第70話 あっ!
あっと驚くタメごろ〜
半世紀以上前になりますかね。
こんなギャグがあったのですが、知らない人のほうが多いかも知れんね。
でもあっと驚くようなこと、あったら楽しいかも、ですよね。
ネズミ「やぁ、ウサギくん」
ウサギ「やぁ、ネズミくん」
ネズミ「今日はウサギくんの思考力を鍛えに来てあげたんだ」
ウサギ「うそ~!
また変でわざとらしい難しい問題を出したりするの?」
ネズミ「変でわざとらしいって、そりゃ何だい?」
ウサギ「こんな時って、決まってネズミくんは捻って真面では答えられないような問題を出すから」
ネズミ「信用ないんだな~」
ウサギ「ある訳ないじゃん」
ネズミ「あっ!」
ウサギ「どうしたの?」
ネズミ「突然『あっ!』って言ったら何かあったんか?って思うよね」
ウサギ「普通そうだよね」
ネズミ「何があったと思う?」
ウサギ「そんなの、今のだけで分かる訳ないじゃん」
ネズミ「だからウサギくんは思考力が足りないって言ってるんだよ」
ウサギ「・・・・(毎度のパターン、又始まった)」
ネズミ「おや? 顔色が良くないよ」
ウサギ「ネズミくんの所為だよ」
ネズミ「俺、何か悪いことしたかい?」
ウサギ「・・・・(全然気にしてない)」
ネズミ「ウサギくんはどんな時に『あっ!』て言う?」
ウサギ「(はぐらかしてきた)」
ネズミ「考えてごらんよ。
こんな時かな~ あんな時かな~ って」
ウサギ「そうね~
突然予定外の時に太郎くんが一杯草を持ってきてくれた時かな~」
ネズミ「その時は『あっ!』じゃなくて『うわ~!』じゃないの」
ウサギ「あっ! そうかも」
ネズミ「今、『あっ!』って言ったよ」
ウサギ「ホントだね~」
ネズミ「結構無意識的に何か思いもよらないちょっとしたことがあるとその言葉が出て来るんだよね」
ウサギ「ネズミくんはやっぱり先生みたいだ」
ネズミ「あっ!」
ウサギ「何々!?」
ネズミ「指を差してこれを言うと、どうしても指を差した方を見ちゃうよね」
ウサギ「そうだね~
僕も今思わず見ちゃったよ」
ネズミ「指差した方にUFOがいるかも知れないし、お化けがいるかも知れないし・・」
ウサギ「そりゃまた凄い例えだね。
でも興味がそそられちゃうんだよね」
ネズミ「それでその先に何もないと大概怒られるんだよね」
ウサギ「分かる分かる」
ネズミ「アイスクリームをポトって落とした時にも言うね」
ウサギ「悲しい叫びだね」
ネズミ「耐え難い苦しみだよ」
ウサギ「でも何でアイスクリームなの?
他のものでもいいじゃん」
ネズミ「分かってないな~
俺がさっきその光景を見てきたんだよ」
ウサギ「そうだったの?」
ネズミ「多分この小学校に通ってる児童だったと思うよ」
ウサギ「可哀そうに」
ネズミ「お陰で俺は美味しい思いができたけどね」
ウサギ「そんな言い方してると罰が当たるよ」
ネズミ「あっ!
急にちょっとお腹が痛くなってきた」
ウサギ「ほら言ったこっちゃない」
ネズミ「嘘ぴょん!」
ウサギ「あっ!」
ネズミ「どうした?」
ウサギ「何でもないよ~」
ネズミ「騙したな~」
ウサギ「たまには敵をとらないとね」
ネズミ「よしよし、今日はちょっとだけだけどウサギくんの思考力が高くなったようだし、これでいいことにして俺は帰るよ。
じゃあね、バイバイ」
ウサギ「こんなんで本当に思考力が高くなったんだろうか?
でもこんな簡単な『あっ!』って一言にも、考えてみればいろいろな場面で使うし、面白い表現なんだね。
そういえば感動した時なんかにも言ってるよね。
最近暑さでダレている所為だか、感動する場面に出くわしていないな~
あっ! そうだ!
大好きな花火大会が近いうちにあるんだ。
きっと奇麗な花火を一杯見られて、感動できるよね~」
あっ!と楽しんで頂けましたでしょうか?
ではまた次の機会に!




