我 カレーを食べる
「うー! 行きたくない! まだ先輩とイチャイチャしていたいよー!」
「そうだーね。行ってーらー」
「行ってきまーす!」
朝食を食べ終わると茜が大学に行く時間になった。今日は1限からなので後輩の出発も早いのだ。
そして、大体の確率で彼女は家を出る前にあんな感じでごねる。
最初の頃は少し引いたけれど、今ではもう慣れたもんだ。
茜を見送ったら二度寝の時間が訪れる。理由は分からないが寝ずにはいられない。
きっと前々前世とかで寝れない呪いにでもかかっていた反動のなのだろう。
ちなみに我は寝る時には必ずasmrを聴くタイプで、お気に入りは耳元で囁かれることだ。
美少女に囁かれて嬉しくない人類なんて存在しないと我は思う。
そうして2時間ほど寝たら、もう一度asmrを聞く。追いasmrの時間だ。
二度寝する時に聞くasmrはすぐに眠ってしまうことが多くてなかなか最後まで聞けないことが多い。
だからこうやってもう一度聞き直すのだ。それに寝起きの脳で感じるasmrもまたいい。
そうやってゆっくりした後はお昼ごはんの時間だ。
今日は茜が作ってくれたカレーを頂く予定である。
しっかりと煮込んた具材とスパイスが効いたルー。食べる前から香りを嗅ぐだけで食欲がそそられる絶品カレーだ。
美味しいすぎてついついご飯をたくさん食べてしまった。
ご飯を食べ終わった後は動画を見たり、ゲームをしたり昼寝をしたりする。
そんなこんなをしていると夕方になり、茜が学校から帰ってくる時間になった。
「ただいま〜!」
「おかえり」
「反応が薄い先輩も可愛い!」
「むぎゅっ…!」
そう言って後輩は我に抱きついてくる。すると途端に柔らかい感触と甘いにおいが香り、我の脳を刺激する。
「うーん! 疲れた身体に楓ニウム沁みる! 生き返りますわー!」
茜はそう言って今度は我の首筋に頬を擦り寄せてくる。サラサラの髪の毛が当たって少しくすぐったい。
我は相変わらずされるがままである。
でも、正直なところ茜みたいな美少女にこうやってスキンシップを取られたら意識してしまいそうだ。
彼女は理想の美少女に尽くすのが夢と言っていたけれど、それは恋心とは違うものなのだろうか?
なんだか違う気がする。まあ、我が後輩に恋をすることも無いと思うのだけど。




