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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

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第5話 魔女図鑑を作る男⑦ 挿絵あり

 その後。ノレッジは消えていった。

 アキセとナタルと合流すると何かと面倒くさいので、一目散に逃げようとした。

「おいおい。迎えに来ないなんて薄情な奴だなあ」

――なんでこいつは空気を読んで現れるんだよ

 呆れた目を見せる。

「なんだ。ノレッジに脳みそ食ってないのか」

「おまえもラプラスにくたばらなかったのか」

 アキセが嫌味に返す。

「相手はラプラスじゃなかったので、くたばりません。でも、首を払えなくてがっかり」

「ラプラスじゃなかったのか!」

「そういえば、あのナタルは?」

 アキセを無視する。

「どっかに飛ばした」

 よかったようでよくないような。

「あのしぶとさだ。どうせ生きてるさ」

 そこは否定しなかった。

「これで二人きりになったし。いつでも夜を過ごせるな」

 アキセがジャンヌの肩を回して触ろうとした時、ジャンヌは裏拳でアキセの顔に当てる。

「う・・・」

「ふざけるのは対外にしろ」

 アキセを置いて歩き出すジャンヌだった。




 本が棚に隙間なく敷き詰めており、本に囲まれている空間だった。

 その中央で白いテーブルの上で紅茶を一杯飲み、白い椅子に座りながら、女は本を読んでいた。

 青に近い長い黒髪は縛って肩を乗せ、体の前に下ろす。青紫色の目。白いシャツ。群青のズボンとロングコートを肩に乗せずに胸で留めている。

「ただいま!ラプラス」

 ルシアが戻っていた。

「おかえりなさい」

 カップを置き、優しく迎える。

「聖女と鉢合ったそうね」

 本を読んでいたラプラスが頬杖を立てる。

「やっぱり見てたんだ」

「本を読んでても分かっているわよ」

 ルシアにノレッジの権利を渡しても、ラプラスはノレッジと繋がっているため、視界情報が得られる。

「ごめん。聖女に本を燃やされちゃった」

「あら、まあ酷似本があるからいいけどね」

「本当にごめん~」

 ルシアは謝る。

「あと聞いて!」

 子供のようにルシアははしゃぐ。

「その聖女さ。ラプラスが気にしてただけあったよ。僕の正体も気付いたんだからさ。あとノレッジが騒いでたのも気になったけど」

 ルシアは、首をかしげる。

「ああ。たぶん。それはね」

 ラプラスはルシアに教える。


挿絵(By みてみん)

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