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宿屋にて

「じゃあ、これが20万ゴールドだ」


紙幣を20枚カウンターに置く


「一万円札ならぬ一万ゴールド札か


これって偽装とかされないのか?」


「?


変なこと聞くなぁ、馬鹿なことはやめとけよ?


これは魔法で印字されてるんだ、偽物は作れないさ


国の紋章も入ってるから勝手に紋章を書いただけで国家反逆罪になるぜ?」


「へぇ…いや、あんまり紙幣なんか見ないからさ」


「そんなもんかねぇ?


まぁ、いいや


その装備は着けて帰るのか?」


「ああ、色々ありがとうな


とくにこのローブマントは気に入ったよ」


幸明はフード付きのローブマントを着て満足げに言う


「それ、フードには簡単な認識阻害が着いてるからコソコソするにはもってこいだ


なんか事情があるんだろうが、犯罪だけはしてくれるなよ?」


「ああ、ありがとう


このリュックも助かるよ」


「旅するのにリュックが無いやつも初めて見た


まぁ、あとは旅とかに必要な道具は大通りにある冒険者御用達の店で買った方が安くて良いものが帰るさ」


「何から何まですまないな」


「あの毛皮の代金だと思えば安すぎるくらいだ


じゃあ、気をつけて旅しろよ」



「ああ、いつかまた」


「「ぴきゅっ!」」


幸明とスライム達は店を後にした








宿屋



幸明たちは旅支度を整える買い物をして食事を済ませたあと、宿屋に来た



一泊素泊まり3,000ゴールドの安宿だ



「さて、第一回異世界ミーティングを始めます!」


「ぴきゅっ!」


ぷるん



ソードは小さな剣を高らかに掲げ、スラ太郎は軽快に体を揺らした



「まずは、明日出発したらどの町に行くかってとかだな


俺たちは最終的にどこを目指したらいいと思う?」




「…」


スラ太郎とソードは動かない…


微かにぷるぷるしてるがまるで考えるのを放棄したように呆然としていた


「訳ありならまずは国外を目指したらどうかしら?」


突然、部屋に女性が入ってきた



が、その瞬間


「ぴきゅっ!」


スパパパパンッ!


敵襲と勘違いしたソードの素早い剣戟


「え…」


呆然とする女性、そして裸になったことに気づきその場にしゃがみ込む



「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「なんかよくわからんが、とりあえずソード、グッジョブ!」



ソードを撫でながら女性が走り去る後ろ姿を見つめる



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