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第24話 見事なナイフ投げ

いつも読んでいただきありがとうございます

「さあさあ、次で最後の演目だ。一番の目玉のナイフ投げだよ。これから投げるナイフをあそこの少年に当てずに頭の上のリンゴに見事命中させることができるか!よーくその目を見開いてみていけよ!」


 どういう経緯でアルトがあそこで的になってるかわからんけど

 とりあえず面白そうだな。ユレアも目を見開いて驚いてるな


「ねえ、止めないの?」


「止めれんだろ?あそこで止めたら場が白けるならまだしも暴動が起きるぞ」


「でもさぁ・・・」


 エルーナ心配するのはわかるけど見届けようよ

 ナイフを投げるのはあそこのいかにもアラビアンな服装をした褐色肌の女の子か

 アラビアンな服装がわからない?ググっとけ?


「ナイフを投げるのはこのナヴィアだ!よーくみんな見とけよ!」


「「「「おおおおお!!!」」」」


 すげー歓声だな。みんなこれ見たさにきたような感じか?

 あの子ここらでは名前が売れてるのかな


「あ、あの子、目隠しまでしたわよ!止めなきゃ!」


「まてって!」


 慌てるエルーナをなんとか止めたけど、どんだけアルトが心配なんだよ!

 ほら!ユレアみろよ動じてないじゃん!ってあれ?怖くて動けないだけ?あ、そうですか


「あんたは心配じゃないの!」


 ちょ、エルーナ、俺の肩にそんな強い力で掴みかからないで

 俺の肩が砕ける!いたた!しかも揺さぶりが!ゆさぶり症候群になるるるる


「おおおおお落ち着けって!いいからおとなしく見とけって!」


 あっぶね!なんとかエルーナの腕を止めれたけどいまも視界がぶれてるよ


「でもでも、アルトが!」


「エルーナ!ここまできたら見届けろって!」


 とりあえずエルーナの腰にしがみついて動けんようにしてるけど少しでも力を抜くと体が持ってかれるな。もし俺ならこれだけ心配してくれるかな?しぶとく生き残るから心配してない?少しは心配してよ!泣くよ?


 とりあえず、いよいよかな。ドラムみたな楽器で音を出し始めたぞ


 お?あの女の子、まずはナイフを一本、空中に高く放り投げたな

 その間に隣からナイフを受け取ってさらに空中に放り投げるか


 さらに受け取って・・・

 ジャグリングしながらどんどんナイフを受け取ってるぞ何本やる気だ?


 すげーな。あれ何本あるんだ?

 アルトは・・・真っ青な顔してるけど助手のアラビアンな女に何か囁かれてるな

 多分、絶対に動くなってところか


 助手の女が離れたところでドラムの音が止まったな。くるぞ!


 ドッ!


 おー。すげー!リンゴに見事命中か!


 ドドドドドドドド!


 わぉ!そのままアルトの体の線を描くようにナイフが刺さってくわ!


「「「「「おおおおおおおお!」」」」


 お見事!見事なナイフの人型ができましたっと。

 そりゃ観客も沸くわ!俺もちょっと興奮して濡れちゃった

 何がって?聞くなよ!ちょびっと漏れちゃったんだよ!


 だってアルトの大切な部分の真下にナイフが刺さってるんだぜ?

 男の子だったらみんなヒヤッとするよ


「・・・」


「エルーナ?」


 あれ?エルーナの様子がおかしいぞ?

 どうしたよ?固まって。

 お?アルトが開放されてこっちを見つけて手を振って走ってくるな


「グレッド様、すいません」


「いや、いいよ。しかしお前も的になるなんて酔狂だな」


「いえ。あれは・・・」


「このばかー!」


 あ、エルーナの拳骨がさく裂した!


「グレッドだけならまだしもアルトあんたまで・・・主従そろって大馬鹿よ!」


 泣きながらアルトを抱きしめてる


「・・・ごめんなさい。エルーナさん」


 拳骨痛いだろうにアルト我慢してエルーナを思いやるか

 お前ほんといい男だな


「すいません。この子の身内の方ですかな?」


 うん?この人さっき進行役してた人だな。ちょび髭にシルクハットに黒のジャケットっていかにもサーカスとかの団長さんでいそうだな


「ええ。私はグレッド。こいつの兄弟みたいなもんですよ」


「そうでしたか。ご心配おかけしたましたことをまずは謝ります。申し訳ありませんでした。的役の子が今、体調を崩しておりましてな。そこで、見学していたそこの坊ちゃんに協力を願ったのですよ」


「そうでしたか。でも、こいつが自分で選択したことですから気にしないでください。嫌なら嫌というやつですから」


「ふむ。そのお年で大した方ですな。どこかの貴族様でいらっしゃいますか?」


「昔にちょっと。今はただの平民ですよ。それよりもこちらは主のユレア様です」


 ユレアを先に挨拶させとくか。こういうのは大切ね


「おお。そうでしたか。ユレア様。私はロジェリー一座を率いておりますロジェリーです。どうぞよろしくお見知りおきください」


 うん。シルクハットを脱いでみごとな一礼だね。ユレアもきれいなカーテシ―をするあたり大したもんだな


「主のユレアは声が出せないので私が代わりに。ご挨拶しかと承りました」


「そうでしたか。しかしグレッドさんといいその子といい本当に大したものだ」


 おっ。向こうからナイフ投げてた・・・たしかナヴィアだっけ?あの子が走ってきたな


「おお。ナヴィアご苦労だったな。この方たちは的に協力してくれ子の身内の方達だ。ご挨拶しなさい」


「ナヴィアです。協力していただいてありがとうございました」


 可愛らしい女の子だな。お辞儀をした時に紫色のポニーテイルが・・・


「・・・何してるんですか?」


「あ、ごめん。きれいな髪だと思って」


 思わず、ポニーテイル触っちゃったよ・・・。ポニーテイルってよくない?


「べ、べつに良いですけど・・・。触るときは一言言ってほしいな」


 あ、ナヴィアさん照れてる。可愛いね!

 ってユレア!痛い!つねらないで!


「ははは。ナヴィアも気に入ったようですな。どうですか?ユレア様お時間があれば我々のテントで少し話でも」


「ロジェリーさんせっかくのお誘いですがここには少し用事があって立ち寄っただけで我々はすぐに立たねばなりませんので」


まあ、本音はもう少し話たいんだけどランバスさん達を待たせているしね


「そうですか・・・。ではまた我々をみかけたらぜひ声をおかけください。その時は一番の特等席をご用意致しますね」


「ええ。その時はぜひ声をかけさせていただきますよ」


「では、これで我々は失礼いたします」


「またね」


 ロジェリーさんとナヴィアがお辞儀をして立ち去るとナヴィア突然立ち止まってこっちをみる


 なんだろ?


 あ、可愛らしく手を振ってるね

 俺もそれに答えて手を振り返してやると嬉しそうに笑って今度こそ帰っていったよ

 いいね。こういうの。なんか青春っぽくってさ


 で、お隣のユレアさんそんなに怒らないで!さっきから思いっきりつねられっぱなしだからもう感覚ないよ!


 まあ、アルトとエルーナも落ち着いたみたいだしそろそろ馬車に戻りましょうかね


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