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ダンタリオン

今から40年前、三勢力共同で宇宙開発が行われた際、青月にて古代星間文明の遺跡を発見した。


遥か昔、宇宙服の延長として製造された人型作業機、その製造ユニットと資源採掘場、残されたデータをもとにアルマニカ合衆連邦、オオルド帝国、グフス共和国この三カ国は新技術を手に入れた。


では、その新技術は何をもたらしたのか?


彼らは戦車の延長として人型兵器、人型ロボット兵器とでも言うべき物を生み出した。


「では、この緊急時に対し、中小国に対し人型兵器のレンドリース及びライセンス生産を許可でよりしいですかな?」


「ガドラス王国のみだ、他の国にはあくまでレンドリースにしろ。」


「さよう、調子にのられ内戦をおこされても困る、それが妥当だろう。」


人型兵器の生産がガドラス王国に対し認められた。


『アガル大陸、オルブ大陸、ムガク小大陸、ニグル大陸に異次元の来訪者出現、緊急クエスト次元アンカー建設阻止。』


「王よ、議会としましては人型兵器の実践投入を行うべきだと判断しました。」


議会の議長は、議会の総意王にを伝える。


「うむ、そのように対応せよ、また新型空母打撃軍の投入。その敵とやらは飛行能力に優れていると聞く、レーザー兵器は役に立つだろう。」


「「!!」」


「レーザー兵器は、空母及び航空機の性能ではアルマニカ合衆連邦に劣り、ミサイルや潜水艦ではオオルド帝国に劣る我々の強みです。三大国で共同開発した人型兵器とは違い我が国独自の国家機密ですぞ。」


「コルタ小大陸に異次元の来訪者が現れたことで、こちらの勢力の力は低下している。多少は力を他国に示す必要がある。今回の件はちょうど良い。そうだな、周辺の原子力潜水艦に核攻撃の準備をせよ。」


「レーザー兵器のお披露目は分かりました、しかしこの大陸への核攻撃はいかがなものかと。」


「必要なことだ、国が亡ぶ可能性よりかは私が汚名を着る方がましだ。」


「準備だけはさせましょう。」


海上戦力と共に、海より迅速に展開された戦力は、空軍と交戦中の異次元の来訪者に対し、奇襲という形で戦闘に参加した。


「天皇陛下、ついに対異次元の来訪者戦に投入されました。」


「この星の技術力を考えると想像以上の性能だ、そうは思わないかね?」


「ですな、元となった古代星間文明というのも気になりますが、すでに滅んでいるでしょう。」


警報が鳴る。複数の反応が観測される。


「異次元の来訪者の反応と一致。」


「ハハハ、ついに本格的に動き出したか、6の出現反応どれだけ次元アンカーを破壊できるか賭けようじゃないか。」


隣にいる男が顔を真っ青にする。


「どうした?」


ん?この反応まさか日本に、この座標。


「フフフ、日本に来るとは運が悪いな異世界の来訪者、本島と四国の間、瀬戸内海に現れるか大規模工事の必要があるな。外部との情報を遮断、日本で行われる戦闘を隠せ。」


余がそう話しながら室内を歩く。同時に周囲の壁が動き出し無人兵器が余に付き従い、ビルその物の形状が変化し、宇宙船へと変わる。


「島内の宇宙戦艦を派遣、ただし手を出すな最悪に備えよ。」


同時に余の横には一つの人型兵器が現れる。


「ダンタリオン召喚に応じ参上した。」


複数のドローンを従えたダンタリオンは余を手の平に乗せる。複数の顔というのをドローンで表現したのだろう。


「次元アンカー生成を確認、異次元の来訪者来ます。」


報告を聞き、余は満足そうにうなずく。


「ダンタリオン、力を示せそうだな。そうだ、例のこの世界の人型兵器、その運用データをもとに作成した自立戦闘システムをダウンロードしよう。」


ドローンから映し出される無数のホログラム。プラネタリウムを思い出させる風景に、ダンタリオンと同じ姿のホログラムが現れる。


「異世界の来訪者、15~467反応せず他137パターンを除外、~985パターン反応なし、繰り返しパターンを計測する。以上の結果より絞り込みを開始、1~930パターン、異世界の来訪者の感覚器官を誤認させることに成功。」


異次元の来訪者はホログラムを相手に戦い、やがては同士討ちを始め、ダンタリオン本体を向くことすらなく戦闘は集結。


未知の削り取るような攻撃も、謎の浮遊能力による音速の飛行と起動も、攻撃目標を正しく認識できなければこの程度の物だ。


「ダンタリオンに異常発生、人工知能機能停止、同化現象ダンタリオンの表面装甲が未知の鉱石に変質しています。」


ダンタリオンは実験機であり、すべての悪魔シリーズへと繫げれるように様々な機能を搭載している。


「外部から強制的に起動させろ。博士、捜査権限は製作者の君が持っているだろう、無理にでも動かし現状を打破しろ。何故攻撃しない?」


「今動けば私の作品に傷がつく、無人戦闘機を飛ばせ。」


「間に合わない事は無いだろうが、その前に奪われる可能性がある。それなら多少ダメージを受けても対応するべきだ違うかね?」


「それを決めるのは貴様ではない、私こそがあの機体を愛している。これは感情の話だ。」


ああ、貴様の気持ちも理解できるが、


「そうか貴様の操縦権を剥奪、システムを使え。」


「外部管理システム、周囲の電子機器の演算能力を強制的に借りる事でより高度な判断を素早くこな「違う。」」


「心理共鳴システム、その領域内において他者の意識を観測する事でより高度な情ほ「違う。」」


「ジークフリードシステム、皮膜神経細胞を通して遠隔操「違う。」」


「トライアルシステム、「違う。」」


「ラスダムシステ「違う。」」


なんだそのがっかりしたような視線は。


「自立戦闘システムだ。」



次元アンカーは凍結処理された。


「おや結局この星の次元アンカーは二つ、小大陸に二ヶ所の次元アンカー、存外頑張ったな現状から被害状況の予想を開始せよ。状況に応じ段階的な技術流出を許可する。」


「了解しました。新技術の発見、特許の獲得という形で技術流出を行います。」


「次に次元アンカー及び異次元の来訪者の解析を呼び、新技術の獲得を急げ。またダルタリオンの戦闘情報を元に異次元の来訪者側への情報流出を阻止せよ。」


「了解しました。」

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