「いつも」
_「あなたは?」と言われ、一応答える。
「東雲 暁緒依」
「東雲暁緒依君か~。良い名前だね!
これから同じクラスの仲間として宜しく!」
俺は“仲間”とか“友達”いう堅苦しいのは嫌いだ。
絶対いつかは裏切られるし、裏切ってしまうから。
いくらずっと一緒に居ても、陰で悪口言ってたり、凄くギスギスしてたりする時がある。
同じクラスって言っても、1年もすれば違うクラスになるのだから、上辺だけの付き合いなんか正直言ってしたくない。
それからHRの続きをして1限が終わり、2,3限も終わった。
あとは体育と昼、5,6限だけだ。
俺たちは、体操服に着替えて、グラウンドへ移動した。
今日は男女混合の50m走の記録会だ。
背の順の隣の奴とペアになり、順番で計っていく。
「暁緒依~!6.7だったよ!流石、暁緒依だね!」
「測ってくれてありがとう、花珠。でももうちょっと速く行けたかもな」
「えっ……まだ速くできるの!?
これ以上速くしたら僕が困るじゃん…」
別に花珠が困る事なんて無いと思うけど…。
そう思いながら花珠のタイムを計る。
「9.4」
「やった…!!最高記録出せた!」
「よかったな。俺、タイマー返してくるから先に並んどけよ?」
「ありがとう」
俺は駆け足で体育倉庫へタイマーを直しに行き、ついでにコーンを直す手伝いをした。
体育が終わり、食堂に行く。
昼休みは残り20分。
花珠は着替えるのが遅いから、俺が先に食堂で席を取るのがいつもの事だ。
俺は弁当だけど、花珠の家はすっげえ金持ちだから、毎日食堂の高い飯を食べてる。
「ごめんね、遅くなって」
そう駆け足でお盆を持った花珠がこっちに走ってくる。
「いや、大丈夫。でもあと15分しかないからな。」
「分かってるよ~!」
と言いながら凄く小さい一口を食べ進めている。
結局一口が小さすぎて俺が半分以上食う羽目になって、弁当を作る量が少なくなるから一石二鳥になっていた。
でも時々間に合わないときもある。
それは困るけど、口いっぱいでリスみたいに口を膨らませてる花珠は可愛いからなんでも許せてしまう。
「遅かったね。食堂行ってたの?」
チャイムギリギリに席に座ると隣の席の鳳が話しかけてきた。
まあ、適当に返事をして、日直の合図で号令をする。




