に取られた


ストンッ、という擬音に合わせてスラ太郎が急に勢いを失い落下したのだった



「ぴきゅっ!」


そしてそのまま破壊された盾の上に落ち、盾の捕食を開始した




「キュルルォォォ!」


ホークメイジがまたリーナたちに狙いを定める


ドンッ!


発砲音とともに魔導銃から魔力の弾丸が放たれる


ホークメイジは射線上から避けるが、弾丸はホークメイジのいた場所よりも手前で霧散する


「くそっ、やっぱり届かないか!」


ドンッ、ドンッ、ドンッ!


何度も打つが威嚇程度の効果しかない


幸明たちも火球を捌くことしかできず攻撃の目処がいっさい立たない



バァンッ!


その直後、魔導銃が爆発した


「くそっ、こんな時にまたかよ!


これだから安い魔導銃の試作品は…!」


ガシャンッ…


兵士は魔導銃を地面に捨て、剣を構えるがもはや打つ手はない


それがホークメイジにも伝わり、攻勢に転じる


「キュォォォッ!」


ゴゥッ!


火球がリーナや兵士にいくつも降り注ぐ


「くっ、このままじゃ…」


「きゅっぴーーーーーーっ!」


その声とともに2人の前に巨大な盾が出現した


ドゴォンッ!


複数の火球がぶつかり小さな爆発を起こした


が、出現した盾は傷一つなかった


「きゅぴっ!」


「これ、あんたの力なの⁉︎


すごいじゃない!」


リーナの頭に乗るのは小さな盾を体につけたスライムだった




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ