第32話 到着!
いつも読んでいただきありがとうございます
*途中、ロイさんのセリフの中でヤろうとありますが誤字ではありませんのでよろしくお願いします
「ほらほら。どうしたグレッド君!」
「くっ!」
水平の薙ぎからの切り上げは見切った!
しゃがんでからすぐに上体を反らしてそのままバク転で距離を取る!
「ふふ。甘い」
「うげっ!」
バク転で逃げようとしたら切り上げ止めて掴んできやがった
これはまずい!
「エアーボム!」
目の前ではじけさせて掴まれる前に風圧を利用して体制を整えて・・・
「ははは!甘い甘いよ!」
まじか!目の前で破裂するのもお構いなしで両手でガードして突っ込んできやがった
んでもって振りかぶりで殴ってくるんかよ
「ぐ!」
くそいってぇな!思いっきり殴られた
でもこのままやられてやらんもんね
「む!」
イタチの最後っ屁じゃ!食らえや!
魔力最大込々プランの火柱じゃ!
どかーんっとな!
俺の目の前で巨大な火柱が上がって戦闘狂がみえなくなりましたとさ
そのまま燃え尽きろや!
「はぁはぁ・・・」
「ちょっとあんたたちめちゃくちゃよ!こんなの手合わせじゃないわよ!」
ごめん。エルーナ、もう喋る元気がない
今の俺、剣を支えてないと倒れちゃうから・・・
やがて目の前の巨大な火柱は熱風をあたりにまき散らして消えて行って・・・
「いやぁ。今のは危なかったね」
無傷の戦闘狂が現れました
まじかぁ・・・
「ロイさん、ずるくない?」
「なんで?」
「だってそれなんかの魔法使ってるでしょ?」
「ばれた?」
にこやかに笑う目の前の金髪イケメンことロイさん
めっちゃなんかオーラみたいの纏って光ってるよ
なんの魔法だ?
「マジックバリアね」
エルーナ先生ありがとう
「うん。魔法現象による影響を極力下げてくれる魔法だね」
そしてロイさん、なにそれ?卑怯じゃない?
「まあ、騎士団でも使えるのは限られるけどね」
「くそ。また、負けかぁ」
「うん。でもよくここまで腕を上げたと思うよ。ほんとグレッド君って面白いね」
全然、俺は面白くありません!
なんで道中ずっと休憩の度にロイさんの相手させられてるのよ
家臣の人たちなんて苦笑いだよ?
「でも、久しぶりにいい訓練相手に恵まれたよ」
「どういうことですか?」
「騎士団の連中も家臣たちも僕の相手をするにはちょっと物足りなくてね。体をここまで動かしたのは久しぶりかな」
家臣の人たちの苦笑いはそれか
俺が顔を向けたら全員、顔を背けやがった。ちょうどいい生贄ってわけね。ちくしょう!
「それはともかくとしてこの休憩が終わればあと数時間でオルナマイトの街に入るからもう少しだけ訓練に付き合ってよ」
「え?」
「ほら。もう話せるくらいだしまだ体動くでしょ?さあさあ、もう一戦ヤろうよ!」
ロイさん最後のやろうが別の意味に聞こえます・・・
当然のごとく俺はロイさんにボコボコにされて気を失いました
てなことがって数時間後
ユサユサ
うーん
ユサユサ
誰だよ。揺するのは・・・
気持ちがいいんだからもう少し寝かせてよ
「・・・なさい」
まだ、もうちょっと・・・
「おきなさいよ!」
「いて!」
頭に走る痛みで目を覚ましたら目の前に板があるわ
「なんだってこんなところにまな板が?」
「誰の胸がまな板だって?」
「いたた!」
ごめん!ほんとごめんなさい!だからエルーナさんアイアンクローで持ち上げるのはやめて!
「あー・・・アルト俺の顔、大丈夫?」
「は、はい・・・一応、ぷっ」
ちょ、アルト最後のぷってなに?
「ちょっとエルーナ?」
「なによ。ぷっ、あははは!」
なになに?どういうこと!?
俺が周りを見るとランバスさんも笑ってるしユレアもなんだか頬がぴくぴくなってるよ
「みんな、なんで笑ってるの?」
「・・・グレッド、これ」
「ああ、ありがとう、ってなんじゃこれ!」
ユレアが差し出してくれた手鏡で自分の顔を見たらくっきり指の後がついてるじゃん!
エルーナのその馬鹿力なんなのよ!
「もういっぺんやられたい?」
ごめんなさい。もう言いません
って、そういえば、馬車が止まってるね
「着いたから起こしてあげたのよ」
「どこに?」
「オルナマイトの屋敷ですな」
おー。もう着いたんだ
「まあ、あんたはお嬢様の膝の上でめちゃくちゃ気持ちよさそうに寝てたけどね」
「そうなんだ。ユレアありがとうね」
「・・・グレッドだから」
頬をぽって染めながら顔を背ける仕草なんて胸キュンじゃん!
「さて、では参りましょう」
ランバスさんがそう言って馬車を降りるとなんだかメイドさんがずらっとならんでるんだけど・・・
「「「おかえりなさいませ!旦那様!」」」
「ええ。ただいま戻りました。みなさん出迎えご苦労様です」
「もったいないお言葉です。して今回の旅路はいかがでしたか?」
OH!ランバスさんに瓜二つの人がメイドさんの列の前にでてランバスさんに丁寧にお辞儀して挨拶してるよ。どういうこと?
「みなさん、今まで黙っていて申し訳ありませんでした。私がこのオルナマイト家当主バスティン=オルナマイトです。あらためましてようこそわが屋敷へ」
まじか!ランバスさんもといバスティンさん、最後にやってくれたな・・・
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