表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

62/155

第5話 魔女図鑑を作る男⑥

 なぜ、消えない。

 使い魔のくらいなら、白い炎に触れただけで消えるはずなのに、消えない。

 考えられるとしたら、『光』の抗体を強くしたか、魔女が倒さない限り消えないことだろうか。

 ジャンヌは鉄のオオトカゲと戦っていた。

 鉄のオオトカゲは、大きい尾を振り回し、足で踏みつけようとする。

 白い炎が効かないなら、後は、ロザリオで切るしかなかった。

 ロザリオは、『光』を結晶化し、物理攻撃を可能にする。

 だか、使い魔を相手するより魔女を退治した方が手っ取り早い。

「その子。結構強いでしょう。別の世界だとね。その子たちのことベスティアっていうんだって。機械の生き物でティラノサウルスって言うんだって。面白いでしょう」

 面白くない。

 空に浮かんでいるルシアが、陽気に説明する。

「そうだ。もっといいの。紹介してあげる」

 ルシアは本を取り出し、ページをめぐる。

「じゃあ、これ!」

 ページが光出す。

「リトグラフィカ!」

 ルシアが名を叫んだ瞬間に森から飛び出してきた。

 体型は鳥に似ているが、前足には鋭い刃のような羽がついたガキ爪、鋭い足。鋭い羽が密集した尾。大きさは、2メートルほどだろう。ティラノサウルスと同じように鉄でできている。

 リトグラフィカは、尾についた鋭い羽を大きく振り、矢のように飛ばしてくる。

 これだ。

 鋭い羽をロザリオで弾ける。

 弾けた鋭い羽の一部をルシアに飛ばす。

「うわ!」

 ルシアは避けるが、本が鋭い羽に刺される。

「あー」

 ルシアがやってしまったような叫びをする。

その瞬間、ベスティアの動きが鈍くなった。

 この隙を逃らず、ティラノサウルスの背中から頭に乗り、思いっきりルシアにまで跳ぶ。ルシアの目の前まで距離を詰め、白い炎をまとったロザリオをルシアに振ろうとしたが、ルシアに届かず、本を切るだけになった。

――ちっ!もう少しだった

舌打ちするジャンヌは、本と一緒に地面に着地する。

 本は、白い炎に燃やされ、ベスティアは消えていった。

 本を取り出してからリトグラフィカが呼び出した。

 使い魔の正体は、おそらくあの本だったから、本と共に消えた。

「ああ!本を燃やしたな!ラプラスに怒られちゃう」

 その時だった。

 ノレッジが急に逃げ出す。

「あれ。ノレッジ逃げてる」

「どうやら、見つかってくれたようだね」

 ジャンヌは、白い炎をまとったロザリオをルシアに向かって振るうが、ルシアは華麗に避ける。

「あぶないあぶない。今回はここまでかな。そうだ。帰る前に名前を教えてよ」

「嫌よ。これ以上魔女に覚えて溜まるか」

「な~んだ。がっかり。でも風の噂で知ってるけどね。リリムとできた白の聖女のジャンヌ・ダルク」

「こら!」

 手を伸ばし、白い炎をルシアに向けるが、受ける前に消えてしまった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ