⸻第十五章 純血同盟、本格始動
白熱の展開になりました。楽しんでくださいませ
だが、そんな穏やかな時間も長くは続かなかった。数日後、王都に激震が走る事件が発生する。
「レオン様、大変です!」
朝早く、血相を変えたミアが部屋に飛び込んできた。
「どうした」
「純血同盟が、王都の獣人街を襲撃したそうです! 多数の負傷者が……!」
「なんだと……!」
レオンはすぐに身支度を整え、アリシア、リルと共に現場へと向かった。獣人街は、火の手が上がり、逃げ惑う住民たちで混乱を極めていた。
「くそ、遅かったか……!」
「レオン様、あそこ!」
リルが指差す方向には、純血同盟の紋章を掲げた一団が、獣人たちを取り囲んでいる姿があった。先頭に立つのは、以前レオンと対峙した男とは比べ物にならない、強い魔力を放つ人物だった。
「お前は……」
「初めまして、と言うべきか。レイヴンフォード公子。私は純血同盟、実行部隊隊長、ガルシア・ヴォルムスだ」
ガルシアと名乗った男は、不敵な笑みを浮かべながらレオンを見据えた。
「翡翠の迷宮の一件は、貴様の仕業か。せっかくの実験体を台無しにしてくれたな」
「実験体だと……。あんな怪物を使って人を傷つけて、それが実験だと?」
「純血の維持のためには、多少の犠牲も必要だ。特に、貴様のような『祝福の血脈』を持つ存在は、我らにとって最大の脅威だからな」
ガルシアが手を掲げると、周囲の純血同盟のメンバーが一斉に攻撃態勢を取った。
「今日ここで、貴様を排除させてもらう」
「――やれるものならやってみろ」
レオンはレインボウフェイトを構え、仲間たちと共に、純血同盟との本格的な戦いに突入していくのだった。
よろしくお願いします。




