↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生貴族と黄金の宿命  作者: KiedeJWL


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

28/34

⸻第二十七章 失われた文明の遺跡

遺跡奥での戦いは白熱の予感です。

 島の中央にそびえる山、その麓に古代遺跡の入り口はあった。苔むした石造りの門には、見たこともない古代文字が刻まれている。


「これは……相当古いものですわね」


 ヴィクトリアが門の紋様を興味深そうに観察する。


「わたくしたち吸血鬼の伝承にも、この文字によく似たものが記されておりますわ。確か、『始まりの文明』と呼ばれる、太古の超文明の遺物だと」


「始まりの文明?」


「人間、エルフ、吸血鬼、獣人……この世界の全ての種族が、まだ分かれていなかった時代に存在したとされる、伝説の文明ですわ」


「そんな時代があったのか……」


 遺跡の内部に足を踏み入れると、壁面には古代の壁画が広がっていた。そこに描かれていたのは、様々な種族が共に暮らし、争うことなく助け合う光景だった。


「これは……」


「みんな、仲良く暮らしてたんですね」


 ミアが壁画を見上げながら、感慨深げに呟いた。


「かつては、こうした時代があったということですわね。それが、いつしか分裂し、争いが生まれてしまった」


「原因は何だったんだろう」


 更に奥へと進むと、壁画の続きに、不穏な描写が現れ始めた。巨大な黒い影のようなものが世界を覆い、それを機に種族間の争いが始まっていく様子が描かれている。


「この黒い影……。まさか」


「わたしも似たようなものを、感じたことがあります。純血同盟が使っていた呪いの力と、同じ気配がします」


 ケインが緊張した面持ちで壁画を指差す。


「ということは、純血同盟が今、利用している呪いの力の源流が、この遺跡に眠っている可能性がある、ということか」


「その通りかもしれませんわね」


 更に奥へと進んだ一行は、遺跡の最奥、巨大な祭壇のような空間へと辿り着いた。祭壇の中央には、黒く濁った巨大な水晶が安置されている。


「これが……。純血同盟が使っていた『呪われた血石』の、大本ということでしょうか」


「気をつけろ、何か反応してる……!」


 レオンの警告と同時に、水晶から禍々しい瘴気が噴き出し、祭壇の周囲に、黒い靄で構成された無数の魔物が出現し始めた。


「みんな、構えろ!」


 こうして、遺跡最奥での、新たな戦いの幕が上がった。

よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。