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勇者の横道
悪い夢にうなされて目をさました。びっしょりとかいた汗で下着が張り付いている。
「なにをいまさら」
彼は一人つぶやいた。
「大、丈…ぶ?」
セシリーが心配そうに顔をのぞき込む。
「いたのか。いや、起きてたのか」
「うなされて…いたから…」
「そうか。それで起こしたか。悪いな」
セシリーは首を振った。
突然。彼は強引にセシリーを抱き寄せ、彼女の首筋に顔をうずめた。彼女もまた彼の背中に腕を回す。
「どう、か…した…?」
「昔の夢……いや、未来の」
結局答えず、変わりに手が乳房にのび、口を吸った。
「んっ……」
セシリーはそれ以上なにも訊かず、彼を受け入れた。




