第36話 梅干しご飯っていいね
いつも読んでいただきありがとうございます
*訂正
×エアーカッター ⇒ 〇ウインドカッター
うーん・・・どうするかな
何を迷ってるかって?
森の中を走り続けてようやく森を抜けようってところまで来た時に近くに人の気配を捉えたもんだから様子を見に来たんだけど草むらから覗いてみれば林道を兵士に囲まれて大勢の女子供が縄で縛られて連行されてるんだよ
これを見捨てて先を急ぐか後をつけて様子を見るかで悩んでるんだ
倒れる女子供を兵士が笑いながら蹴ったりして隊長っぽいのに商品に傷つけるなとか言われてるところをみると女子供は攫われた可能性が高いね
まあ、身売りって線も感じなくはないけど連行されてる人たちの服装に統一感がないから人攫いの可能性が高いな
「で、どうするのよ」
うーん。どうしよう。基本、こういう状況の時ってエルーナは種族の違いからか仲間以外の人間の処遇は俺たちの判断に任せるってスタンスだからな
ここはアルト先生のご意見を賜りましょう
「先に案内人と合流すべきではあると思いますがここは後をつけて根城だけ抑えておくべきだと思います」
「その心は?」
「心?」
このネタは通じないか・・・がっくし
「・・・気にしなくていい。なんでそう思った?」
「万が一、シカロさん達の家族であった場合、彼らの行動が読めなくなるからです」
なるほどね。なら、ここはアルト先生の意見に従って後をつけて根城だけ確認しとくか
ちなみに今回、森を抜けたすぐそばに魔物に襲われたか人が逃げ出したかで棄てられた村の跡地があるんだけどそこでシカロ達と合流する予定ね
今回の情報提供にあたってシカロ達と先に合流する算段になってるんだ
まあ、今は先にこいつらの後を付けますか
で、しばらくついてくとって・・・これはなかなか
「これは・・・」
アルトも声が出ないか
まあ、あんだけヤバそうな森の中に建てるんだ
頑丈につくらなきゃならんのはわかるがまさかこんなところに石造りの城があるなんて誰が思う?
まあ、城壁が苔むしたりしてるからだいぶ昔に建てられた城だと思うけどね
「助けるにしてもこれは大変そうね」
「うーん・・・まあ、後で考えよう」
「そうね。とりあえず場所は確認したし戻って村に向かいましょう」
でもさ。こういう城って中がどうなってるか興味ない?
「・・・あんたまた良からぬことを考えてない?」
「グレッド様ダメですよ」
えー。ちょっとだけだめ?
まあ、ここは後回しにするか・・・って悪寒!?
「やばっ!」
瞬時に前方に転がると今まで俺の首があったところを煌めく何かが音を立てて通り過ぎる
「っち。外したか」
外したかじゃねーよ。あと少しで首が飛ぶところだったわ!
攻撃しかけたのは目の前に立つ黒ずくめのやつか?
「大丈夫!?」
「グレッド様!?」
「大丈夫。とりあえずエルーナはアルトを守って下がっててくれ」
気配察知では周囲は目の前のこいつしか反応がないしとりあえず交渉できないかな?
「道に迷っただけだからこのまま帰らせてくれない?」
「・・・」
あっぶね!危険察知に従って横に飛び退いたらその場の土を何かが抉ったぞ
うーん。交渉は無理だな!
とりあえず、やられっぱなしもむかつくからこちらも攻撃しまっせー!
ウインドカッター乱れ打ちってね!
あっ。今回、火は使わないよ?森で火は厳禁よ。山火事になると大変だからね
俺って環境にやさしい男でしょ?
「・・・」
おう!素早く避けるね!ならどんどんテンションアゲアゲでいきまっせー!
ウインドカッターウインドカッターウインドカッターウインドカッターウインドカッターウインドカッター
あはは!すげーすげー!側転、バク転、宙返りまで面白いように避けて動いてくれるね!
「あいつ遊んでない?」
「ええ・・・グレッド様ですから」
なんか後ろから聞こえるけど気にしなーい!
「ほらほらどんどん行くよー!」
速度をあげてバンバン飛ばしてたら段々と黒ずくめの奴避けれなくなってきたのか
ウインドカッターが掠るようになってきたね
うーん。ロイさん、これくらいだと笑顔で普通にさばくけどな
「こいつ弱くない?」
「なっ!?」
お?黒ずくめが反応したよ
最初にちょこっと喋った以外ずっと無言だったから動揺する声が聞こえたのは新鮮だね
「いや、あんたが異常なだけよ」
「グレッド様ですから」
いやいや、アルトお前、グレッド様ですからでおしまいにするのやめてよ!
ロイさん普通にこれくらい避けるからね!
「まあ、いいや。そろそろ終わらせるか」
最近勉強して覚えた本来の風魔法Lv3のトルネードにウインドカッターを混ぜ込んだオリジナル魔法いってみましょうか!
「ほい!トルネードスペシャルバージョン!」
目の前に竜巻が発生して黒ずくめがそこに吸引されました
うん。なんか前世の洗濯機で洗われてる洋服みたいになってるね
「きゃぁぁぁ!」
きゃぁぁぁ?
なんか女の子っぽい声が聞こえたけど、きっと気のせい気のせい
ぐるぐる回る黒ずくめの衣服がだんだんとズタズタに・・・
おっ。魔法の効果が切れてはい落下
そこには見事な全裸のおねー様が地面に現れましたとさ
「相変わらず無茶苦茶ね」
「まあ、グレッド様ですから」
エルーナに子供は見ちゃだめよって両手で目を押さえられているアルト君!グレッド様ですからで片付けないで!
しかし。なかなかご立派なものをお持ちで
どこぞのエルフさんと違うね!
「いて!」
「・・・あんたも余計な事言わないでアルトと一緒に後ろを向いてなさい」
「はい・・・」
エルーナに一発良いのを貰って俺も後ろを向かされちゃった
残念!もう少し鑑賞したかったんだけどね
なんだか無性に山盛りご飯に梅干し乗せてたべたくなっちゃった
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