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魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク  作者: 白崎詩葉
第2章

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第5話 魔女図鑑を作る男③ 挿絵あり

 飛んでいるノレッジから必死に走っていた。

「あれからいつも逃げていたわけ?」

「はい!いつかラプラスと願って逃げています!」

 ナタルは答える。

「何?ノレッジに盗まれるほどの知識を持っていないから、会ったことないのか?」

 アキセが茶化すので、ジャンヌは一発殴り、アキセを地面に顔をつかせ、置いていく。

「あ~リリムの証人が~」

 ナタルは情けない声を上げながら走る。

「どーせ。すぐ来る」

「殴るなんてひどいじゃないか~」

――ほら来やがった

 殴ったはずのアキセがもう追い付いてきた。

「てか、おまえ、あんな大量に来るってどんたけ魔女の知識を手に入れたんだ?」

アキセがナタルに訊く。

「まあ、スリーサイズまで調べつくしていますので」

「それが原因じゃないか?」

「あんたが言うが」

 性欲しか考えていないアキセにジャンヌは突っ込む。

「それにいつもより数が多いような・・・」

 ナタルが不思議がるようにいう。

 その隙に前からノレッジが突っ込んでくる。

 ジャンヌとアキセはかわし、ナタルは地面に伏せる。

 見上げれば、ノレッジに囲まれた。

「もう面倒くさい。どーせ。ラプラスが現れないなら、手っ取り早く燃やしてやる!」

 その時だった。

「ノレッジがやけに騒いでいると思ってみたら」

 突然、少女の声が森の中に響く。

 声をした方へ向けば、木の枝の上で立っている少女がいた。

 先端が黄色に混ざった黄緑の短髪。エルフのような長い耳。ノースリーブの上着。白の長い手袋。紺色のズボンだか、片足は膝まで切れ、足を見せている。首には足まで長いマフラーを巻いている少女だった。


挿絵(By みてみん)


「魔女・・・」

 ジャンヌは一目で見破る。

「ふ~ん。まさか聖女がいるとは思わなかったなぁ」

 魔女はイタズラな笑みを見せる。

「あ!君もしかして・・・」

 ナタルが話に割り込む。

「ノレッジを操るってことはしょかんの魔女ラプラス・ライブラーですか!」

 ラプラスと呼ばれる魔女は、笑みを見せる。

「そうだよ!僕は、書館(しょかん)の魔女ラプラス・ライブラーさ」

 ナタルは、やっと目的の魔女を見つけたのか、目を輝く。

「こんな間近で見られるなんて・・・ぜひお話を・・・」

「そんな場合じゃないでしょ!逃げるわよ!」と話を割りこむジャンヌは、ナタルの裾を引っ張り、森の奥へ走り出す。

「置いていくなって!」

 情けない声を出しながら、アキセも走り出す。



「逃がさないよ」

 手を上げ、人指し指を立て、ジャンヌたちに向かって下ろす。

「行け!脳みそを食べて来い!」

 鳴き声を上げながらノレッジは、ラプラスに答えるようにジャンヌたちを追いかける。

「よ~し、僕も遊ぼう!」

 ラプラスは手から、本を取り出す。

「出で来い!べスティア!」


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