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何かが足りない
「……おおフフ「ホンモノ」君はようやく深く……深く絶望してくれたんだねフフ……いやぁ長かったねぇ……これでようやく変われるよ……ここの主が。長かった。ウンウンやったー!!!大成功!!!」
"存在"は闇の中でガッツポーズをし、そこら中を飛び跳ねていた。新たに光がやってくる……そう、"存在" の目の前にすうっとやってきた。
「ほらぁ……おいでおいで、僕の代わりよ」"存在"は光を手に変えて、その新しい光に手を伸ばしていった。プツン……。そして、消えてしまった……。
「あれぇ……どうして……?」"存在"は少し、呆けていた。
「うーん……これはもしかして代われない?……」"存在"は首の部分捻りながら唸って言った。
「そんなの嫌だ!!!嫌だ!!!」地団駄を踏みながら虚空に叫んだ。周りの光たちは、"存在"を慰めている。頭を撫でて、揺すって、おやおや、何かを耳打ちをしたのではないか?
「フフ……そんなことが出来るのかな?うーんどうだろう。うん!そうだね……今はたぶん「ニセモノ」だけど気付いた子が居るし……ウフフ良しやっるぞ!!!」
"存在"はどうやら、気を取り直したようだ。いや、気を取り直してしまった。
「フフ……やっるぞやっるぞ……フフ。僕は元気だよ、ふんふん」鼻歌を歌いながら、また光は闇へと隠れてしまった。




