第26話 検問を終えて
いつも読んでいただきありがとうございます
ランバスさんが縛り上げてスメールを尋問したらまあゲロったゲロった
もちろん威光の標準をスメールに定めてたからかもしれないけど
結局、ラミー伯爵からかなりの金を握らされていて指示されてたみたい
他にも前々からずぶずぶの関係で敵対する貴族と付き合いのある商人には難癖付けて商品没収させたり自分の息のかかった商人には持ち込み禁止の物を素通りさせたりしてたみたいだね
ただ今回の侯爵令嬢を攫えという命令ばかりはスメールもさすがに断ったらしいけどやらなきゃ今までのことをばらすと脅されて渋々やらざる負えなかったみたい
まあそんな感じだからなんとか侯爵一行と周りに知られる前に捕まえてもみ消すという杜撰で強引な手段を取るしかなかったみたいだね
ちなみにラブちゃんを取り上げようとしたのはその中に国外へ無許可で持ち出し禁止の貴重な薬を仕込んで罪をでっち上げる予定だったらしい
貴重な薬?気になる?なんか飲むと一部が元気もりもりになる薬らしいよ?
ご貴族様に大変人気の薬だとかなんだろうね?
僕おこちゃまだからわかんなーい
それは置いておいて
そんな訳だからスメールと事情を知るその部下達をそのままにしておくわけにもいかずかといって他国の人間をしょっぴく訳にもいかず結局は護衛の人を割いてスメール達をランバスさんが認めた書状と共にオルナマイトと友好関係にあるトイシムル王国の貴族にスメールの身柄を送り届けるみたいよ
その件はそれで終わったけど俺としては威光のやばさが十分に分かったから今はオフにしてる
とりあえず今のステータスはこんな感じね
グレッド
レベル16
HP350/350 MP125/125
STR:53
VIT:61
AGI:76
DEX:85
MAG:100
ユニークスキル:成長EX
スキル:火魔法Lv6 風魔法Lv6 水魔法Lv6 光魔法Lv6
危険察知Lv2 気配察知Lv2 威光Lv3
長距離疾走 悪路走行 夜目 王者の素質
分かった?間違い探しみたいになってごめん。危険察知と威光のレベルがあがりました
威光のレベルの上がりが早すぎる?知らんがな。成長EX先生に聞いてくれ
その後の話はこんな感じかな
で、今は何してるかっていうと事後処理を終えて国境の石橋を走ってる最中です
「しかし、グレッド殿にまた助けられましたな」
「いえ、気にしなくていいですよ」
「ええ。これの無茶にいつも振り回されてるし気にしなくていいわよ」
エルーナうるさい!まあムスッとされるよりましか。元気になって何より
「ですがグレッド殿とお会いしていなければ我々は今頃どうなっていたことやら」
「まあ、私もランバスさんにはいろいろ迷惑をかけてますから本当に気にしないでください」
実際、猿やらエアーボムやら威光やらでやらかしてるしね
しかしこうして石橋の上を走る馬車の窓から流れる川の景色を眺めるなんて前世では仕事尽くめで考えられなかったな
あ、一応ゆっくりはできたのか。左遷されてから動けなくなるまで・・・
なんだか思い出すと心が沈むな
「ちょっとあんた大丈夫?」
「何がよ」
「目が死んでるわよ?」
目が死んでるってなによ!
馬車の窓から見る川の景色を眺めてただけじゃん
ただ前世では仕事尽くめでこんなにゆっくりすることなんてなかったなと思っただけよ
「あ。また目が死んだ」
もういいです・・・
「もうすぐプリ―クスの検問所ですな」
ランバスさんがそう言ったところで馬車がゆっくりと止まる
しばらくしてまた馬車が走り出したので窓から外を見ると兵士が敬礼してくれてるね
まあ、本来これが正しい検問所の在り方なのかもね
「ところでランバスさん」
「なんでしょうか?」
「ラミー伯爵が自分の息が掛かった商人に持ち込ませた物はこちらの検問所では引っ掛からなかったのですか?」
「ええ。あちらとこちらでは取り締まる物が違うんですよ。それにこちらの検問所はブルドー伯爵の管轄なのですがラミー伯爵とは仲が悪く対立していますからな」
「その対立の経緯はひょっとして?」
「ええ。ご禁制品を向こうへ持ち込もうとして没収されたのが事の始まりですな」
やっぱりね。そんな気はした
そうすると自国へ入ったし敵対する相手の領土にいる以上、ラミー伯爵がこれ以上、俺たちにちょっかいをだしてくることはないと思うけど・・・
「おや?どうかされましたか?」
「いえ、シカロ達が気になって」
「ふむ。そうですな。ですが彼らも貴方の目にかなった人たちです。彼らを信じて待ちましょう」
「そうですね」
「そうよ。どうせあんたのやることなんてないんだからしっかり構えてなさい」
え?エルーナ様が珍しく励ましてくれてる?
「なによ」
「なんでもありません」
ギロっと睨まないでよ。アルトの時と違ってこの温度差なんなの?
「まあ、ひとまず彼らのことは置いておいて今日は先ほど申し上げたブルドー伯爵のところで一泊致しますよ」
「ええ。友好的な方でしたら挨拶は必要でしょう。私たちは街の宿で泊まりますからゆっくりしてください」
「え?」
ランバスさんが素っ頓狂な声をあげたしユレアがラブちゃん手放して俺にしがみついたし俺、変なこと言ったか?
「グレッド殿も一緒ですよ?」
はぁぁぁ!?なんでよ!せっかく夜の街でランダバしたいのに!
この世界にランダバがあるか知らんけど!なんとなく雰囲気で!
ランダバがわからない奴はぐるぐる先生に頼めっ!
「なぜですか?」
「はぁ。いつもあくどいことを考える割にそういうことは疎いのね・・・」
エルーナ呆れたように言わないでよ!
どういうことよ・・・。教えてアルト先生!
「僕たちをお嬢様の護衛として紹介するということですね」
「そういうことです。もっと言えば年の近い側近がいるというアピールもかねてですな」
あー・・・そういうことね。さすがアルト先生よく分かってらっしゃる。
「あんたが空気を読めないだけよ」
っていうか心読まないで!
「わかりやすいあんたが悪い」
うっ・・・。そんなに顔に出やすいかなぁ
もうあきらめた。そのうち成長EX先生がなんとかしてくれるだろ
「これも仕事の内と思ってお願いします」
ランバスさんそこで頭下げないでよ・・・
もう断れないじゃん
「分かりました。ランバスさんには世話になってますしお引き受けいたします」
ていうかユレアさんおいらの腕の感覚がなくなってるからそろそろ離してくれる?
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