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第41話 シカロと合流

いつも読んでいただきありがとうございます

 2人を追っていくと気配が近づいてくるにつれ見慣れた連中が見えてきた


 ん?全員、腰にさげた剣に手を当ててるな

 あっちもこっちの気配に気づいてたか


 あの一番前で連中を暴走しないで手で制してる奴は無精ひげでむさくるしくなってるけどシカロに間違いないな。あの精悍な顔立ちは見覚えがある


「隊長もどりやした」


「ご苦労!全員警戒解いてよし」


 シカロの号令の下、全員一斉に剣の柄から手を放す

 統率の取れた動きってみてて綺麗でいいよね


「続いてグレッド様に敬礼!」


 ビシ!って音がするくらい俺の方に向けて全員一斉に左手の拳を胸に当てる

 てか、なんで俺に敬礼!?これ返さなきゃダメ?


「うん。みんな元気そうで何より」


 とりあえず声をかけてみたらシカロがニカッと笑って敬礼を解いたら他の連中も敬礼を解いて俺を囲んできたよ


「グレッド様、お久しぶりです」


「うん。シカロ達もね。ところで時間がないから挨拶早々申し訳ないけど状況を教えてくれる?」


 まあ、さっさと情報集めて方針決めないとね

 ゆっくりするのは全部終わってからでいいからさ


「はい。我々の家族が3日程前に全員捕まりあの古城に送られたのです」


「それでお前たちで救おうとしたわけだな」


「はい。明日にラミー伯爵お抱えの奴隷商人が古城に捕まっている者たちを連れ去ってしまいますからその前にと。そのためにそこの2人を偵察に出したわけですがまさかグレッド様とお会いできるとは・・・」


「それはいい。今、古城にはどれくらいの兵が詰めている?」


「おおよそ200ほど」


 うーん・・・200か。結構多いな

 シカロ達がいくら精鋭とはいえ30人しかいないようでは厳しいな


「行けるか?」


「正直難しいですがやるしかありません」


「奴隷商を襲うというのは?」


「奴隷商は王都の者ですがそこまでラミー伯爵の兵が護衛につきますからかなり厳しいかと思います」


 道中に襲撃かけようと思ったけどきっと連れ去られ人達は拘束されているだろうから巻き添えになる確率が段違いで跳ね上がるか。となると古城にいるうちに救わないとだめか・・・


「処刑されるという話はどうなっている?」


「それに関しては本日の夕刻に実行されるようです」


「詳しい話を知りたい。町の様子を教えてくれないか?」


「はい。処刑はラミー伯爵の領都バルロアで行われます。ロジェリーという者がすでに町の中心部の広場に作られた絞首台の上で立たされ首に縄をかけられ処刑されるのを待たされている状態となっております」


「今、立たされているといったな?いつから立たされている」


「すでに1日は過ぎております。一部ではロジェリーが処刑までもつかどうかで賭けが行われている始末です」


「そんな・・・」


「アルト、気持ちはわからんでもないがしっかり状況は聞いておけ」


「・・・はい」


「住民達はそれを見てどんな様子だ?」


「処刑は頻繁に行われておりますからまたかといった様子です」


 ラミー伯爵は重税につぐ重税を課していると以前に聞いたな

 普通は限界に達すれば暴動に発展するが・・・


 そうか。軍事に力を入れるのも暴動を恐れているからか

 となると処刑を頻繁に行っているのも住民の反抗心を抑えるための見せしめだな


 うーん・・・。前世のとある国のようだね


「ロジェリーには娘や他の仲間がいたはずだ。そちらはどうだ?」


「娘は絞首台から離れた場所で丸太を地面に打ち付けそこに縛られております」


「悪趣味だな。親の死ぬところを娘に見せつけるわけか・・・」


「はい。おそらくはそのような状況かと。ラミー伯爵はその娘を大層気に入ったらしく愛人の一人として召し上げようとしたところ家臣たちのいる場所ではっきりと断られたため今回の処刑に繋がったようです」


 ぎりっとアルトの方から歯を噛みしめる音が聞こえる

 落ち着けよ。まだ話は終わってないぞ


「面子をつぶされて逆上でもしたか」


「ええ。以前にも似たようなことがありその時は娘の目の前で家族全員殺されその娘は・・・」


 ああ。納得した。エフィルの言う通りラミー伯爵は相当の下衆だな


「続きは予想がつく。言わんでもいい。他の仲間たちはどうなった?」


「そちらはすでに古城に連行されております」


「なるほど。とりあえずロジェリーたちの状況はわかった。次に町の警備状況はどうだ?」


「町の警備状況については400ほどの兵士が常駐しております」


「多いな・・・」


「ええ。もともと財政悪化の原因の一因はラミー伯爵が軍事に力を入れすぎたとも言われています。もちろん他にも原因はありますが・・・」


「下衆の身の上話は今はどうでもいい。ここから領都までどれくらいの時間がかかる?」


「急いで走っても3-4時間ほどです」


 うーん・・・時間がない。どうする


「グレッド様、我々の馬を使えば領都までぎりぎりで間に合うかもしれません」


「馬を持ってるのか?」


「ええ。森の入り口付近で放しがいにしてありますが合図で戻るように躾けてあります」


「ふむ・・・」


 ざっと計算して人のマラソンで走れるトップスピードが一般で15キロから20キロマラソン選手は除くよ?あれは別世界。で、馬が50キロくらいと仮定してバルロアまで約60キロか


 ところでシカロ、なんだか目を輝かせてこっちみるのやめてくれる?

 ものすごい気になって考えがまとまらないよ


 なんか俺の部下みたいになってるけど君たち無事オルナマイトに行くことができたらバスティンさんの配下になるんだからね?わかってる?


 まあ、それはともかくとして古城に200、町に400・・・

 しかも町まで馬で1時間弱のぎりぎりの状況


 本来なら見捨てるのが妥当だけど隣の悔しそうなアルトの顔を見るとな

 うーん。どうしようか・・・


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