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第6話 〝サービス券〟 3/3



 カフェの前で見送ってくれる織恵さん。


「どうせなら千秋ちゃんと手をつないで仲良く帰ったら?」

「いやー、高校生になってそれはちょっと恥ずか、」


 と、はにかんで応えたときである。

 何の予兆もなく、それは唐突にきた。

 ギュル、ギュルルルル!

 お腹が、時計回りに急速回転するように。

 S字直腸辺りが騒がしい。

 キミは焦った。


「あ、これ、腸ヤバい。かまくらをがっついたから! 織恵さん、トイレ貸してください」

「…………カッコ悪い」


 千秋はこめかみに手を当てて、ガッカリしたように呆れた。


 ギュルン、ギュルルルルン!!


 もうひとり、お腹の調子のわるい子がいた。


「お……おりりんに…………、大盛りのかき氷に毒を盛られたのだ……」

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