第21話 お説教タイム
いつも読んでいただきありがとうございます
えー、私ただいま絶賛正座中です
「ねぇ。あんた聞いてる?」
「はい・・・聞いてます」
あの後、天幕から出てきた俺を待っていたのはエルーナ様のお説教でした
なんでかって?
腹が血まみれだったのが見つかって問い詰められてゲロったら即説教タイムです
ここでは言い訳は許されません
「聞けって!」
「いたい!」
あーもう!エルーナ何発目よ・・・。今も頭をはたかれたよ
「あんたはもう少し周りのことを考えた方がいいわよ」
「はい・・・」
もう無茶はやりませんから許してお願い
「あんたの痛みはあんたのものよ?でも私の心も傷ついたからこれは私の分」
「いたい!」
散々さっきから叩いといて今更、私の分ってひどくない?
「で、止めなかったアルトもアルトね。これからはきちんと止めるのよ?」
「はい・・・うぅ」
「もう、アルトも男の子なんだから泣かない。ねっ」
「ねって・・・俺ん時とだいぶ違くない?」
「うるさいわね!」
「いたい!」
また叩いた!
もうこの人なんでもかんでも口実つけて俺を叩きたいだけじゃないのか?
アルトもあの後ランバスさんが気を使ってくれたらしくて俺が出て行ってすぐに休みなさいって言われて天幕から出てきたところをエルーナに取っ捕まって俺と正座中ね
でもさ、俺にはバッチンバッチン叩くのにアルトにはすげー優しい怒り方なんだぜ?
まったくひどい話さ!このペッちゃんめ!
「いたい!」
今の拳固だったよ!ゴッ!って音したよ!
張り手だったのになんで?
「なんか無性にむかついたからよ」
「なんでよ!」
「はぁ。あんた分かってないわね」
「何がよ」
「顔に出るって散々言ってるわよ」
あ・・・。そうか。だからばれるのね。納得
試しに・・・エルーナさんの美人!かわいい!とっても素敵!
「うわ・・・気持ちわる・・・」
「なんでさ!」
「顔がすっごい気持ち悪かったわよ?」
「そんなに?」
「うん。そんなに」
駄目だ・・・ポーカーフェイスができるようにならなあかんわこれ
「で、あんたたちもう無茶はだめだからね」
「はーい」
「・・・ぐす」
アルト泣きながらこくりってお前可愛すぎるだろ
まあ、5歳児だし年相応の顔が見れてよかったと考えよう
まあ、最後に胸ぺったんこ!
「いたい!」
「最後のはいやらしい顔してたからすぐにわかったわよ?あんた反省足らないからもう少し説教ね。アルトはもう行っていいわよ」
「え!ずるい!」
「ずるくない!」
「いてぇ!」
なんだか俺だけひどい目に合ってる気がする
アルトは向こうでカリーナさんに抱きしめられて慰められてるよ。いいなぁ
「はぁ。あんた、また顔に出てるわよ」
やっぱり?俺もそんな気がしたよ。はあ、エルーナ様のお怒りが静まるまでおとなしく説教を受けるとしますかね
まあ、そんなんで1時間ほどでようやく解放。叩かれた回数が10を超えたあたりから数えてないわ
そのあと馬車に乗り込もうとしたんだけど服が血だらけだからだったのに気づいてユレアに心配かけないように着替えたんだけど無駄でした
どうも一足違いでユレアが他の護衛の人たちが喋ってるの耳にしたらしく俺を見たら目を潤ませてプルプルしだしたからご機嫌とるのがめっちゃ大変だった!
あの手この手でなんとか落ち着かせてようやく泣かせずに済んだってところかな。はぁ・・・
シカロ達はどうしたかって?
そういえば話してなかったね。やっぱりシカロが隊長らしくてさ
あのあと全員を集めて話をしてたよ
シカロが話をしてたらあいつら急に泣き崩れてさ
お互いが肩を組んで泣いたと思ったらシカロの号令で俺に向かってビシッと敬礼してくれたか
手を振ってやったら全員笑顔で手を振り返してくれたよ。正座中の俺に威厳のかけらもなかったけどね。まあ気のいい奴らだから無事家族を連れて再会できるといいな
なんかランバスさんがそれ見てうんうんと頷いてたけど何を腹で思ってるんだか
そのあとは天幕を撤収して出発した感じね
とりあえず色々あったけど気分を変えていざオルナマイトにレッツラゴー!
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