DQN
幸明たちは新たな街に着いた
「スラ太郎とソードのおかげで安全に野宿もできたし、毛皮も手に入ったから少しはお金になるかなぁ…と」
幸明は数枚のウルフの毛皮を持ちながら言う
ソードスライムがウルフを一撃で倒し、スラ太郎とソードで毛皮以外の余分な部分をギリギリまで消化して作り上げた
「しかし、どこで売ったらいいんだ?」
幸明がキョロキョロする
「おい、兄ちゃん探し物かい?」
ニタニタした明らかにガラの悪い男たちが話しかける
「ウルフの毛皮を売れる所を探してるんだけど…」
「ウルフ〜?
そんな毛皮はこの辺じゃ売れねぇぜ?
だが、俺たちはこの街に詳しいからなぁ、代わりにウルフの毛皮を売ってきてやるぜ」
「いや、買い取ってくれる店を教えてくれたら自分で行くから大丈夫ですよ」
「いやいや、普通はウルフの毛皮なんて買い取らないんだぜ?
この町で顔が聞く俺だから売れるんだ
大人しく毛皮貸しな
売値から手間賃を引いた額はあとで渡してやるからなぁ」
「いや、断る」
「はぁ?
テメェ、ここまで俺の時間を使っといてタダで帰れると思うのかよ?」
「勝手に話しかけて来たんだからむしろ俺の時間を取ったのはアンタらだろう?」
「おい、ガキ
俺たちが誰かわかってるのか?」
「知らん
素っ裸の変態だってことくらいしかわからない
なぁ、ソード」
さあ話しかけた幸明は男たちの後ろで跳ねてるソードに言う
「変態だとぉ?」
男が一歩詰め寄った瞬間だった
スパパパパパンッ!
男たちの衣服や装備は切り裂かれて素っ裸になった
「んなぁ⁉︎」
「じゃあ、変態と話すと変態がうつるんでこれで失礼します」
幸明が立ち去る
「ふざけやがって…追うぞ!」
「やめときな」
駆け出そうとする男たちを綺麗な女性が一喝する
「でも、リーダー!」
「裸で街中走ったら衛兵が黙ってないわよ…
それに、あんたらの防具を見てみなさい」
「ああ!
これ、高かったのに!」
「俺のも真っ二つだ…」
「俺なんか熟練冒険者から借金代わりに取り上げたミスリル製だぞ⁉︎」
「こんなにも簡単に防具を切り裂くんだ…かなりやばいヤツよ
とりあえず、一度引いてあの男の素性を洗い出すわよ」




