第27話 なぜか戦い
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今、俺はなぜか戦っている。なんで?
うん。俺にもわからん
「ほらほらグレッド君どんどんいくよ!」
うお。あぶねえ!
しゃがんだ俺の頭の上をショートソードが見事に通り過ぎていったよ
その後に蹴りか。こっちが本命だな
「いて!」
「ははは。甘い甘い!まだまだいくよ!」
一応防いだけど思いっきり蹴り飛ばされたよ
あー!腹立つ!食らいやがれ
指先を拳銃型にして発射!
「効かない効かない!」
くっそ!ファイアーニードル全部はじきやがる
どうすりゃいいんだ。って、いつの間にこいつ俺の懐に入りやがった
んで胸倉掴んで・・・やばい!
「ほら!油断大敵だよ」
うーん。夕暮れに染まったお空が見えるねってそんなこと考える前に受け身!
「ぐほ!」
掴んで投げてからの追撃の振り下ろしかよ。えぐい攻撃してきやがる
よしなんとか転がって逃げれた
「へー。これもよけるんだ。やるね!」
やるねじゃねえよ。まったく!
やせ男なのに身のこなしは半端なく早いしやんなるね
しかも金髪イケメンだから様になるのよ。なんかむかつくわ
「やせ男は余分じゃないかな。引き締まってるって言ってほしいなっと」
「ぐは!」
心の声漏れてた?なんて言ってる暇ないよ
なんだよ!めっちゃ低い体勢からの高速切り上げの斬撃なんて急所を避けるだけで精一杯だし!
なんでこんなことになってるのかって俺もほんとにわからんのよ
「ふむ。グレッド殿はあの年で愚息についていくとはやるもんだ。ランバス殿もユレアお嬢のいい側近をみつけたもんだな」
「ええ。私もそう思います」
そこのおっさんと爺!和やかに話てんじゃねぇ!
「うん。よそ見はだめだね」
「んぎゃっ!」
よそ見した瞬間に懐飛び込まれて横から蹴られたよ
「ごほごほっ」
血かやべぇ。ハイヒールっと
「うん。ほんと君って無詠唱で攻撃魔法に回復魔法まで器用だね」
それよく言われるよ
さっき伯爵邸についたと思ったらクマみたいなおっさんが俺とアルトとエルーナをじろじろみたと思ったらいきなり手合わせしようって断っても無理やり俺の手を掴んで引っ張ってくんだぜ?
んで刃をつぶしたショートソード渡されて金髪イケメンと戦えときたもんだ
意味わからんし
「ほら、グレッド。あんたもっと気張りなさいよ」
エルーナお前、座りながらメイドに紅茶淹れてもらって優雅に足組んで飲んでじゃんねーよ!
「よそ見とはまだまだ余裕だね」
「ぎゃっ!」
いつの間にか後ろにたってた金髪イケメンに頭を思いっきしショートソードでぶっ叩かれた
俺の頭スイカじゃないからね!
とりあえずハイヒールんでもって小エアーボム発動!
「これはいけない」
って・・・エアーボムを掴んで消しやがった
手加減したとはいえエアーボム消すなんてとんでもないやつだな
「・・・とんでもないのは君だよ」
「ぐえ!」
腹パンきたー!でも、今度こそ捕まえたぞ・・・ってまた心の声もれてたのね
まあいいや。いざという時のために編み出した離れた場所から発動させるファイアーニードル100連発。こいつを金髪イケメンの後ろからくらわしてやる
「ふふふ。くらいやがれ!」
「うん。狙いは悪くない。でも僕にそれは効かない」
「へっ?」
「だって僕の方が力が強いからね」
「むぎゃあ」
ってことで持ち上げられてぶつける瞬間ファイアーニードルの方に体を向けられて・・・私めに全弾被弾しました
命からがらハイヒール連続でかけ続けたからなんとか生き残れたけど多分MPも尽きたよ
金髪イケメンにぼろ雑巾のようになった俺はポイっとほかられちゃった
イケメンに捨てられるってなんか切ないよね。あ、今は関係ない?
「うん。まあ面白かったかな。グレッド君また遊ぼうね」
お前にとってこれは遊びか・・・
どんなステータスしてやがるんだか
「さあ、次はアルト君かな」
アルトビビるな。俺の仇をとってくれ・・・
で・・・ユレアさん俺の頭をなでなでするのやめてくれる?
なんか悲しいや・・・あ、目から汗がポロリンしちゃった
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