第三十九章《仲間》
「奏多!できたか?」
「はい。完成しました。」
それは銃のような型をしていた。
「なんか物騒ですが?」
「これに魂を入れて撃つと魂を入れ替えることができます。」
「どうやるんじゃ?」
「魂は見えないですよ?」
「そこで……テッテレー!」
奏多はサングラスを取り出した。
「なんじゃそれ?」
「これは魂が見えるようになるサングラスです。」
「おぉ!」
「それでは狐白さんかけてみてください。」
「えっ?私ですか?」
「はい。」
「狐の仮面が邪魔なんですが……。」
「そういえばそうでした。」
「すみません。」
「謝らないでいいですよ。では、琉夏さんかけてみてください。」
「あぁ。」
琉夏はサングラスをかけた。
「似合ってるねー。」
「おぉ、これは。」
「琉夏、なんか見えるか?」
「悠生さん。」
「なんだ?」
「あなたの魂が見えます。」
「まじか!」
「時雨も心菜の魂も見える。」
「えっ!ほんと?」
「あぁ。」
「すごいなー。本物なんだな。」
「琉夏さん。それでリゲルさんとベテルギウスさんの魂を探してみてください。」
「了解した。」
しばらくして琉夏が声を上げた。
「いた。」
「それでは……テッテレー!これに入れてください。」
「虫かご?」
「虫かごを改良して魂を集められるようにした物です。」
「よいしょ。」
「集めたぞ。」
「そして、このスイッチを押すと……。」
「おぉ!」
「魂が見えるようになります。」
「あとは肉体を取り返さないとですね。」
「そうじゃな。」
「結構難しいと思います。」
「浄化機関に飛び込まないといけないもん。」
「その通りです。」
「しかも、相手は狙われていることがわかっている。」
「はい。」
「でも、わしは助けたいんじゃ。」
「……!」
「私もです。」
「こうなったらみんなで強行突破かな。」
「いいんですか?」
「当たり前でしょ。仲間なんだから。」
「……仲間、いい響きですね。」
「でも、いい?まずはみんなで生きて帰ること。」
「うん。」
「これが今回の目標だから。」
「了解!」
「明日の午前三時、決行!」




