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SECOND YOUTH~二回目の青春~  作者: 六依由依
第二章:高校生のあれこれ
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第3話:明かされる真実


「さぁ、新聞部だ」


次は新聞部のようだ。



新聞部・・・あの個性的な先輩が居る所だ。




「新藤君。こんにちは」


「ああ、生徒会長。そうか。今日が報告書提出の日だったか」

そう言いながら、新聞部部長は、机から報告書を取り出して、会長に渡した。



新聞部の部室に居たのは、おとなしい部長だけで、

テンションの高い副部長は居なかった。


「新聞部って、もう一人いましたよね・・・?」

私はあの特徴的な生徒の事を聞いてみた。


「新江か?あいつは今取材に向かってるぞ。なんでも、一年生に、珍しい来歴の生徒がいるとか」


「へー、どんな生徒だい?生徒会としても興味深いからね、いろんな意味で」


「色んな意味?」


「僕たち的にはプライバシー的な面だね。あんまり突っ込んだ記事は書かせるわけにはいかないから」

確かに、あんまり個人情報を新聞に載せるのはよくないと思う。


「で、特別な生徒だっけか?あいつから又聞きしただけだけど、確か、中学以前の記憶が無いとか・・・」


もしかしてそれは私の事なのでは・・・?


「あ、あと、身体が成長しない体質・・・とか言ってたな。いかにもガセネタって感じだ」


間違いなく私だ。

クラスの誰かが広めたんだろうか。



「あのー・・・」

私は恐る恐る手を挙げた。

「多分それ・・・・・・私の事です・・・」



「「「・・・・・・・・・・・・」」」

部室全体が静寂に包まれる


「記憶喪失とか・・・成長しない体とか・・・全部、私の事だと思います」


「それ・・・本当かい?」

ずっとニコニコしていた会長も今は笑顔を忘れて、ビックリした顔で固まっていた。

確か会長には、筋力や体力の事しか言っていなかった気がする。

「はい・・・体質的に体力とか筋力とかが不足っていうのも、それが原因です」





微妙な空気が漂う部室に、いきなりドアが開け放たれる。

「あーっ!見つかりません!ダメです、どの部にも報告が無いです!かといって帰宅部かと言われると教室から昇降口までで発見も出来ない!ってことは・・・委員会?」


副部長が飛び込んできた。


「ん?おっと生徒会の方でしたか、そちらは新入りの人たち・・・・・・あっ」


「あ?」

副部長。たしか新江さん、が私を見て固まってしまう。


と、突然、

「貴方ですよおおおおおお!まさか生徒会とはあぁぁっぁ!」

今までの人生でも一番と言えるほどの大声上げた。

今までの人生って言っても、私的には一年弱しかないけど。


「新江、うるさい」


「えっ、あ、はい。すいません。取り乱しました。」








「と、いうわけで、貴方への取材をさせていただきたいんですよ」


「は、はぁ・・・」

生徒会のお仕事紹介だったはずなのに、気づけば私は新聞部の椅子に座られられて、

インタビューを受ける体勢になっていた。


「聞いた話、なかなかお辛そうな話な可能性もあるので、言いたくない、言えないというのなら、こちらもそこを深く追求したりは致しません」


「あ、あの・・・会長・・・いいんですか?生徒会の仕事は・・・」


「うーん、本当はこういうのは止めてほしいけど、僕個人としても、生徒会としても、君に関する情報、特に触れちゃいけないタブーを知りたいから、今回は特別にOKかな。もし記事にするっていうなら、乗せていいもの、ダメなもの、それを君自身の観点と、生徒会としての観点で判断できる分、タイミングとしては今がベストだろうし。あ、もちろん君が嫌なら取材拒否しても構わないよ」

生徒会長はその場のノリ的に行動するのに、そこに合理的な理由が付いてくる、なかなか読めない人だ。



「わかりました。・・・じゃあ、私に起きたこと全て、お話します・・・」

生徒会として活動する以上、私の事を全校生徒規模で知ってもらう必要はいつか訪れると思っていた。

だったら、今、このタイミングでインタビューを受けて、校内新聞として、私の事を知ってもらうのは、

別に悪い事ではないだろう。

それに、すでにクラスメートを通じて少しづつ拡散が始まっているみたいだし。



だから、私は話した。


事故の事、四年以上意識不明だった事、年齢の事、記憶の事、身体の事。


私が知っている私を、ここで全てさらけ出した。


学校始まって二回目だし、40人の時と違って、ここにいるのは6人だけだし、

あの時のような緊張感は無かった。


「これが・・・今私が話せる全てです」


「なるほど・・・・・・噂を聞いたときは、ガセネタかなー?って思ってましたが、まさか噂以上のネタが出てくるとは・・・私史上最大の記事が書けますよ!」


「個人情報に関わる事だから、校閲はしっかりさせてもらうよ?」


「それはわかってます」



私がどういう人間なのか知れ渡る事が、私にとってどんな影響を与えるかはわからない。


でも、やっておかなきゃいけない事だから・・・


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