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第38話 悪いことはできないね!

いつも読んでいただきありがとうございます

「ウォーター」


「・・う、けふぉげふぉごほっ」


 気絶する裸族の顔面に水をぶっかけてやったら一発で起きたわ

 最初からこうすればよかった?


 でもさ。男である以上、いろいろいたずらしたくならない?

 捕まる?大丈夫!ここは異世界!襲われたら10倍返しだ!


 それはさて置きまして


「起きたな。さっきはそこのエルフのおかげでお前は命拾いしたが二度目はない。時間がないからなさっさと答えてもらうぞ?」


「・・・」


 涙やら鼻水やら垂らしてすごい顔になってる裸族がこっちを見上げてるけど気にせず話を続ける


「嘘は許さない。沈黙も許さない。いいな」


 だんだんと状況が分かってきたのか裸族の女が震えだした


「お前は誰だ」


「・・・っ」


 沈黙か。仕方がない・・・


「じゃあな」


 エルーナ今度は止めるなよ


「ま、まってくれ!私はエフィルだ!」


 裸族の女の首の寸前のところで剣を止める


 あぶね!本気で首をはねるつもりだったからギリギリだった!

 チラッとエルーナを見ると握りこぶしを作って我慢してるな


 ・・・ごめんな。敵かもしてない以上ここで見逃すと俺が死ぬことになるかもしれないしお前らが死ぬかもしれない。そんなの嫌なんだよ


「お前はラミー伯爵の部下か?」


「ちがう!あんな下衆の部下なんぞ。ごめんだ!」


 うわぁ。まじっぽいな。ラミー伯爵ってどんだけなんだ?


「ならお前は何者だ?」


「わ、わたしは・・・」


「早く言え」


 言い淀むエフィルの首元に剣の刃を当てる


「・・・クルタイ王国、第一騎士団の所属だ」


「第一騎士団だと?」


「そ、そうだ!だから早く私を開放しろ」


「って、なに?」


 あ、みんなガクッてなった


「ロイさんの所属してる団ですよ」


「ん?そうなの?」


「ええ。前にグレッド様が気を失っている間に聞きました」


 さすがアルペディアだね!


「お前らロイジェフを知ってるのか?」


 ロイさんの名前が出てきたってことは信憑性が高いな


「お前に質問をすることを許していない」


「ひっ・・・」


 剣の腹でエフィルの首筋を叩いてやる


「あんた少し優しくしてあげなさいよ。もう脅すのは十分でしょ」


「ふー。そうだな。まあ、ロイさんのことも知ってるようだし、まあいいか」


 ってことで縄を解いてやるとエフィルが手首やら足首やらをぐるぐる回してる

 まあ、長い時間、縛られるとそうしたくなるよね

 ところで揺れるお胸さまが目の毒なんですが・・・


「あー・・・もう自由にしゃべっても良いか?」


「ああ。いろいろ悪かったな」


「いや、こっちもいきなり襲って悪かった。ところでロイジェフとはどういう関係だ?」


「戦闘狂に襲われる羊役です」


「はっ?」


 呆気にとられてらぁ!あの戦闘狂いつもいつも俺ばかり標的にしやがって・・・

 思い出したら腹がたってきた。ちっくしょー!


 と思い出し怒りしてたらその間にアルトがエフィルに事情をかくかくしかじかうまうま


「・・・なるほど。ロイジェフにそこまで気に入られているとな。私では勝てないのは仕方がないのかもしれん」


 んん?なにやら説明が終わった瞬間からエフィルの俺を見る目がやたらと敬意が混じってる気がするな


「エフィルさんどうしたの?」


「今更、さん付けはやめてくれ。エフィルでいい。その代わりこっちも呼び捨てでいいか?」


「ああ。こっちもそっちの方が楽だからいいよ」


「じゃあ、改めてエフィルだ。ロイジェフと同じ騎士団に所属しているよろしくな」


「ああ。いろいろあったけど水に流してよろしく」


「ところでアルトから聞いたんだがグレッド達はラミー伯爵に捕まってる知り合いを助けるって話だが・・・」


 ふーむ。アルトがそこまで話をしたか


「そうだね。助けるのを目的にしてるのは確かだけど正確にはアルトの初恋の相手を助けることかな」


「む?そうなのか?」


「グ、グレッド様・・・」


 アルトがあわあわしてる姿ってなんかいいね!エフィルもなんか目が輝いてアルトを見てるしエルーナなんて苦笑いだし


「まあ、まったくの赤の他人ならほっとくけど知り合い見捨てたとなると寝付きが悪くなるからな」


「そうか。グレッドは意外に仲間思いなんだな」


 意外ってなによ意外って・・・


「まあ、こいつは捻くれてるから」


 エルーナひどい!


「そういうことなら私も協力できるかもしれないな。グレッドここはお互い協力しないか?」


「ん?協力?」


「ああ。私は必要があってここの領を探ってるんだがお前たちが協力してくれるなら私も探りやすくなるしお前も助けやすくなると思うんだがどうだろうか?」


 うーん・・・まあ、気配察知を潜り抜けて攻撃を仕掛けてくるくらいだからそこらへんは優れてるだろうけど。俺の一存だと決めれんな


「アルトとエルーナはどう思う?」


「僕は賛成です」


「私もよ」


 お?二人とも賛成か


「ちなみにアルトはどうして?」


「グレッド様に急襲を仕掛けれることあとロイさんと同じ騎士団が所属なら助けた後にこちらの正当性を証明できるからです」


なるほどね・・・でもそこは大事にしたくないんだけどな


「エルーナは?」


「直感」


 直感かよ!うーん。もともとエルーナは強いのにあの程度の盗賊まがいな奴に捕まるって変な奴だからな。あてにならんか・・・


「あんた滅茶苦茶失礼なこと考えてない?」


 滅相もございません。だから握りこぶし作るなって!


「さて、ならエフィルにもご協力いただくか」


「うむ。よろしく頼む」


 そしてお互いがっちり握手を交わし・・・


「そういえば・・・」


 エフィルがすげー笑顔になってるぞ?

 この流れはなんとなく嫌な予感がビンビンするんだが・・・


「何?」


「私は騎士団に所属しているがロイジェフの婚約者でもあるんだ。アルトから聞いたんだがお前は私の胸をいろいろ弄んだり私の裸を見たりしたらしいな?」


 アルトォォォ!って顔を背けやがった

 あっ!エルーナが笑ってやがる

 そうか!あいつがアルトに言わせやがったな!


「ロイジェフにしっかり伝えておくからな。お前に弄ばされ体を汚されたってな」


 おぉぅぃ!それやばいから!


「まじで言うの?」


「まじだな」


 その場でがっくり俺が膝をついたのは言うまでもナシ

 やっぱり女性にイタズラしちゃだめだね・・・

 悪いことはできないや


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