⸻第二十八章 太古の呪いとの決戦
頑張って投稿します
「数が多い……! 一体どこから湧いてくるんだ!」
「恐らく、あの水晶が魔力の供給源になっておりますわ! 元を絶たなければ、いつまでも湧き続けますわよ!」
アリシアの分析に、レオンは頷いた。
「よし、みんなで道を開いてくれ! 俺があの水晶を破壊する!」
「危険すぎますわ! せめてわたくしも一緒に……!」
「いや、ここは俺に任せてくれ。みんなは周りの魔物を食い止めてほしい」
レオンの意志の固さを感じ取り、仲間たちは頷いた。
「分かりましたわ。わたくしたちが道を作ります」
「行ってください、レオン様!」
ミアの支援魔法、アリシアの氷魔法、ケインの精密な弓術、そしてヴィクトリアの吸血鬼としての身体能力が組み合わさり、次々と現れる黒い魔物たちを食い止めていく。
「今だ……!」
レオンは開かれた道を駆け抜け、水晶の前へと到達した。
(レオン、この水晶には強力な呪いの力が込められている。斬るだけでは、逆に呪いが暴走する危険がある)
「じゃあ、どうすればいい?」
(僕たちの、そして君の『祝福の血脈』の力で、浄化しながら破壊するんだ)
レオンは剣を構え、全属性の力を極限まで研ぎ澄ませた。首元のゴールドのネックレスが再び強く輝き出す。
「――極致複合魔法、『黄金浄化断』」
放たれた斬撃は、これまでの攻撃的な力とは異なり、まるで浄化の光そのものを纏っているかのようだった。水晶に一撃が加えられると、その表面に走った亀裂から、黒い瘴気ではなく、透明な光が溢れ出していく。
「――う、うわあああ……!」
水晶から、まるで断末魔のような声が響いた。それは、太古の時代に封じ込められた、深い憎しみと悲しみの残滓のようなものだった。
「これは……」
「太古の時代、種族間の争いによって生まれた、深い怨念の集積だったのでしょう」
ヴィクトリアが、悲痛な表情でその声に耳を傾けていた。
水晶は最終的に、黒い瘴気を全て浄化されながら、粉々に砕け散った。同時に、周囲に出現していた黒い魔物たちも、全て消滅していく。
「終わった……のか?」
「ええ、みたいですわね」
戦闘の余韻の中、レオンは砕け散った水晶の跡地に、小さな光の結晶が残されていることに気づいた。
「これは?」
(それは、太古の文明が遺した『記憶の欠片』だ。触れてみるといい)
レオンが結晶に触れると、脳裏に、太古の記憶が流れ込んできた。
水晶の主成分は二酸化ケイ素(SiO₂)で、砂やガラスの材料と同じ成分を含んでいるらしい。水晶の主成分にもo2と入っていることから、僕の酸素飽和度がたまに80%くらいになってたことを思い出しました。当然、その後で再測定して90%に戻りましたが。それはそれとして、今後とも、よろしくお願いします。




