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転生貴族と黄金の宿命  作者: KiedeJWL


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⸻第二十九章 太古の記憶

使徒はもともと「遣わされた者」という意味

「使徒」は、自分の意思だけで行動する人というより、ある使命を託されて送り出された人という意味合いがあります。

 キリスト教ではイエスの弟子たちを指すことが多い。

特に有名なのが、イエス・キリストの「十二使徒」です。彼らは教えを広める重要な役割を担いました。

 使徒にはこんな豆知識がありますが、12という数字で僕が思い浮かべたのは十二支であり、僕は猪年が好きです。なぜなら、豚肉、トンカツ食べたいからです。食べ過ぎたら太るので、節制して生活してます。ww

 流れ込んできた記憶の中で、レオンは太古の時代の光景を目の当たりにした。


 人間、エルフ、吸血鬼、獣人――様々な種族が、争うことなく共存していた時代。その中心には、レオンと同じように、全属性の力と、人と人ならざる者を繋ぐ特別な使命を持った、一人の存在がいた。


(彼が、初代の『黄金の使徒』……)


 だが、繁栄を極めたその文明は、やがて内部の対立によって崩壊への道を辿ることになる。一部の人間たちが、他種族に対する優越感を抱き始め、それが徐々に大きな分裂へと発展していったのだ。


 初代黄金の使徒は、その対立を鎮めようと奔走したが、最終的には力及ばず、文明は大きな争いの末に崩壊。生き残った各種族は、それぞれ別々の道を歩むことを選び、今日に至る種族間の分断が生まれたのだった。


(僕は、その時代から存在する意思ある剣だ。初代の使徒が命を落とす直前、彼の想いと共に、後世へと託されたんだ)


「そうだったのか……。だから、俺と話ができるんだな」


(そうだ。そして、君に伝えたいことがある。初代の使徒が果たせなかった融和の願い、それを君が受け継いでくれることを、僕はずっと願っていた)


 記憶が途切れ、レオンは現実に引き戻された。目には、うっすらと涙が浮かんでいた。


「レオン様……?」


「大丈夫だ。ちょっと、大事なことを教えてもらった」


 レオンは仲間たちに、今見た記憶の内容を語って聞かせた。


「そんな歴史が……」


「初代の使徒様の想いを、レオン様が受け継いでいるんですね」


「ああ。だからこそ、俺は今の使命を、絶対に諦めない」


 サライ長老も、この結果を聞いて深く頷いた。


「これで、この島の脅威も去りました。レオン殿、そしてご一行、この島に代々伝わる感謝を捧げます」


「いえ、俺たちも大切なことを学ばせてもらいました」

よろしくお願いします

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