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第23話 的当てをしてみよう

いつも読んでいただきありがとうございます

 やっぱりリバーリは国境の街だけあってでかいね


 いま宿を出発して大通りを馬車で通ってるんだけど窓から見える居並ぶ店の雰囲気が前世の商店街を感じさせて懐かしい感じがするわ


 呼び込む売り子さんに立ち止まっては商品を見る人々か

 人通りもあって活気にあふれてていいね


「あ」


「ん?アルトどうした?」


「いえ・・・なんでもありません」


 んー。なんか怪しいなって思ったらなるほど

 馬車の窓から見てみたら曲芸師の一団が芸を披露してるわ


 そういえばアルトってああいう見世物見るの初めてか

 まぁ、俺も見たことないけどね


 って、ユレアもですか

 ん?ユレアの見てるものはあれか


「ランバスさん」


「なんですかな?」


「少し馬車を止めてもらってもいいですか?」


「おや?何かありましたかな」


「ええ。ちょっと」


「ふむ。構いませんよ」


 ランバスさんはそういって快く御者に止めるように言ってくれる

 さすができる男は懐もでかいね!


「すぐ戻りますから」


「よし。アルト、ユレアいくよ」


「え?」


 驚いた顔をするアルトとユレアの手を引いて俺は馬車から降りて曲芸師たちが芸を披露している一角に向かう


 途中、アルトは見たがっていた曲芸をやってる集団のところに置いてきた


「よし。ここだ」


「的あてなんてやりたかったの?」


 エルーナいつの間についてきたのよ。ランバスさんから頼まれた?そうですか


「まあ、ユレアはあれがほしいみたいだからね」


 ユレアが巨大なよくわからん動物のぬいぐるみを見つめるのを親指で示すとエルーナが笑いながら俺の背中を叩いてくる


「エ、エルーナ痛い!」


「ごめんごめん。あんたにも優しさの心があるのに安心したわ」


 え?それってどういう意味?


 まあ、いいや

 とりあえず、ルールはと・・・ナイフを三本投げてあの的に当てればいいのね


「お?坊主やるのか?」


 ここの店の主かな?鉢巻にTシャツっていかにも的屋のおっちゃんって感じだな


「ああ。あの人形が欲しいんだけどどうすればもらえるの?」


「あれかぁ・・・あれは目玉商品でな。一番難しい30m先の的に投げナイフを3本当てないと駄目だぞ」


 え?あれって目玉商品なの?なんのぬいぐるみかわからないんだけど・・・

 まあ、ユレアの目が釘付けになってるし一丁やってやりますか


「うん。じゃあ、それでちなみに一回いくら?」


「一回銅貨5枚だな」


 ふむ。一回500円ってところか。まあ、それくらいならまだ持ってるしやってみるか


「じゃあ、やるよ」


 腰にしばった布袋から銅貨を5枚だしておっさんに渡してやる


「よし、ならこの投げナイフで的を狙うんだ。せいぜいがんばれよ」


「うん。まあ、やってみるよ」


 的の大きさは簡単なものでも難しいものでも同じか。距離が違うだけっぽいね

 ナイフも曲がってないしこれなら全然いけそうな気がするな


「まずは一投目と」


 軽い音と共にど真ん中に命中と


「な!?」


 おっちゃんが吃驚してるな。たぶんステータスのDEXが影響しるのかな

 まあ、スキルも大事だけどステータスも大事ってところだな


「ほいっ二投目と」


 バスっと的の真ん中にまたまた命中と

 お?おっさんが吃驚してるだけじゃなくて周りのギャラリーが勝手に湧いてるぞ


「ぼ、坊主、あと一本だな・・・外すなよ!あてろよ!きっと当たるさ!」


 てか、おっちゃん煽ってプレッシャー与えるのやめろよな!

 まあいきなり目玉商品とられたら商売あがったりだから気持ちはわかる


 だが俺は容赦せん!


「三投目っと」


 見事に3本目もど真ん中命中とっ!


「「「「おおっ!」」」」


 いつの間にこんなにギャラリーがっ!


「よし、おっちゃん人形頂戴!」


「・・・」


 おい?


「い、いまのは無効だ!」


 いきなり何言いだすんだ?このおっさん


「こら!子供に何言ってんのよ!」


 お?エルーナが吠えてるぞ


「うるさい!今のはきっとこいつがいかさまをしたからだ!」


 もう・・・なにこのおっさん・・・


「はぁ。わかったわかった。じゃあどうすればいいんだ?」


 俺がそう言ってやるとおっさんがニヤッと笑ったね


「10本全部あてろ」


「はぁ?」


「で、できないなら今のはなしだ!」


 このおっさん、エルーナの圧力にも屈せず言い返したぞ。ある意味すげーな

 それに免じて乗ってあげますかね


「いいよ。じゃあ、この10本全部あの的に当てればいいのね」


「いや。的もこの的だ」


「「「「ちっさ!」」」」


 ギャラリーの皆さんが一斉に声がかさなったね

 気持ちはわかる。だってさっきまでダーツの的くらいはあったのに今はその半分くらいの大きさの的に変えやがった


「これで10本全部当てれたらこのラブちゃんはお前のもんだ」


・・・その人形ってラブちゃんって言うのね


「まあ、いいよ。んじゃあめんどくさいからどんどん投げてくからね」


「へっ?」


 おっちゃんが呆けてる間にほいほいほいほいほいっと!


「「「「「おおっ!!!」」」」」


 バスバスいい音がして面白いほど的のど真ん中にあたっていくね

 残り5本っとまあ、ギャラリーもいるしちょっと茶目っ気を入れてっと

 ジャグリングをしてからーの・・・ほいほいほいほいほいっと!


バスバスバスバスバス


 はい!見事全投ど真ん中命中っと。


「「「「「すげーーー!!!」」」」」


 ふふん。どーよ!これで文句無いだろ?


「く、くそう!もってけこのやろー!!!」


 てなことでラブちゃんゲット!


「お、おれの愛しのラブちゃんが・・・」


 てかその最後の捨て台詞聞きたくなかったわ・・・


「はい。ユレア」


「・・・」


 うん。ユレアが嬉しそうに抱きしめてるね。それラブちゃんっていうんだって大切にしてあげてね。さて用はなくなったし馬車に戻りますかね


「そういえばアルトは?」


 あ、エルーナに言われて気づいたわ。アルトどこいったと思ったら板に手足縛られてナイフ投げの的にされてるぞ。あいつ何やってんだ・・・

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