第三十七章《再開》
時は流れ現代。
僕たちは始まりの魔法使いと片割れに会いに行った。
「二人とも、覚えてるかな?」
「わからない……でも、会いたい。」
「うん。」
コンコンコン。
ガチャッ!
「あのー、始まりの魔法使いっていますか?」
「始まりの魔法使い?あっ狐白さんのことか。」
狐白?
すると奥から見覚えのある巫女服を着て、狐の仮面を被った少女が出てきた。
「始まりの魔法使いだ!」
「あっ、リゲルにベテルギウス。お久しぶりです。」
「わー、変わってないね。」
「はい。」
そしてその奥に。
「あー!片割れもいる!」
「はい。では、呼んできます。」
「狐黒さん。来てください。」
「なんじゃ?客人か?」
黒い狐の仮面に巫女服を着た少女。
「片割れも変わってないね。」
「おぬしらは誰じゃ?」
「もー、忘れたの?リゲルとベテルギウスだよ。」
「いや、違う。」
「違わないよ。僕たちだよ。」
「姿、形は変わっていないがなんか違う……誰じゃおぬしら?」
「狐黒さん何言ってるんですか?」
「そうだよ。」
「わしは騙されんぞ。」
「……ふふふふふ。」
リゲルとベテルギウスは笑い出した。
「えっ?」
「なんでわかったのかな?見た目は一緒なのに。」
「貴様ら、誰じゃ?」
「この子たちの魂と入れ替わった者。とでも言っておこう。」
「リゲルとベテルギウスはどこじゃ?」
「肉体はこの子たちのままだよ。」
「狐黒さん離れてください。」
狐白は舞を踊り出した。
「あ、一応言っておくけど、僕たちが死んだらこの子たちも道連れだからね。」
「えっ?」
「汚い手を使いおって。」
「汚くて結構。僕たちは強く生きたいんだ……もう二度と繰り返さない。」
「もう二度と?」
「話はここまでだ。」
「待ってください!」
もうそこに二人の姿はなかった。
「……リゲル……ベテルギウス。」
「行ったか。」
「狐黒さん。どうするんですか?」
「作戦を立てる。」
「作戦?」
「そうじゃ、リゲルとベテルギウスを取り返す作戦を。」




