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SECOND YOUTH~二回目の青春~  作者: 六依由依
第三章:夏休みサマーデイズ
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第6話:女子力up作戦


「午前中で目的終わっちゃったし、由依の女子力アップ作戦しようか」

各々の水着を買い終わった私たちは、フードコートで昼食を摂っている。


時間は12時40分。

まだまだ時間はある。


「今から?」


「まだ1時にもなってないじゃん。またここまでの運賃かかるよりはいいんじゃない?」


「そ、そうか・・・な?」



「まぁ女子力っていっても別に修行みたいなことするわけじゃないしね」


「じゃあ何するの?」

あんまり女子力って具体的になんなのかよくわかってない。


「ただ、ショップ回りながら流行りと、由依に似合う服探すだけだよ」


「そ、それだけ?」


「トレンドを抑えるだけで大分違うよ?」


「はぇー」

当事者の私だけど、イマイチ理解しきれてなくて凄い失礼な生返事になった気がする。







昼食を終え、ショッピングフロアに降りてきた私は

朱音さんと鈴に引っ張られるがままに、ショップへ連れ込まれる。


「今年の流行りはこんな感じかなー」


「こういうのもいいよね」


「あっ、わかるー」


私に次々いろんなマネキンや服を見せながら二人でキャッキャ盛り上がっている。


「あっ、あの・・・もうすこし詳しく・・・」

ただ見せつけられているだけの私は、その共通点とか、ポイントとかが把握できていない。


「え?あ、ごめんね」


「わたしたち勝手に盛り上がってたね」







「つまり、今年の夏はこんな風に、薄い布一枚重ね着するスタイルが流行ってるの」


「うんうん」


「今私がしてるのもそうだね」


「今のお姉ちゃんに合いそうな奴見つけてきたよー」


「水着の時も思ったけど、鈴ちゃんそういうの見つけてくるの早いよね」


「そうかな?」


「って訳でほら、羽織るだけだし、ここで着ちゃいなよ」


「う、うん」

言われるがまま鈴から渡された薄い生地の何かを羽織る。


「うん、これだけでもだいぶらしくなったね」


全身鏡に移った私は、確かに雰囲気が変わった気がする。

マネキンに飾られてるコーディネート感が少しましたような・・・



「結構簡単でしょ?結局トレンドアイテムやカラー一個添えるだけなんだよね」


「でもここからアレンジとか加えていくんでしょ?」


「アレンジ?・・・あー、そう考えちゃってる?」

朱音さんは自分の服をポンポンと叩きながら


「要は、自分が好きな服に、合う感じのトレンドアイテムを足せばいいよってだけだよ」



「私だってこれ以外はみんなトレンド無視で好きなの着てるだけだし」

その薄い布をヒラヒラさせながら言う。


「ファッションってそんなもん?」


「私はね?人によってはもうガッツリトレンドで固めないとやってけない人とかも居るっぽいけど」


「ふーん」

思ってたよりもハードルは高くないのかも。



「ちょっとここで全部まとめて自分で選んでみたら?」

鈴がそう提案してくる


「全部!?」

ちょっと難しくない?


「大丈夫大丈夫。指定したワードを使って感想を書く国語の問題より簡単だよ。そこから正答を抜いたようなもんだし」

ファッションに正解は無いとか、そういう事を言いたいのだろうか。


「好きな服に流行りを合わせるだけ!簡単だね!」

もうそこまで言われたらやるしかない。


「わかった。やってみるよ」






さて、そうは言ったものの、どうしようか。

トレンドは薄い布と、青色らしい。


あんまり派手なのは嫌だし・・・

上はとりあえず目についた、白のノースリーブのブラウスに、

可愛い刺繍と、リボンが付いた水色のオフショルダーのカットソーを重ねる事にした。

どこかで見たマネキンもこんな感じで肩をちょっと出すスタイルだった気がする。



下は濃い目の青色の膝丈よりやや下のスカートにすることにして、


それと同じ色のサンダルにしてみる。



・・・あ、薄い布の重ね着忘れてた。

でも上三枚重ねは暑いかなぁ



と、店をぶらついていると、

薄い透け素材の白いスカートを見つけた。

丈はさっきの青いスカートより長くて、くるぶしくらいまである。


下に重ねるのはありなのかな・・・?

まぁ合わなかったら二人が何か言ってくるだろうし








「さて、お姉ちゃんのセンスはー?」


「ちょっと、あんまりそういう事言わないで・・・」

試着室のカーテン越しにも聞こえる鈴の煽り。


「どう?着替えた?」


「うん」


スーッとゆっくりカーテンを開ける。


「おおっ・・・」


「まさかの変則コーデ」


「ダメ・・・だった?」


「え?全然!色まとまってるし、可愛いし、変則って言ったのは、わたし達ずっと重ね着って言ってたから、普通は上に重ねてくるだろうなーって思ってたの」


「あ、これ?これね、上決めてから、あ、透け布忘れてた・・・ってなって・・・」

色まとまってるってのも、青と白しか使ってないからだと思うし・・・


「でもそこで上を見直さないで下にもってくるのはなかなかだと思うよ。慣れてくればセンス開花するんじゃない?」


「えー?そんなことないよー」


「でも今も悪くないから、自分で好きなもの選んでいけば問題ないと思うよ」




私の女子力アップ作戦。


成功?



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