↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/21

第七章《ヴェールの影》

俺、天城刹那あまぎせつなは部下が使い物にならないので自ら出動した。

そして、一緒についてきたのが伊藤いとうだ。

「ここが、白水たちの店か?」

「はいっ、そのようです。」

「ほうほう、では、一回寄ってみるか。」

ガチャッ、

「いらっしゃいませ!」

この子達は白水たちか?

髪の色や目の色が違うが?

年齢は同じくらいだな。

ちょっと聞いてみるか。

「すみません、ここら辺で白水……夜桜時雨って見ませんでした?白髪でわかりやすいんですけど。」

えっ、この人たち、もしかして浄化機関ヴェールの人たち?

「いやっ、見てないですよ。」

「そうですか……じゃあ見つけたら、この番号に電話してください。」

「はい、わかりました。」

「ご協力、ありがとうございました。」

そして浄化機関ヴェールの人たちは出て行った。

「アレって。」

「あぁ、おそらく浄化機関ヴェールの奴らだろう。」 

「やっぱり?」

「バレてないから大丈夫かな?」

「今は大丈夫だ。でも、いつバレるかわからないから気をつけた方がいい。」

「うん。」

「それじゃあ、作戦会議始めるよ。」

「うん。」「あぁ。」

心菜が店の扉を閉め、鍵をかける。

「まず、さっきの人たちについて。」

浄化機関ヴェールで間違いないと思う。」

「でも、なんでここに来たんだろう?」

「たぶん……時雨を探してる。」

「そりゃそうだろ。」

「問題は、どうしてこの店を知ったのかってこと。」

「……もしかして、誰かに見られてた?」

その言葉に、三人は黙り込んだ。

「もしそうなら、ここも安全じゃない。」

「じゃあ、店を閉める?」

「いや。」

琉夏が首を横に振った。

「ここを閉めたら、逆に怪しまれる。」

「確かに……。」

「だから、今まで通り営業する。ただし――」

琉夏が声を落とす。

「今まで以上に、周囲を警戒する。」

「うん。」

「それと、時雨は絶対に一人で行動しないこと。」

「わかった。」

三人は頷いた。

しかし――

店の外。

誰もいないはずの路地裏に、一つの人影があった。

「……なるほど。」

その人物は、店の看板を見上げる。

「やはり、この店に何かある。」

そして、静かにその場を離れていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。