第18話 ヒールを覚える
いつも読んでいただきありがとうございます
あの後、ランバスさん達と合流したけど現場を見たランバスさんに一言これはやりすぎですねって真顔で言われたちゃった。次は気を付けます!テヘペロ
今はランバスさんの指示で護衛の皆さんが敵さんを続々と一か所に運んできては治療してるところを後ろから見学してるところね。もちろん全員、動けないように縛られてるから近づいても大丈夫よ
ランバスさんからこいつらに捕まってた人達を見つけたから一緒に来てくれと言われたけど代わりにアルトを行かせたよ
なんでって?こっちの方が重要だから!
だって回復魔法使ってるところを見学できるんだよ
命に関わる魔法だから是非覚えたいね
「世界にあふれるその力を我の願いに答え光の力にかえその者の傷を癒したまえ!ヒール!」
おお!みるみる傷が塞がっていくわ。なんだか不思議だね
ふむふむ。よし詠唱は覚えたしとりあえず真似してみるか
「何をしてるんですか?」
「いや、せっかく回復魔法を使ってるから真似してみようと思って・・・」
「遊びでできる様なものじゃないですよ。邪魔になりますから遊ぶんならあっちで遊んでください!」
隣で真似しようとしたら怒られたちゃった
まあ、結構魔力使うみたいで一回使うごとに息を切らして汗だくになってるから怒るのも無理ないか
諦める?まさか。こっそり離れた場所でやりますよーだ
と思ったら、あの人、ずっとこっち睨んでるわ
あ、ちなみにあの回復の人、カリーナさんって言う冒険者の人でダンパのおっちゃんのパーティーメンバーなんだって。カリーナさんだけにカリカリしないでってか?
・・・うん。とりあえず一旦その場を離れてあそこに運ばれてくるけが人を狙うか
「何?あんた。まだ諦めないの?」
「うん。だってせっかくの回復魔法だし憶えておこうと思ってさ」
「あんたのそういうねちっこいところ尊敬するわ」
エルーナ言い方!ねちっこいは余分じゃない?
「というかエルーナ一部始終みてたの?」
「ええ。私は回復魔法使えないしやることないからね」
「けが人とか運べるじゃん」
「なんでよ。か弱いエルフにそんなことさせるの?」
「か弱い?」
「文句ある?」
「ありません・・・」
「ならよし」
てか、握りこぶし作っていかにも返答次第で殴るぞはやめてよ・・・
エルーナの拳骨ってほんと痛いからね
あ、そういえば三回転決めた敵さんどうなったんだろ
と思ったらばっちりいいタイミングで運ばれてくるじゃん
「ねえねえ」
「坊主、邪魔だからどいてろ」
「まあまあ。そっちの怪我人こっちに連れてきてよ」
「はあ?遊びじゃないからダメだ」
「なら言うこと聞いてくれたら後でランバスさんに一杯振舞ってもらうように言うからさ」
「ほんとか?」
「ほんともほんと」
「なら、少しだけだぞ」
話が分かる人って大好きよ。てか護衛の人たちとも仲良くなってるからこういう時融通が利くからいいよね
「あんた、またあくどい顔してるわよ」
まじ?うーん。ほんと顔に出るのなんとかしないとな
まあ、とりあえず、目の前の顔が陥没した男を回復してみるか
うん。思いっきりヒューヒューいってるし確かにやばいな
最初だし魔力は大目に込めるか。たしか詠唱は・・・
「世界にあふれるその力を我の願いに答え光の力にかえその者の傷を癒したまえ!ヒール!」
って、めっちゃ光るやん!なにこの輝き。あれ?カリーナさんの時こんなに光ってないぞ
うわ!男の顔がポコンって飛び出すように治った!気持ち悪!
「相変わらずあんたってめちゃくちゃね」
エルーナぼそりと言わないでよ。気にしてるんだから
「うそ・・・今のハイヒールじゃない?」
「あれ?いつのまにカリーナさん後ろに?」
「さっきあんたがこいつを治す瞬間に気づいて走って飛んできたわよ?」
「そうなの?まあ、もう一回出来たしもういいや。カリーナさんごめんね」
もう回復魔法も覚えたし用はないからあとはゆっくりしようかな
と思って立ち去ろうとしたら動けん・・・
「・・・カリーナさん、手どかしてよ」
カリーナさんすごい笑顔だね。でも、なんとなく嫌な予感がするからダメだよ
俺にはやることがあるんだから。何もないけど
「さあ行くわよ!怪我人が一杯いるからしっかり働いてよね!ハイヒールが使えるなら早く言ってよ。まったく」
って、ちょっ!カリーナさんひっぱらないで!
うそっ!この人、細い体してめっちゃ力強いやん
俺には休むという使命がっ!エルーナ助けて!
「まあ、がんばんなさい」
こら!にこやかにバイバイしないでよ!だれかたすけてー!
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