第19話 取り調べ開始!かつ丼はないよ
いつも読んでいただきありがとうございます
ちょっと長いので2話に分けます。連続投稿します
カリーナさんに連れられてこき使われてどれだけ治療したっけ?
ヒールがこんなにつらいとは思いもしなかったよ!
一人治すごとにごっそり魔力が奪い取られるのよ
そりゃカリーナさんが汗だくになるわけだわ
「ほら、あんた早く治療しなさいよ次がいるわよ!」
エルーナ暇だからって笑いながら煽るのやめなさいってば
「グレッド、早くしろよな!」
あーもう!うるさい!さっきから治療治療治療・・・もうずっと続けてるっての!
「しかたねーだろーよ。ヒールが使えるなんて思いもしなかったんだから!お前しかこいつらすぐに治療できねーよ」
ダンパのおっちゃんもそう言わないでよ。これ結構疲れるのよ?
なんで今、俺こんなに煽られてるかっていうとね。
カリーナさん結構限界だったらしくさっき、ぶっ倒れちゃって俺一人で治療してる状態ね
最初なんでごっそり魔力持ってかれるなと思ってたらイメージがあまかったみたい
途中からしっかり体の仕組みを考えてヒールを使ったらだいぶ消費魔力が減ったから効率はよくなったけどね
生前癌に侵されてから必死で体の構造とか調べまくったのがまさかこんなところで役に立つとは思わなかったよ
まあ、そんなこんなで全員治療終了っと
「ふー。やっと終わったー!」
「てかほんと、あんたって器用よね」
まあエルーナが器用って言ってくれるのはいつものことだね
「グレッド様」
いつの間にかアルトが側で立っていたわ
「どうした?」
「ランバスさんが来てほしいと」
ふーん・・・。ということはいよいよ尋問でも始まるかな?
「うん。わかった。早速行こうか」
はぁー。疲れてるけど仕方ないな。じゃあ行きますか
んで、少し離れたところに天幕が設営されていてそこの中でランバスさんが縛った敵さんの一人を前に立ってるか。敵の偉いさんかな?
「さてあなた方の目的を教えてもらいましょうか」
俺が入ってくるのを見てランバスさんが尋問を始めたか
てかこの敵さんって最初、俺が近づいた時に警告してた人じゃない?
向こうも俺の顔を見て一瞬吃驚した顔をしたけどすぐに無表情に戻したね
「・・・」
まあ、当然喋らんよね。さてどうするのかな?
「ふむ。おそらくラミー伯爵あたりの差し金ですかな?」
お?ピクリと眉が動いたね
「あそこの領の状況は把握しておりますからな。とりわけオルナマイトから産出する鉱山の利権でも狙っての犯行ですかな」
「・・・」
だんまりだけどこの人、腹芸が苦手だな
さっきから当たりのキーワドを口にすると眉がわずかに動く癖があるしもうランバスさんに見抜かれてるぞ
「さてさてどうしますかな・・・」
で、そこでなぜ俺をみるランバスさん
はぁ・・・まあいいや。思惑が何か知らないけど乗ってあげるよ
「まあ、開放でいいんじゃないですか?」
「なっ!」
「ほう・・・」
吃驚して声出したね。そりゃ侯爵家襲っといて開放するなんて普通しないしな
ランバスさんは興味を惹かれたか。アルトは・・・お任せしますだな
「一言でいいんだけど正直に答えて」
無表情を貫いてるけど多分この質問には答えてくれるはず
「お前らって全員家族を人質に取られてるか?」
肩が思いっきりビクッとなったね
「お前、何者だ?」
「うん。その前にお前が先に名乗れよ」
僅かの逡巡。うん。うまくいきそうだ
「俺の名前はシカロだ」
「なら約束通り、俺はグレッド。まあ、成り行きで侯爵令嬢と一緒に行動してるよ」
まあ、信頼って大事よ?
この場合、無意識に約束通りって会話に入れるのが肝ね
それと相手に先に名乗らせた事。これで完全に話の主導権は俺にきたね
無意識の刷り込みって以外に使えるんだ
この話をすると長くなるからまた今度ね。今度あるかな・・・ま、いっか
良かったらブックマークの登録、評価をよろしくお願いします
感想、レビューもお待ちしております




