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本の世界2
僕は旅人。
今日も世界を旅をする。
『勇者になった少年』
山賊の男が仲間になった。
少年よりも世界をよく知る山賊はとても頼れる存在だ。
交渉、駆け引き、生き方、剣術以外の少年の知らなかった事を教えてくれた。
厄介事を上手くかわしながら少年たちは旅を続ける。
しかしどうしても避けられない事態になってしまう。
人ではなく、人より優れた力と知恵を持つ魔族。
その集団と、一つの人の国が争っていた。
それを解決する為に、勇者として少年は立ち向かう。
争っているのは、国の近くの森に住むエルフ達だと教えられる。
争いを止める為に彼等はエルフ達の暮らす森へと向かう。
そこで出会ったのは美しいエルフの女騎士。
説得する暇も無く、少年とエルフは剣を交える。
幾度と無く交差する鋼、譲れない想い。
どちらかが先に剣を下ろした。
言葉を交えずとも、剣で想いが通じ合ったのだ。
こっちだ。
そうエルフの女騎士は告げる。
その後を追う少年と山賊。
たどり着いたのは森の奥地。
そこで目にしたのは、人の国によって無残にも滅ぼされかけたエルフ達の集落だった。
物語はここで一端、幕を閉じる。




