我 提案をされる
「ふぁー」
ピンポーンというチャイムがなる音で目が覚めた。
我の好きなことランキング第3位の二度寝を邪魔する不届者はどこの誰なのか。
答えはスマホを見たらすぐに分かった。どうやら茜が我が家の前にいるみたいだ。
メッセージアプリに着信が何件も入っていた。
なぜに…?
とりあえず後輩を出迎えるために玄関のドアを開けることにする。
「お待たせー」
寝ていたところを起こされているので、やっぱりまだ眠い。
「……」
ドアを開けると茜が家の前に立っていたのだが、なんだか様子がおかしい。
「どうかした?」
顔は俯いていて、肩をプルプルと震わせている。
「あの、もしかして…先輩なんですか?」
「…? そうだけど?」
むしろそれ以外に何があるのだろうか。と、そこで我は後輩の様子を見て思い出した。
そういえば性別が変わっていたということを。そして、それをこの後輩に連絡したことも。
「やっぱり先輩だったんですね……」
「そうそう。朝起きたらこんな姿になってて驚いたよ〜」
「可愛いすぎますよー!!」
すると、いきなり興奮した茜に思いっきり抱きしめられた。
「本当に先輩なんですかー! めちゃくちゃ可愛いし私の好みドストライクなんですけどー! もしかして誘ってますかー!? それに凄くいい匂いもするし! ハー、クンカクンカ」
「ちょっと……離れ…て」
抱きしめられたことによって、豊満な胸が我の顔に当たって窒息死しそうになったので慌てて離れるように促す。
「あ、すいません先輩」
この後輩とこんな距離間になったのは初めてなので驚いた。
いったいどれだけ我のビジュが好きだというのか…
しかし一つだけ言っておこう……役得だったと。
なんだかいい匂いを直に感じたし、どことは言わないが柔らかかった。
我、超絶美少女に生まれ変わってよかった。
「でも先輩が悪いんですよ」
「な、なぜに?」
「そんなに可愛くなっちゃって」
「えー、それ我が悪いの?」
「そうですよ。でもちょうど良かったです」
「なにが?」
「相手が先輩なら遠慮なく提案できます」
「いや、なにを?」
「先輩」
「はい」
「私に飼われませんか?」
「はい?」
そこで我は思い出した。そう言うばこの後輩の好みは身長が150センチぐらいで、黒髪ロングの可愛い系な貧乳美少女だったことを。
それって…
まんま今の我じゃん…




