第30話 正式に雇われました
いつも読んでいただきありがとうございます
前半は前回の説明です。分かりずらかったらすいませんm(__)m
*一部名前が間違っていたり表現がおかしい部分がありましたので訂正しました
あの後ユレアをなだめるのがめちゃくちゃ大変でした
んで結局はユレアの側近として雇われることになっちゃった
ランバスさんにとっても最初からそこを狙ってたみたいだね
もちろん婚約者ってのも嘘じゃなくてこっちが何も言わなければそのまま婚約者になってたと思う
まあ、側近として雇われる前に激おこなアルトを説得するのがこれまた大変だったんだけどね
とりあえず昨日の話をアルトがよくわかってないみたいでさ
まずはそこから説明して説得した感じかな
ランバスさんとしては最初から俺たちを処罰する気なんてさらさらなくてうまくいけば婚約者、悪くても側近として手元に置いておきたかったのが狙いだったということ。ここまではなんとなくアルトも分かってたみたい
で、昨日の話を振り返って説明するとこんな感じ
ランバスさんが婚約者として俺を求めてきてそれを断ったらオルナマイトとしてユレアと同衾したことを理由に婚約者になるか罪人になるかを迫られたんだけどそれを俺は罪人として裁くなら同衾自体が醜聞ネタで広まるよってランバスさんをつついたんだ
ラミー伯爵?あんなもん話題の主導権を握るための餌だよ
遅かれ早かれ知られるんだしね
ようはちゃぶ台返しね。ちゃぶ台の上の料理でもめるならいらねーだろ的な?
でもそれに対してランバスさんは婚約者としてなら俺の身の上をばらして事実を捻じ曲げて噂としてながせば問題ねーだろと言ってきたのよ
結局はそれをやると最終的に俺の一言で全部が決まるからやめとけって牽制したのね
最終的には婚約者になろうが罪人になろうがオルナマイトの名前に傷がつくから俺をほっとくのが一番ってことで締めくくったんだけどユレアの感情を計算に入れてなくてさ
地雷を踏んじゃったってわけね
エルーナが呆れてたのはそこ
分かったかな?分かりずらかったらごめん
まあそもそも5歳だし同衾自体問題ねーだろと思うかもしれないけど侯爵家ともなるとそういうわけにはいかないみたいで物心つけば淑女として扱うこの世界の暗黙のルールみたいなのがあるんだって
まさか俺みたいな奴を欲しがるなんて思ってもみなかったからさ。完全に油断してたね
ランバスさんいい人かもしれないけどさすがは貴族家に仕えるだけあるよ
ほんといい性格してる
結局、俺とアルトはランバスさんの手のひらの上で踊らされてたんだよね・・・
交渉事では相手の方が確実に上だな
まあ、気を取り直して今、俺は屋敷の応接室でアルトとエルーナと一緒にランバスさん、ユレア、ダブルフさんの3人とテーブルを挟んで向かい合って座ってる
何やってるかって?
密談よ密談・・・なんてね。単に側近の条件について話し合ってる最中よ?
「では、側近として雇うにあたってお嬢様と同じ生活をグレッド殿とアルト殿には送っていただきます」
「わかりました。寝食を共にし教育も同じように受けるということですね」
「そういうことです。お給金は1日銀貨1枚。休みは週に1日で構いませんか?」
「ええ。それで構いません」
今は側近としての条件詰めね。はっきり言って待遇がかなりいい
金もらえる上に住み込みだぜ?しかも教育まで受けさせてもらえるときてる
ありがたいね
正直、冒険者になろうと思ってたらダンパのおっちゃんから15歳からしか登録できねーぞって言われてたからどうしようか迷ってたんだよね
「で、エルーナ殿はお嬢様の護衛についていただけると?」
「ええ。構わないわよ」
「お給金は部屋と食事を用意すればグレッド様と同じでよろしいのですね?」
「まあ、お金は持ってるしね。二人といると飽きないから付き合ってあげるわ」
「ふむ。たしかにエルーナ殿がおられた方がいいかもしれませんな」
ランバスさんそこで俺見ないでよ
そんなに問題児か?
「では、そのように契約書をお作りしますね」
ランバスさんがさらさらと慣れたように契約書を書いていくよ
んー。しかし気になることと言えば、ランバスさんが勝手に決めちゃっていいのかね
雇用関係って主に話を通さないとまずいんじゃないかなぁ
「では、契約書をご確認ください」
受け取った契約書には
1.給金は1日銀貨1枚
2.衣食住のすべてをオルナマイト家が負担する
3.ユレア=オルナマイトと寝食及び教育を共にする
4.週に1日は休みとする
5.拘束時間は3にかかわる時間のみとしそれ以外は自由とする
6.雇用期間は原則1年ずつとし都度更新していくものとする
7.その他、契約を変える時はお互いの合意の元で変更すること
いろいろ難しい言い回しが使われてたけど要約するとこんな感じの内容ね
アルトにも同じ内容の契約書が渡されてしっかり中身を読んでるけど別段この条件でいいんじゃない?
まあ、不利益な事は書かれてないけど抜け穴もいろいろありそうな感じだし前世よりも法整備は進んでないってことかな
「はい。これで構いません」
うん。アルトも納得と俺?もちろん俺はOKだよ
「それではこちらサインを2通お願いします」
ああ、なるほど。2枚作ってお互いに持っておくってことね
なら、さらさらっとね
「はい。結構です。見届け人はダブルフ様お願いできますか?」
「うむ。ここに署名すればいいな」
おお・・・伯爵さまも連名か
「先ほどグレッド殿とアルト殿にはだまし討ちのような形になりましたからな。先ほどの件は水に流せとはいいませんがせめてこちらの誠意と思っていただきたい」
「・・・先ほどグレッド様から説明を受けましたからもう納得しています。ランバスさん頭をお上げください」
うん。アルト良い子だね。君はいい大人になるよ。おじさん涙がでちゃう
「なに泣いてんのよ・・・」
「いや、アルトはできる奴だなと思って」
「ほんとあんたにもったいない子よね」
うるさいな!俺もそう思ってるよ
てなことをエルーナと話してたらランバスさんがサイン済みの契約書を俺とアルトに渡してきた
エルーナは契約しないのかって?
束縛は嫌だから口約束で十分だってさ
だからこの堕エルフは捕まるんだよ
「いて!」
「・・・あんた全部口に出てるわよ」
うーん・・・この顔といい口といいどうしましょ
「ははは。これで契約成立です。改めてよろしくお願いします」
そんな様子を見てか笑いながらランバスさんが手を出してくるから俺もその手をとって笑顔で握手ね。ああ、ここにカメラがあったらカメラ目線するのに・・・残念!
アルトとも握手を交わしてるね。アルトはもう割り切ったみたいでこちらも笑顔か。やるね
こんこんと扉がノックされるね。誰かきたかな?
「ロイか。どうした?」
「そろそろ難しい話は終わったかと思ってね。ユレア、ランバスさん、もうグレッド君を借りても大丈夫かな?」
「ふむ。もう難しい話は終わりましたし構いませんが・・・」
なんか嫌な予感がするよ?
「よし、ならこれから訓練に付き合ってよ。まだまだ体が動かしたりなくてね」
MAJIDE?
「そんな顔しない。じゃあ、ユレアちょっとの間グレッド君を借りるよ」
「うそ?本気?ちょっと引っ張らないでって!ああ・・・誰か助けて!」
「大げさだなぁ。はい行くよ!」
俺は襟首掴まれて引きずられてご退場~
連れていかれる子牛の気分ってきっとこんな感じなのね
その後、気絶するまでロイさんの訓練に付き合わされたのはいうまでもナシ!
ブックマークの登録、評価をよろしくお願いします
感想、レビューもお待ちしております




