エピローグ 5話
昴が「もう〇時だから明日も早いから今日はこれぐらいにしとかない?」と声をかけて、めぐみが「もうそんな時間」と時計を見て驚いていた。彩月と弥生が「そうだな」と言い彩月が立ち上がって空き缶を回収し始めた。回収していたら、まだビールが入っていた。彩月が入っているビールを持ちながら「このビールは誰の?」と聞いたら、すぐに「僕のだから、また後で飲むから置いといて」と海翔が答えた。彩月が釘を刺すように「飲んだらちゃんと缶のゴミ箱に捨てるように」と海翔を見ながら言った。「分かってるから」と頬をふくらませていた。
弥生が「そろそろ私達のコテージに戻るわ」と言ってきたから、昴は「分かったよ。明日も早いから帰ったらすぐに寝るんだよ。お休み」と言い弥生達を見送っていると弥生が「お休み」と返して、めぐみに車椅子を押してもらって帰って行った。
弥生達のコテージに付くと、布団を引いたが全く寝る気配は無かった。弥生が「めぐみちゃん、昴と外で何を話していたの?」と聞いた。彩月も「私も気になるから教えてよ」とめぐみは質問攻めされて、当時私にどんな気持ちで告白したのって聞いたのはなんて弥生達には言えないし、嘘もつきたくなかったから「海の事故の事を懐かしいなと話していて、また昴君といや、弥生ちゃん達とみんなでここに来るとは思わなかったかな。そんな話だよ」
弥生がすかさず「めぐみちゃん、珍しく本音が出ちゃったね」と笑って言い、彩月はこればかりは分からなかったから「弥生はどういう事?」と聞いた。めぐみは顔を赤くしながら「弥生ちゃん、言わないでよ」と止めたが弥生は「箱根旅行のお返し」と言い弥生はこう続けた。
「昴ともう一度この海でダイビングしたかったのかな」とめぐみの心をすかすように言った。「弥生ちゃん、何で分かったの?」と聞いたら、弥生は「そんなのバレバレだよ。その為にこの計画を立てたでしょ」と図星をつかれて、めぐみは素直に頷いた。