表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/155

第11話 黒影の魔女①

夜になり、近くの浅瀬に野宿することにした。

 ジャンヌは、焚火をみながら考え込んでいた。

 数日前のことがあやふやでウィムと会って、その後のことが思い出せない。以前にも似た感覚だった。さいかの魔女にも部分的に記憶がない。

 その時だった。

 気配がする。警戒する

「魔女じゃない・・・」

 焚火を消し、川岸に出し、ロザリオを構えながら様子を見る。

 月明かりが出でいる。敵の的にもなりかけないが、『光』が届かない森の中では不利になる。

 どうにかして敵の正体を明かしてやる。

 その時、森から何かが飛んできた。

 避ける。

 ロザリオで跳ね返すこともできないことはないが、正体を知るためにわざと避けた。

 川に刺さったのは、透明な宝石の矢だった。

 ジルコニア。

 ジルコニアは、『呪い』や『光』の吸収性が高い人工鉱物。聖女に向かってジルコニアを使った。聖女の力を知っている者。聖女以外に考えられるのは一つだけ。

 おそらく相手は聖騎士団。

 聖騎士団は、教会の攻撃部隊。『呪い』、魔を持つ者を排除し、そして聖女狩りも行う。

聖女は宗教の象徴。聖女を所持することでより宗教が強大になる。

 捕獲された聖女は、教会に連行され、洗脳され、操り人形になる。

 教会はこれ以上関わりたくない。

 ロザリオに白い炎を纏い、森に放ち、浅瀬に沿って走る。

 相手は人間で攻撃は効かなくても、攪乱くらいならできる。反対に逃げてもいいが、反対側にも敵がいる可能性もある。月明かりが満ちている川に沿って、距離を取って森の中に入るしかない。

 さらに白い炎の波を森に放つ。

 またジルコニアの矢が放たれる。走りに追い付かず、ジルコニアの矢は、川に刺さる。矢の数からみて、多くはいない。一部隊だけだろう。数が少ない。逃げ切れる。

 その時、ぼっと抜けるような音がした。

「何?」

 何かが発射されたようだ。どこに。

 警戒するも目の前に弾が落ちる。途端に弾が散弾する。それは、ジルコニアの刃だった。ロザリオで払うが、背後からジルコニアの刃が刺さる。

 力が急激に減る感覚がする。体内の『光』が吸収されている。もう立てない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ