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正午の鐘


正午にならないうちから、黒茨町の広場は人で溢れていた。


見物に来たわけじゃない。


ダミアンが命じたのだ。


家ごとに誰か一人は必ず広場へ出ろ。逆らえば反乱の徒と見なす、と。


老人も、女も、半人前の子どもも、広場へ駆り集められた。


彼らは木の柵の外に立ち、誰も口をきかなかった。


衛兵が十歩ごとに立ち、長槍を外へ向けて、広場全体を檻のように囲んでいた。


処刑台は、もう出来上がっていた。


新しい木だ。


松脂の匂いがまだ残っている。


台の上には濃い色の粗布が敷かれていた。


ダミアンは台の脇に座り、ローワン家の黒い革鎧をまとい、その上に古い白の外套を羽織っていた。


傍らには親兵が三人。


その後ろには黒茨町の税吏と、臨時で呼ばれた町の評議員が二人控えている。


ガストンは台の下、やや左手に立っていた。


彼は連れてきた東門の者たちと共にいた。


彼が見ていたのは、台ではなかった。


人々を見ていた。


どうやって入ってくるのか。


どうやって分けられ、太陽の下でどうやって身を寄せ合っているのかを。


彼の後ろには八人の手下が立っていた。


いつもより少ない。


正門隊長モールが数歩離れた場所に立ち、剣の柄を握っていた。


彼はガストンに歩み寄り、いつもの、家畜を品定めするような目を向けた。


「ガストン、今日はやけに少ないじゃないか」


モールが言った。


「東門に残してきた。処刑が終わったら戻る」


ガストンは答えた。


「こんな日に、残すのか?」


「ロルは俺の持ち場の男だ。俺が来なければ、恰好がつかない」


モールは二秒ほどガストンを見つめ、笑った。


その笑いは顔に張りついているだけで、目の中までは入っていなかった。


「お前も人がいいな。反逆者ごときが、そこまで大事か」


ガストンはモールを一瞥した。


怒りではない。


長いこと見てきて、もう見るのも嫌だ、という目だった。


「あいつはまだ罪が決まっていない」


ガストンは言った。


「もうすぐ決まるさ」


モールは言った。


ガストンは何も返さなかった。


彼はモールという男を知りすぎていた。


あいつは実力で正門隊長になったんじゃない。


ガレスにこびへつらい、ダミアンの言いなりになり、下の者には平気で鞭を振るう。


黒茨町の糧税の半分は、あいつが取り立てた。


灰葉村の人間はローワンを恨んでいたが、恐れていたのはモールだった。


モールは領主じゃない。


領地の損得など気にしない。


ただ、誰が自分に益をくれるかだけを見ている。


ガストンは心の底から、あいつが嫌いだった。


一日や二日のことじゃない。


モールが老人を地面から引き起こし、女を壁に押しつけるのを見るたび、少しずつ溜まっていった。


何年も。


何年もだ。


そのとき、処刑の鐘が鳴った。


鐘は教会の方角から来た。


一打。


とても遅く、石が石畳を転がるようだった。


続いて二打目。


群衆は一瞬静まり、それからまた低くざわめいた。


「上がれよ」


モールが顎をしゃくった。


ダミアンはもう立ち上がっていた。


彼は台の中央へ歩き、片手を上げた。


傍らの税吏が声を張り上げた。


「ロル。黒茨町の者、東門の衛兵。私に乱党と通じ、不穏の企てあり。ローワン家の名において、斬首に処す」


四人の衛兵がロルを引き出した。


彼はほとんど立てなかった。


顔はもう元の形をとどめておらず、片目は腫れて細い筋になっている。


服は血と泥で体に貼りついていた。


泣きもしなければ、叫びもしなかった。


台の前まで引きずられ、唇がかすかに動いた。


「やってない」


そう言っているようだった。


「ロル・クロウ!」


ダミアンが台の縁に立ち、声を張り上げた。


「最後の機会だ。今ここで仲間を白状しろ。そうすれば家族だけは罪に問わん」


ロルは何も言わなかった。


彼はゆっくりと顔を上げ、ダミアンに向かって血の混じった唾を吐いた。


唾はダミアンに届かなかった。


だが、台の前の者たちは皆、それを見た。


群衆の何人かが笑い、すぐに押し殺した。


ダミアンの顔色が青くなった。


「斬れ!」


彼は叫んだ。


死刑執行人が斧を振り上げた。


その斧がまだ落ちる前に、一人の灰色の法衣を着た修道士が群衆の前を押し分けて進み出て、台の前に立った。


彼は古い経典を両手に抱え、後ろには若い修道士が二人続いた。


「お待ちください」


老修道士は言った。


「誰が止めていいと言った?」


ダミアンが振り返った。


「教会の法では、死刑囚は処刑の前に最後の聖頌を受けることができます。これこそ、ヘルヴェインの慈悲でございます」


老修道士の声は大きくない。


だが、どの言葉もはっきりとしていた。


「誰がお前たちを寄越した?」


「教会には教会の務めがございます。若様」


老修道士はダミアンを見た。


退かなかった。


ダミアンは口を開け、罵ろうとした。


教会の者たちは以前、何度も面会を求めに来たが、すべて追い返していた。


それなのに、まさか処刑当日に現れるとは。


だが、今は目の前に民がいる。


教会の人間を台から蹴り落とすことなど、できる。


だが、そんなことをすれば、明日には必ず誰かがそれを利用する。


ガレスは言っていた。


聖光教会の者とは、表立って事を構えるな、と。


「くそ。またエレナの仕業か」


ダミアンは心の内で呟いた。


彼は堪えた。


「読め。早くしろ」


彼は低く言った。


老修道士が読み始めた。


経文ではない。


ごく短い聖頌だった。


罪と死について、神はすべてを見ておられるということ。


刃が落ちたとき、魂は迎えられるのだということ。


彼は速くも遅くもなく読んだ。


何度もやってきた者の読み方だった。


ガストンは知っていた。


これはエレナが用意したものだ。


本当にロルのためではない。


時間を稼ぐためだ。


彼は目を伏せ、指先を剣の柄にごく軽く滑らせた。


経文が最後の節に差しかかったとき、東から煙が上がった。


最初はほんの少し。


灰白色の煙が、東門の方からゆっくり昇った。


やがて煙の柱は太くなり、黒くなった。


まるで、町の東に誰かが穴を開け、地の底の灰が全部噴き出したようだった。


「東門だ!」


群衆の中から誰かが叫んだ。


続いて、東門の衛兵が路地から飛び出してきた。


全身灰まみれで、走りながら叫んでいる。


「東門が破られた! 武装した暴民が百人以上、流れ込んできた!」


広場は、下から何かで突き上げられたようだった。


群衆が叫び始めた。


女の声が一番鋭く、子どもは人の流れに押し出され、老人の杖は地面に落ち、二つに踏み折られた。


ダミアンは台の上に立ち、一瞬固まった。


それから振り返り、下へ向かって怒鳴った。


「各隊の隊長は持ち場の者を連れて東門へ向かえ! 今すぐだ! 早く!」


モールが最初に動いた。


彼は剣を抜き、自分の正門隊へ向かって振った。


「正門隊、俺に続け!」


他の隊長たちも叫び、配下を呼んだ。


台の下の衛兵は強引に広場の外へ出ようとした。


槍の柄で押し、剣の背で打ち、人混みの中から道をこじ開けようとした。


ガストンは動かなかった。


彼が見ていたのは、モールの連中が人の群れに突っ込んでいく姿だった。


まるで街に放たれた野良犬の群れのようだった。


群衆はますます乱れた。


衛兵と民とが混ざり合い、誰が誰だかわからなくなっていく。


ガストンは手を上げた。


それだけだ。


群衆の中に、それを見た者がいた。


古い灰色の服の男。


次に、二番目、三番目。


次第に増えていった。


彼らはまるで地面から生えてきたように、最も近くにいる衛兵へと近づいていった。


手に長物はない。


短剣だけを袖に、あるいは古い布に包んで持っている。


最初の衛兵は叫ぶ間もなかった。


短剣が肋骨の下から入り、彼は口を開けたまま、ゆっくりと倒れた。


二番目は二人に同時に押さえつけられ、腰に一太刀を浴びた。


三番目が振り返ったとき、喉元に赤い線が走っていた。


広場は油をかけられたようになった。


衛兵の悲鳴が絶え間なく上がる。


混乱の中、戦闘が始まった。


「刺客だ!」


「衛兵が殺された!」


「逃げろ!」


ダミアンの顔は一瞬で真っ青になった。


周りの親兵がすぐに彼を囲み、剣を抜いて、台の脇へと下がらせた。


「俺を要塞へ連れて行け! 早く!」


彼は叫んだ。

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