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第64話 お尻(しり)

お尻、好きですか?

魅力的なお尻をしている人を見かけると、羨ましいと思ってしまうのは私だけでしょうか?

お尻って変な魅力がありますよね。

中には余り好きになれないお尻もあるでしょうが…

ネズミ「やぁ、ウサギくん」


ウサギ「やぁ、ネズミくん」


ネズミ「ウサギくんのお尻ってさ、どんな形してるの?」


ウサギ「えっ! お尻?

 恥ずかしいことを随分ストレートに質問するね」


ネズミ「恥ずかしいのかい?」


ウサギ「別に相手がネズミくんだからそんなことはないけど・・・

 でもまたどうして?」


ネズミ「ウサギくんのお尻は尻尾しっぽで隠れてて、おまけにいつも見えないように座っているからさ、ちょっと興味があってさ」


ウサギ「みんなのお尻と変わらないと思うよ」


ネズミ「そうなの。

 でもさ、ウサギくんのお尻には可愛い丸い尻尾があるじゃん」


ウサギ「エヘッ! そお! 可愛い?」


ネズミ「俺にしてみればうらやましい限りの尻尾だよ」


ウサギ「そんなに褒められると、エヘヘ!」


ネズミ「ウサギくんのその可愛い尻尾にもそれなりの役割があるんだろ?」


ウサギ「そりゃそうだよ、飾りじゃないからね。

 嬉しい時はプルプルって振るんだ!」


ネズミ「へ~!

 犬と同じじゃん」


ウサギ「それに仲間内に危険を知らせる手段にも使うんだよ」


ネズミ「ふ~ん!

 コミュニケーションの手段なんだね」


ウサギ「そうなんだ。

 僕の尻尾はいろいろいい仕事をしてくれるんだ」


ネズミ「俺の尻尾は世間の嫌われもんだけどさ、俺にとっては大事な存在なんだ」


ウサギ「そうだよね。

 ネズミくんの尻尾だってそれなりに必要があるから存在するんだよね」


ネズミ「おやまぁ、ウサギくんが哲学を語るなんて、驚きだね。

 俺の教育が成果を上がてるね~」


ウサギ「・・・・(やっぱりそれが言いたかったんだ)」


ネズミ「尻尾のことはさておいて・・・」


ウサギ「(おや!もっと自慢するかと思ったけど話を切り替えた)」


ネズミ「何でお尻ってさ、興味が沸くんだろうねぇ!」


ウサギ「興味ね~

 考えたこと、なかったな~」


ネズミ「小学校の運動会なんかでダンスをするとき、子供たちは元気によくお尻を振ってるよね」


ウサギ「そうだね。

 確かにその動きは可愛いよね」


ネズミ「大人も同じなんだけどね」


ウサギ「大人のダンスは見たことないけど、そうなんだ!」


ネズミ「お尻ってちょっと色っぽいというか、悩ましいというか・・

 何故だか魅力を感じちゃうんだよね」


ウサギ「ふ~ん!」


ネズミ「セクシーって分かる?」


ウサギ「ちょっとエッチみたいなことかな~?」


ネズミ「ウサギくん。成長したね~」


ウサギ「それほどでもないけど・・」


ネズミ「確かにそれ程ではないけどね」


ウサギ「・・・・(どうしてそれを言うかな~)」


ネズミ「この前大人の女の人がお尻の所にウサギくんと同じような尻尾を付けているのを見たんだ」


ウサギ「そうなの?」


ネズミ「バニーガールさん、って呼ばれてたよ」


ウサギ「僕も小さかった頃、バニーちゃんって呼ばれたことがあったよ」


ネズミ「へ~

 可愛いと得だよね」


ウサギ「それほどでもないけどね」


ネズミ「そう、それほどでもない」


ウサギ「・・・・(もうこの謙遜の言葉は口にしない方がいいな)」


ネズミ「お尻か~」


ウサギ「どうしたの?」


ネズミ「せめて俺のお尻のことを可愛いって言ってくれる人、いないかな~」


ウサギ「そうか~

 ネズミくん、それを悩んでいたんだ~」


ネズミ「いや、悩んでなんかいない。

 悩んでいないからね。勘違いするなよ!  

 では俺もそろそろお尻を振りながら、帰ってみるかな。

 バイ・バイ!」


ウサギ「確かにね~

 小さいけど目はくりくりしていてネズミくんだって結構可愛いところがあるんだけど、なかなか認めてもらえないんだよな~

 あのフリフリさせているお尻だって可愛いし・・・

 そう、僕はちゃんと可愛いと思っているからね。

 今度来たら言ってあげようかな!?

 それとも言わない方がいいのかな!?

 ネズミくんだけに・・・

 そこが悩ましいんだよね」

私のお尻、最近年と共に垂れ始めて筋力も衰えてきたと感じています。

もうぷりっとしたお尻には戻れない…

   寂しい!

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