nAmBAr.21「なんわんさんよん」
「10歳世界、だね。頭の数字で確認出来たよ、お疲れ様ニパ君。暫くは10が軽く踊っているだけのフェイズが続くだろうから楽にしてるといいよん」
新たな世界に着くなりそう言われ私は安堵を覚えた。とりあえずは第一関門を突破した、とそう言う解釈でいいのだろう。
「そうか、そいつは良かった。重畳ってなとこだな。しかし最後の方なんか助け舟みたいな共鳴が有ったがあれは何だったんだろうな」
「うーん、我々ユニバン、ベースブンブン隊の裏の能力が発動したのかなん。何か有ると思ったんだよね、心音ベースって言葉に敢えて言及させて貰った時に、この言葉選びには意味を感じるって」
「ベースブンブン隊って。せめて異世界におけるイバのベース分隊だろ」
「じゃあベースロニャニパ分隊でどう?」
「えぇ…主役って一応俺じゃ無かったのか…」
もうどっちでもいい、と私は根負けして溜息を付く。
「どちらにせよあれで救われたという面も大きそうだ。次回にもあれの発動に期待したい所だが」
「じゃーん、お疲れモードのニパ君に、ここで朗報だよん」
「え、なんだよ?」
「あーしの語尾の種明かしをします。NONと4の間の2。つまりあーしは何気ない語尾を連呼する事で常に2君を応援するスタイルが取れているとってもお偉いさんだったのだー! と、そう言う訳なんよん」
「なんよんって”なん”と”よん”じゃなくて”なんよ”に”ん”を付けたのか…初出の謎語録増えたよこれ…」
「1と3追加でイバ上げもしとく?」
「3の方の心は?」
「1足す2、イバとニパ君の手繋ぎ絵の完成だよん」
「うげ、マジか。でもわんはともかくさん連呼って可愛いポイント有るか…?」
「おーおーなん、よん、わんに関してはニパ君の萌えポイントを結構突けている、と…メモメモ」
「おおう失言か…まあさんに関しては今まで太陽と激闘を繰り広げて居た訳だから暫く遠慮したいと言うのが本音だな…」
「散々な目に有ったよね~サンだけに。では取りこぼしが有ってはいけないので一通り偵察にまた出て来るわん。お利口にしてるんだよニパ君?」
「いや、犬側に窘められるってのも一体俺は何者なんだって気分にさせられるが…まあ行って来てくれ。変にアクションを取らなきゃいけない様ななんらかがこの地に眠ってない事を祈るよ。あー、寝とくかな」
「オッケー。じゃまた後程」
そう言うとローニャはふわふわと妖精の様に飛んで行き、暫くすると見えなくなってしまった。それを確認すると私は先の戦いの疲れを癒すべく眠りの境地へと落ちて行くのだった。
2、は彼ら二人の事ってな感じにも見えていいですね




